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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株が重荷となるなか、売り一巡後の底堅さを見極め~

2022/8/9 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株が重荷となるなか、売り一巡後の底堅さを見極め~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ハイテク株が重荷となるなか、売り一巡後の底堅さを見極め ■東エレク、1Q営業利益 17.1%減 1175億円、コンセンサス下回る ■前場の注目材料:関西電力、ベンチャー投資枠20億円増額、革新的事業創出へ ■ハイテク株が重荷となるなか、売り一巡後の底堅さを見極め 9日の日本株市場は、やや売り先行で始まった後は、底堅さを見極めることになりそうだ。8日の米国市場ではNYダウが29ドル高だった一方で、ナスダックは下落。前週発表した7月の雇用統計を受けた景気後退懸念の緩和に伴う買い戻しの動きが先行した。ただし、10日に7月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることのあり、模様眺めムードから上値は抑えられた。また、エヌビディアが下方修正を発表したことから大幅に下落しており、他の半導体株に売りが波及するなか、ナスダックは弱い動きだった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の28125円。円相場は1ドル135円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになろう。エヌビディアは6%を超える下落となったほか、他の半導体株や大型テック株にも売りが波及していることから、ソニーG<6758>などへ売りが波及する可能性がありそうだ。また、昨日の取引終了後に決算を発表した東エレク<8035>は、1Q営業利益が前年同期比17.1%減の1175.19億円だった。コンセンサス(1645億円程度)を下回る進捗だったことから、売りを誘う可能性が高く、日経平均の重荷になりそうである。 ただし、CPI発表を控えて利食いは出やすいところであろうが、直近の上昇については6月の急落局面でポジションを解消していたファンドによる買い戻しの動きが中心と見られ、積極的買いに傾けていた動きは限られよう。そのため、売りが先行するものの、改めてショートを仕掛けてくる動きにはならないと考えられ、売り一巡後の底堅さを見極めたいところである。日経225先物はナイトセッションで一時28310円まで買われており、6月高値にあと40円に迫っていた。上値追いは慎重ながらも28000円に接近する局面においては、押し目狙いの買い意欲は引き続き強そうだ。 また、ハイテク株の弱い値動きが見込まれるなか、リバランスの動きからTOPIX型が優勢となりやすいため、自動車株辺りには見直し買いが向かう可能性がありそうだ。その他は、決算を手掛かりとした個別対応に向かいやすく、昨日の取引終了後に決算を発表したところでは、日産化<4021>、住友鉱<5713>、フルヤ金属<7826>、NISSHA<7915>、デサント<8114>、チャームケア<6062>、エスケーエレク<6677>、戸田工<4100>などが注目されよう。 ■東エレク、1Q営業利益 17.1%減 1175億円、コンセンサス下回る 東エレク<8035>が発表した第1四半期業績は、売上高が前年同期比4.8%増の4736.54億円、営業利益は同17.1%減の1175.19億円だった。コンセンサス(1645億円程度)を下回る。半導体製造装置のセグメント利益率は4-6月期は28.8%で21年4-6月期の34.9%から低下。固定費が膨らんだほか、中国でのロックダウンを背景にした物流の混乱などにより売上計上が後ずれしたケースも多いようだ。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28249.24、+73.37) ・NYダウは上昇(32832.54、+29.07) ・米原油先物は上昇(90.76、+1.75) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・関西電力<9503>ベンチャー投資枠20億円増額、革新的事業創出へ ・三井物<8031>三井物・三菱商の参画、経産相「条件整えば手続き」サハリン2新会社 ・日立<6501>24年度めどジョブ型に転換、世界基準で人材管理 ・三菱重<7011>ゴミ焼却発電のシンガポール社買収、ノウハウ蓄積 ・ブリヂストン<5108>タイで油圧ホース増産、設備投資49億円 ・日本紙パルプ商事<8032>英で包装フィルム強化、現地企業買収 ・住友ファーマ<4506>フロンティア事業本格化、リハビリシステム今月投入 ・カネカ<4118>変成シリコーンポリマー増産、ベルギーで3割拡大 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7月マネーストックM3(前年比予想:+3.0%、6月:+0.3%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 18件
4021 東証プライム
5,725
3/29 15:00
+10(%)
時価総額 808,943百万円
液晶・半導体材料などの機能性材料が柱。農薬や医薬品も。メラミンからは撤退。24.3期上期はディスプレイ材料が堅調。だが化学品低迷。農薬や半導体材料も冴えず。通期でも利益反落の見通し。総還元性向75%目標。 記:2024/01/14
