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前場に注目すべき3つのポイント~祝日明けの米国市場の反発を睨んだ動きも、積極的な売買は手控えられる~

2022/9/6 8:31 FISCO
*08:31JST 前場に注目すべき3つのポイント~祝日明けの米国市場の反発を睨んだ動きも、積極的な売買は手控えられる~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:祝日明けの米国市場の反発を睨んだ動きも、積極的な売買は手控えられる ■トーホー、23/1上方修正 営業利益 21億円←12億円 ■前場の注目材料:東製鉄、「資源循環取引」拡大、25年度めど“電炉鋼” 新規10社 ■祝日明けの米国市場の反発を睨んだ動きも、積極的な売買は手控えられる 6日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。5日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場だった。シカゴ先物は時間外で小幅な上昇だったこともあり、若干ながら買いが先行する形になりそうだ。また、グローベックスの米株先物はNYダウが140ドル高程度で推移していることもあり、祝日明け後の反発を睨んだ買い戻しの動きなども意識されやすいだろう。 ただし、欧州ではロシアのガスプロムが「ノルドストリーム1」稼働停止を継続すると発表したことを受けてエネルギー価格が急伸しており、これを嫌気した流れからドイツDAXは2%を超える下落となった。エネルギー株の指数インパクトが大きい英FTSE100は上昇したものの、欧州の景気悪化に対する警戒感が重荷となる可能性がある。祝日明けの米国市場も欧州の景気悪化を懸念した動きとなる可能性もあることから、積極的な売買は手控えられそうである。 そのため、日経平均は27500円水準での底堅さは意識されるものの、上値抵抗線として機能している5日線を超えてくる動きは考えづらく、指数連動の銘柄は避け、値動きの軽い中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きに向わせそうだ。また、日経平均は75日線が支持線となろうが、いったん同水準までの調整を見せてくる動きとならないと、押し目待ちの買いも入りづらいところだろう。また、先物市場では週末の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に伴う期先への限月交代によるロールオーバーが中心となっていることから、仕掛け的な動きも限られそうだ。 なお、日経平均株価の構成銘柄の定期見直しで3銘柄を入れ替えると発表された。新規に採用されたのはSMC<6273>、日本電産<6594>、HOYA<7741>。一方で、マルハニチロ<1333>、ユニチカ<3103>、OKI<6703>が除外となった。新規採用となった銘柄に対してはパッシブファンド経由の資金流入が見込まれるものの、除外銘柄と新規採用の調整株価の差が大きいため、リバランスに伴う動きから、他の日経平均採用銘柄へは換金売りが意識されやすいだろう。商いが膨らむメジャーSQで調整してくると見られ、月末のインパクトは限定的と見られる。 ■トーホー、23/1上方修正 営業利益 21億円←12億円 トーホー<8142>は2023年1月期業績予想の修正を発表。売上高は2010億円から2070億円、営業利益は12億円から21億円に上方修正した。業務用食品卸売事業を中心に想定を上回る業況の改善が進み、前回予想に比べ増収、増益となる見通しとなった。 ■前場の注目材料 ・大阪夜間取引の日経先物は上昇(27660、大阪日中比+20) ・1ドル=140.40-50円 ・北海ブレント原油は上昇(95.74、+2.72) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・東製鉄<5423>「資源循環取引」拡大、25年度めど“電炉鋼” 新規10社 ・NOK<7240>EV用防振・防音製品増産、鳥取事業所の設備増強 ・トヨタ<7203>モータースポーツ事業、アフター部品業界と連携 ・栗本鐵工所<5602>水道管工事一括請け負い、行政負担減らし実績積む ・THK<6481>ロボで工場自動化、山口で生産改善推進 ・日本精工<6471>軸受用鍛造部品を増産、富山・高岡に新工場棟 ・村田製作所<6981>新興企業・大学との共創プロ開始、事業化・協業狙う ・富士フイルム<4901>バイオ医薬品大型増強、原薬製造で攻勢 ・クラレ<3405>タイで耐熱性ポリアミド樹脂の増強検討、EV車載部品向け拡大 ・昭和電工<4004>韓国で高純度ガスの貯蔵能力倍増、半導体製造向け供給体制強化 ・カネカ<4118>液晶TV向けアクリルフィルム用樹脂増産、大阪の能力40%増強 ・三洋化成<4471>エネゴと資本業務提携、液体肥料など開発 ・東洋紡<3101>三菱商事との新会社、来年4月に事業開始を延期 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 7月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.9%、6月:+2.0%) ・08:30 7月家計支出(前年比予想:+4.6%、6月:+3.5%) <海外> ・10:30 豪・4-6月期経常収支(予想:+220億豪ドル、1-3月期:+75億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 20件
