マーケット
4/19 15:15
37,068.35
-1,011.35
37,775.38
+22.07
暗号資産
FISCO BTC Index
4/19 22:58:03
10,055,291
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

世界的な景気減速への懸念からリスクオフの動き【クロージング】

2022/9/26 16:13 FISCO
*16:13JST 世界的な景気減速への懸念からリスクオフの動き【クロージング】 26日の日経平均は大幅に3営業日続落。722.28円安の26431.55円(出来高概算15億2000万株)と終値ベースで7月13日以来約2カ月半ぶりに26500円割れで取引を終えた。欧米各国の中央銀行による大幅な金融引き締めを背景に世界景気の減速懸念からリスクオフの展開となった。また、時間外取引での米国株価指数先物も軟調に推移しているため、日経平均は後場中盤にかけて26424.60円まで下げ幅を広げた。目先的に押し目を拾う場面があったものの手掛かり材料に乏しく、先行き不透明感も拭えないだけに、その後は26500円近辺でのこう着が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割超を占めた。セクター別では、33業種すべてが下落し、鉱業、石油石炭、非鉄金属、卸売、繊維製品、保険、ゴム製品などの下げが際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、中外薬<4519>、コナミG<9766>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>が軟調で、この5銘柄で日経平均を約194円押し下げた。 英国のトラス新政権が打ち出した大規模な経済対策を受けて、インフレ加速や財政悪化への警戒から前週末の英金利が急騰。これを受けて米国金利も上昇したため、欧米各国の大幅利上げに対する世界的な景気悪化懸念が台頭。本日の東京市場は、幅広い銘柄に売りが優勢となった。個別では、原油安を背景に石油資源関連株が値を消したほか、金利上昇を嫌うとされるグロース株などの値がさハイテク株にも値を消す銘柄が目立っていた。一方、岸田首相が水際対策の緩和を表明したことから、小売などインバウンド関連の一角がしっかりだった。 米国の金融引き締めによる景気減速リスクが警戒されるほか、関係者からは「米国株の調整はまだ始まったばかりで、下落基調が鮮明になれば、日経平均も連動して下げるリスクが高いと警戒されている。また、インフレ懸念が拭えない欧州経済の動向も気掛かりで先行き不安心理は拭えていない。国内でも日経平均採用銘柄の定期入れ替えに伴うインデックス売りが28日と30日に予定されるだけに需給不安も残る。このため、目先は調整モードが続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 8件
4063 東証プライム
6,129
4/19 15:00
-270(%)
時価総額 12,405,850百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4519 東証プライム
4,921
4/19 15:00
-169(%)
時価総額 8,262,644百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
6762 東証プライム
7,078
4/19 15:00
-247(%)
時価総額 2,751,728百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
33,530
4/19 15:00
-3,210(%)
時価総額 15,813,854百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,252
4/19 15:00
+18(%)
時価総額 9,797,373百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9766 東証プライム
9,078
4/19 15:00
-341(%)
時価総額 1,302,693百万円
ゲームソフトが柱。スポーツクラブ兼営。遊技機やカジノ機の製造・販売も。24.3期3Q累計は主力ゲーム作品が想定以上に好調。遊技機、カジノ機、スポーツクラブも伸びて二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/03/10
9983 東証プライム
40,520
4/19 15:00
-430(%)
時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,648
4/19 15:00
-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10