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買い一巡後は米CPI待ちでこう着も底堅い値動き【クロージング】

2022/9/13 15:50 FISCO
*15:50JST 買い一巡後は米CPI待ちでこう着も底堅い値動き【クロージング】 13日の日経平均は小幅ながら4営業日続伸。72.52円高の28614.63円(出来高概算9億3000万株)で取引を終えた。週明けの米国株高を映して買いが先行して始まり、日経平均は前場中盤には一時28659.76円まで上げ幅を広げる場面もあった。ただし、前日まで3営業日で1100円を超える上昇で節目の28500円を回復しているなか、今夜に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)の結果とそれを受けた米国市場の動きを見極めたいとの思惑から次第に利益確定の動きが優勢となった。とはいえ、押し目買い意欲は強く、日経平均は伸び悩んだものの、底堅い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の約過半数を占めた。セクター別では、その他製品、陸運、空運、非鉄金属、海運など24業種が上昇。一方、輸送用機器、精密機器、保険など9業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、TDK<6762>、東エレク<8035>、任天堂<7974>、アドバンテス<6857>、京セラ<6971>が堅調だった半面、KDDI<9433>、オリンパス<7733>、ファナック<6954>、テルモ<4543>、ホンダ<7267>が軟化した。 12日の米国市場では、今夜発表されるCPIで総合インフレが減速するとの見方から主要3株価指数は4営業日続伸。これを受けて、東京市場もリスク先行ムードとなり、日経平均の上げ幅は一時110円を超えた。また、「米アップルが7日発表した新型「iPhone 14」の最上位機種「14Pro」の予約状況が好調」などと伝わったことで、アップルのサプライヤーである電子部品関連株にも値を上げる銘柄が目立っていた。加えて、国内では「政府は12日、『GO TOトラベル』に代わる全国旅行支援を早ければ月内に開始する方向で調整に入った」と報じられたこともあり、旅行・レジャー関連株にも物色が向かっていた。 注目を集める8月の米CPIについては、市場予想平均で前年同月比8.0%上昇と、7月の8.5%上昇から伸びが鈍る見込みで、インフレはピークアウトを示すと見られている。ただし、エネルギーと食品を除くコア指数は高止まりを示す可能性も残っていた。CPIを受けて米国株市場が騰勢を強めてくれば、それに呼応する形で、東京市場も中期的に上値を目指す動きに移行していく可能性が強まってくるだろう。 《FA》
関連銘柄 10件
4543 東証プライム
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時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
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時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7733 東証プライム
2,458.5
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時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7974 東証プライム
8,166
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-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04