1333 東証プライム
3,065
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+10(%)
時価総額 155,025百万円
水産国内最大手。2007年にマルハ、ニチロが経営統合。水産物の輸出入・販売・養殖のほか、冷凍食品等の加工食品事業、食材流通事業等も。紀文食品と資本業務提携。中計では28.3期営業利益310億円以上目標。 記:2024/06/13
3101 東証プライム
950
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 84,597百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3103 東証プライム
240
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 13,860百万円
ナイロンフィルム等の高分子事業、ガラス繊維等の機能資材事業、繊維事業等を展開。紡績会社として1889年に創業。中期経営計画では26.3期売上高1500億円目標。高機能製品、環境配慮型製品の拡販を図る。 記:2024/06/09
3405 東証プライム
2,023
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 717,890百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。米国における活性炭製造設備等の早期安定稼働を図る。 記:2024/07/29
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4118 東証プライム
3,486
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4471 東証プライム
4,010
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-5(%)
時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5423 東証プライム
1,470
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+11(%)
時価総額 161,794百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
5602 東証プライム
4,105
11/22 15:30
+90(%)
時価総額 52,536百万円
上水道用ダクタイル鉄管の提供等を行うライフライン事業が主力。自動車部品製造の鍛造プレス機等の機械システム事業、産業建設資材事業も。連続式二軸混練機で国内トップシェア。27.3期営業利益80億円目標。 記:2024/06/13
6273 東証プライム
66,580
11/22 15:30
-230(%)
時価総額 4,485,428百万円
空気圧制御機器メーカー。方向制御機器や駆動機器、空気圧補助機器、温調機器等の製造・販売を行う。空気圧機器で世界トップシェア。豊富な品揃えなどが強み。千葉県柏市の新技術センターは25年9月に完成予定。 記:2024/10/04
6471 東証プライム
672.3
11/22 15:30
+5.7(%)
時価総額 336,150百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6481 東証プライム
3,590
11/22 15:30
+115(%)
時価総額 466,187百万円
機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6703 東証プライム
950
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 82,857百万円
ATM、現金処理機等のエンタープライズソリューション事業が主力。1881年創業。道路関連システムや航空関連システム、AIエッジコンピューター等も。パブリックソリューションは消防、防災等で順調に案件を確保。 記:2024/10/08
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7240 東証プライム
2,242
11/22 15:30
-16.5(%)
時価総額 388,178百万円
国内初のオイルシールメーカー。1941年創業。国内全自動車メーカーが同社製品を採用。オイルシールは国内トップシェア。シール製品「Oリング」などが主要製品。シール事業では中国系自動車メーカーへの拡販図る。 記:2024/08/20
7741 東証プライム
19,375
11/22 15:30
-95(%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
8142 東証プライム
2,798
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 30,812百万円
業務用食品専業卸で国内売上トップ。外食企業向け業務支援システム、業務用調理機器の販売等も手掛ける。食品スーパー事業部門は事業撤退決定。新規得意先開拓を積極化。中計では27.1期当期純利益45億円目標。 記:2024/10/26