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米金利低下を背景にしたグロース株買いの流れが継続【クロージング】

2022/8/15 15:59 FISCO
*15:59JST 米金利低下を背景にしたグロース株買いの流れが継続【クロージング】 15日の日経平均は続伸。324.80円高の28871.78円(出来高概算9億9000万株)で取引を終えた。前週末の米国市場で、長期金利低下を受けてグロース株中心に買われた流れを引き継いで、半導体関連や電子部品関連株など値がさ株が買われた。日経平均は前場半ばに28800円台を回復すると、後場中盤にかけて28897.07円まで上げ幅を広げた。中国の中央銀行にあたる人民銀行が15日、主要政策金利の引き下げを発表。中国の金融緩和政策を映して、中国経済が下支えされるとの思惑も日本株にプラスに働いた側面もあるようだ。ただ、連日の急騰による高値警戒感などから、利益確定売りも出やすく、日中高値圏でのもみ合いが続いていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が900を超えており、若干ながら値下がり数が上回った。セクターでは、医薬品、ゴム製品、精密機器、空運、化学など20業種が上昇。一方、海運、鉱業、陸運、サービスなど13業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、第一三共<4568>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>が堅調だった半面、リクルートHD<6098>、NTTデータ<9613>、アサヒ<2502>、電通グループ<4324>、丸井G<8252>が軟化した。 前週末の米国市場は、米長期金利は低下し金利動向に敏感なハイテク株が買われ、SOX指数、ナスダック指数が上伸した。この流れを受け、東京市場もテック銘柄中心に買われたほか、指数寄与度の高いソフトバンクGやファーストリテが値を上げたことも投資家心理の好転に寄与した。個別では米国仲裁協会から抗体薬物複合体(ADC)技術で知的財産権があることが認められたことを材料に第一三共が急騰した。 8月の米ミシガン大学消費者マインド指数は55.1と市場予想(52.5)を上回るなど景況感の改善が示され、投資マインドは好転しており、米景気の後退懸念が幾分和らいでいる。このため、米国株高に連動する形で日本株も目先買い戻しの動きが強まる可能性があると考えている投資家が多く、1月5日の年初来高値(29388.16円)が次のターゲットになるとの声が聞かれ始めている。また、海外ファンドによる株価指数先物買いのポジションを構築する動きも散見されていると指摘する向きもあり、目先は堅調展開が続くことが想定される。 《FA》
関連銘柄 10件
1,605
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 2,441,221百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4324 東証プライム
3,744
11/22 15:30
-17(%)
時価総額 1,011,498百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
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時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
8252 東証プライム
2,418
11/22 15:30
+22.5(%)
時価総額 504,540百万円
商業施設の賃貸・運営管理等を行う小売事業、エポスカードのクレジットカード業務等を行うフィンテック事業が柱。1931年創業。DOE8%程度目安。エポスカードの会員数は750万人超。分割・リボ取扱高は拡大。 記:2024/07/29
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
49,020
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17