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前場に注目すべき3つのポイント~良好な決算を発表した企業へは、個人主体の資金流入は活発~

2022/11/1 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~良好な決算を発表した企業へは、個人主体の資金流入は活発~ 11月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:良好な決算を発表した企業へは、個人主体の資金流入は活発 ■JT、3Q営業利益 20.5%増 5793億円、通期上方修正 ■前場の注目材料:カネカ、バイオ医薬品を増強、ベルギーでmRNA生産2倍に ■良好な決算を発表した企業へは、個人主体の資金流入は活発 1日の日本株市場は、利食い売り優勢ながらも下値の堅さは意識されやすい相場展開が見込まれよう。10月31日の米国市場ではNYダウが128ドル安だった。月末の調整や利上げ減速期待を受けた買いにダウは一時プラス圏を回復する場面もみられたが、翌日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を警戒した売りが優勢となった。また、オン・セミコンダクターが先行きに慎重な見通しを示したことが嫌気され大きく売られるなど、半導体株の弱い値動きが重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの27550円。円相場は1ドル148円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い優勢の展開となりそうだ。米国同様にFOMCを前に積極的な売買は手控えられやすいほか、日経225先物はナイトセッションで終値を挟んでの狭いレンジ推移が継続していたこともあり、積極的に仕掛けてくる動きも考えづらいところだろう。米半導体株の弱い値動きから指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへは短期的なショートも意識されるものの、足元でリバランスに伴う商いが中心のなかでは、押し目では買い戻しの動きになりそうだ。 また、米国市場は下落したとはいえ、NYダウは直近6営業日で2500ドルほど上昇したこともあり、FOMCを前に当然の一服といったところであろう。VIX指数は小幅な反発にとどまっており、リスク回避姿勢が強まることはなさそうだ。そのため、積極的なリバウンド狙いの動きは考えづらいものの、リバランスに伴うショートカバーによって、下値の堅さが意識されやすく、短期的に下を仕掛けてくる局面においては、その後のカバーの動きを想定した押し目狙いになろう。 物色としては絞られてくると見られるが、決算発表が本格化するなか、良好な決算を発表した企業へは、個人主体の資金流入は活発となろう。昨日の取引終了後に決算を発表したところでは、WSCOPE<6619>、メルカリ<4385>、JT<2914>、ウェルネット<2428>、コマツ<6301>、ANA<9202>、Jパワー<9513>、宮地エンジ<3431>、NTN<6472>、オークマ<6103>、虹技<5603>、NSD<9759>、フクダ電子<6960>、中国塗料<4617>、JVCKW<6632>、テクノクオーツ<5217>、クイック<4318>辺りが注目される。 ■JT、3Q営業利益 20.5%増 5793億円、通期上方修正 JT<2914>が発表した第3四半期業績は、売上収益が前年同期比13.7%増の2兆85.48億円、営業利益は同20.5%増の5793.41億円だった。あわせて2022年12月期業績予想の修正を発表。売上収益は2兆4860億円から2兆6680億円、営業利益を5490億円から6490億円に上方修正をした。たばこの世界販売数量は前期から2%程度の減少と、従来想定(3%程度の減少)から小幅にとどまる。為替の円安進行も利益の伸びに寄与する。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27587.46、+482.26) ・シカゴ日経先物は変わらず(27550、大阪比+0) ・1ドル=148.60-70円 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・カネカ<4118>バイオ医薬品を増強、ベルギーでmRNA生産2倍に ・ソフトバンク<9434>アスクルと中小の「DX悩み解決」で協業 ・ブリヂストン<5108>ロシア撤退へ、事業譲渡目指す ・三菱UFJ<8306>DMPと三菱UFJ銀、合弁設立、3次元地図で除雪効率化 ・JR東海<9022>35年めど800億円のコスト削減、新幹線半自動運転など400施策 ・NTN<6472>静岡で新型等速ジョイント量産、25年度、売上高80億円に ・JDI<6740>新配光制御液晶パネルを来春量産、縦長・横長・楕円で自由自在 ・ソフトバンク<9434>テラヘルツ波で屋外通信、エリア構築検証に成功 ・王子HD<3861>新事業本部立ち上げ、環境対応・紙容器拡大探る ・デンカ<4061>タイ社と合弁設立、アセチレンブラック生産 ・日本ゼオン<4205>高岡工場に化学プラント遠隔制御拠点、生産情報一元化 ・花王<4452>武田とデング熱対策で覚書、タイ機関と現地子会社が連携 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:45 中・10月財新製造業PMI(予想:48.5、9月:48.1) 《ST》
関連銘柄 27件
2428 東証スタンダード
874
11/22 15:30
+24(%)
時価総額 16,956百万円
マルチ機能集金サービス「ekaiin.com」、マルチペイメントサービス、送金サービス、スマホ電子チケットアプリ「バスもり!」等を手掛ける。配当性向は50%以上目安。付加価値商材の売上シェアは上昇。 記:2024/08/27
2914 東証プライム
4,236
11/22 15:30
+32(%)
時価総額 8,472,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
1,897
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 52,505百万円
橋梁事業や超高鉄塔・特殊構造物の建設、保全事業等を手掛ける宮地エンジニアリングを中核とする持株会社。明石海峡大橋で実績。新設関連、鉄道関連は受注好調。総還元性向60%目安。27.3期売上高750億円目標。 記:2024/06/15
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
