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米国株見通し:弱含みか、雇用情勢悪化を先取りした売りも

2022/9/1 14:03 FISCO
*14:03JST 米国株見通し:弱含みか、雇用情勢悪化を先取りした売りも (13時50分現在) S&P500先物      3,933.20(-21.8) ナスダック100先物  12,150.20(-121.8) 米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は80ドル安。長期金利は高止まりし、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。 8月31日の主要3指数は続落。序盤のプラスを維持できずマイナスに沈み、ダウは280ドル安の31510ドルと4日連続で値を下げた。この日発表されたADP雇用統計は民間部門雇用者数が予想を下回り、週末の雇用統計に向け減速を警戒した売りが優勢に。また、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の引き締め長期化を強調した26日の講演に続き、メスター・クリーブランド連銀総裁がタカ派的な姿勢を示し、売りが加速した。 本日は弱含みか。記録的なインフレを抑止しようと一段の金融引き締めに前向きなFRB当局者の発言で、金利高を手がかりとした株売りは継続しそうだ。一方、今晩発表のISM製造業景況指数は前回から低下が予想され、減速懸念の売りが出やすい。明日の雇用統計を見極める展開が見込まれるが、ADP統計が悪化しており、ISM雇用指数や新規失業保険申請件数が弱い内容となれば雇用情勢の悪化を先取りした売りに警戒したい。 《TY》