4061 東証プライム
2,131
11/22 15:30
+13.5(%)
時価総額 188,713百万円
1915年設立の総合化学メーカー。クロロプレンゴム、球状シリカと世界トップシェア。電子回路基板や半導体工程用材料、ワクチン、肥料、ABS樹脂等も手掛ける。アセチレンブラックの生産・販売体制の強化に注力。 記:2024/10/08
4118 東証プライム
3,486
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4205 東証プライム
1,457.5
11/22 15:30
+24(%)
時価総額 334,517百万円
合成ゴム、高機能樹脂の製造・開発等を行う化学メーカー。レーザービームプリンター用レンズ材料、グリーン系香料等で世界トップクラスのシェア。27.3期売上高5100億円目標。電池材料などに新規投資を集中へ。 記:2024/06/07
4318 東証プライム
2,038
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 38,924百万円
人材紹介、人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等の人材サービス事業が主力。建設、医療・福祉分野向けに強み。リクルーティング事業、情報出版事業等も。特定領域の人材紹介は順調。26.3期売上高398億円目標。 記:2024/06/09
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4617 東証プライム
2,473
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 136,015百万円
1917年創業の総合塗料メーカー。広島県大竹市に本社。船舶用塗料、建材用塗料、コンテナ用塗料等で国内トップシェア。海外売上比率は6割超。配当性向40%以上目安。販売価格の適正化、高付加価値製品の拡販図る。 記:2024/08/01
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5217 東証スタンダード
5,600
9/26 15:00
+250(%)
時価総額 21,840百万円
ジーエルサイエンス傘下の半導体用石英製品メーカー。米アプライドマテリアルズ、東京エレクトロンが主顧客。足元の受注残高は高水準維持。ジーエルサイエンスと共同持株会社を設立し、経営統合を行うことで基本合意。 記:2024/04/29
5603 東証スタンダード
1,188
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 3,994百万円
1916年創業の鋳物メーカー。兵庫県姫路市に本社。鋳物やロール、環境装置、機能材料等を手掛ける。鋼塊用鋳型、連続鋳造鋳鉄棒で国内トップシェア。配当性向30%目標。DX推進等で強固な経営基盤の構築図る。 記:2024/08/05
6103 東証プライム
3,110
11/22 15:30
+50(%)
時価総額 209,956百万円
1898年創業の大手工作機械メーカー。愛知県丹羽郡に本社。マシニングセンタが主力。NC旋盤、複合加工機、NC研削盤等も。海外売上比率は6割超。スマートマシン、スマートファクトリーソリューションを強化。 記:2024/08/06
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6472 東証プライム
246.8
11/22 15:30
+2.3(%)
時価総額 131,412百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期売上高8300億円目標。アフターマーケットビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
6619 東証プライム
327
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 18,031百万円
リチウムイオン二次電池用セパレータの製造、販売を行う。イオン交換膜事業等も手掛ける。売上構成比は車載向けが6割超。欧米、アジア地域のEV用電池メーカーなど新規顧客開拓図る。製品競争力の強化等にも注力。 記:2024/07/28
6632 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 242,392百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
6740 東証プライム
20
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
6960 東証スタンダード
7,230
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 272,911百万円
1939年創業の医療機器メーカー。ペースメーカ、人工呼吸器などの製造・販売・レンタルを行う治療装置部門が柱。消耗品、生体検査装置等も。心電計で国内シェアトップクラス。27.3期売上高1420億円目標。 記:2024/10/12
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9022 東証プライム
3,104
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 3,197,120百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線は個室を導入予定。台湾高鐵から技術コンサルティングを受託。 記:2024/06/04
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9513 東証プライム
2,564.5
11/22 15:30
+19.5(%)
時価総額 469,434百万円
電力会社への電力供給等を行う電力会社。大規模石炭火力発電所や大規模水力発電所等を手掛ける。風力発電所の建設で国内トップレベルの実績。中期経営計画では27.3期経常利益900億円程度、ROE5%程度目標。 記:2024/06/04
9759 東証プライム
3,371
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 289,906百万円
独立系システムインテグレーター。金融向けソフトウエア開発、産業・社会基盤向けソフトウエア開発が柱。ソフトウェア・プロダクト販売等も行う。DX、AI分野に注力。中計では26.3期売上高1100億円目標。 記:2024/10/22