4100 東証スタンダード
2,119
3/29 15:00
+318(%)
時価総額 12,924百万円
機能性顔料や磁石材料、電池材料などを製造・販売。酸化鉄合成技術に強み。TDK系列。24.3期上期は中国子会社の連結除外影響が通期化。主要製品の需要回復も鈍い。ただ営業外の為替差益増。持分法利益も想定以上。 記:2024/01/15
4118 東証プライム
3,814
3/29 15:00
+59(%)
時価総額 259,352百万円
化学材料メーカー。化成品や塩化ビニル樹脂、機能性樹脂、エレクトロニクス製品、食品、ヘルスケア製品など、幅広い製品を提供する。今期3Q累計はメディカル関連や食品が堅調も、塩ビや苛性ソーダが足踏みとなった。 記:2024/02/08
4506 東証プライム
398
3/29 15:00
+2(%)
時価総額 158,364百万円
住友化学傘下の製薬会社。精神・神経領域に強み。24.3期3Q累計は北米で独占販売期間終了の抗精神病薬「ラツーダ」が失速。注力品の前立腺がん薬や子宮筋腫薬も冴えず。想定以上に膨張の構造改革費用も利益に響く。 記:2024/02/08
5108 東証プライム
6,656
3/29 15:00
-35(%)
時価総額 4,750,374百万円
世界最大のタイヤメーカー。スポーツ用品なども。24.12期は高付加価値タイヤの増販を想定。調整営業益は前期比10%増の5300億円を見込む。増配予定。中計では26.12期に調整営業益6400億円を目指す。 記:2024/03/09
5713 東証プライム
4,587
3/29 15:00
+104(%)
時価総額 1,333,964百万円
大手非鉄。銅、ニッケル、金を手掛け、事業連携による材料調達や製品開発に特徴。大電流・大面積仕様にも応用可能なプリンテッドエレクトロニクス用の厚膜導電性インクを開発。車載用電池材料の増販で、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
1,633
3/29 15:00
-15(%)
時価総額 53,419百万円
首都圏・近畿圏の都心部で介護付有料老人ホームを展開。高齢者施設の開発・販売も。24.6期上期は既存ホームが高稼働を維持。新設ホームも貢献し、増収増益に。入発・販売は下期集中予定。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/14
6501 東証プライム
13,905
3/29 15:00
+150(%)
時価総額 13,467,994百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6677 東証スタンダード
3,520
3/29 15:00
-30(%)
時価総額 40,015百万円
フォトマスク大手。大型液晶パネル向けで世界首位級。10.5世代や有機EL用フォトマスクで高シェア。ウェアラブル医療機やデジタルコルポスコープ等ヘルスケア領域も展開。フォトマスク好調で23.9期は増収増益。 記:2023/12/27
6758 東証プライム
12,985
3/29 15:00
+55(%)
時価総額 16,375,150百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
7011 東証プライム
1,448.5
3/29 15:00
+83.5(%)
時価総額 4,886,729百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。鉄道、エアコン、製鉄機械などを手掛け、造船事業や米ボーイング向け機体製造なども展開。GTCC、防衛・宇宙の受注拡大で、中間期は利益急伸。 記:2023/12/19
7826 東証プライム
11,340
3/29 15:00
+140(%)
時価総額 95,970百万円
イリジウムルツボ等の貴金属加工、熱電対、スパッタリングターゲット、貴金属化合物等を手掛ける。サーマル部門では高付加価値品へのシフト進める。貴金属原材料の販売増により、24.6期1Qはその他部門が堅調。 記:2024/01/13
7915 東証プライム
1,472
3/29 15:00
-31(%)
時価総額 74,860百万円
電子デバイスメーカー。加飾フィルムや蒸着紙等の産業資材、フィルムタッチセンサーやガスセンサー等のデバイス、医療機器の3事業を展開。今期3Q累計は医療機器の開発製造受託が堅調も、産業資材やデバイスが足踏み。 記:2024/01/10
8031 東証プライム
7,106
3/29 15:00
+63(%)
時価総額 11,316,071百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
8032 東証プライム
5,180
3/29 15:00
+10(%)
時価総額 77,814百万円
紙専門商社最大手。再生家庭紙でトップ。紙・板紙の卸売や再生家庭紙などの製紙加工、古紙再資源化などの総合リサイクル等を行う。24.3期3Qは国内卸売が堅調。販売数量は伸び悩むが、紙・板紙の価格修正が寄与。 記:2024/02/22
8035 東証プライム
39,570
3/29 15:00
+310(%)
時価総額 18,662,518百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8114 東証プライム
3,455
3/29 15:00
+55(%)
時価総額 265,772百万円
スポーツウェアメーカー。「デサント」など7つの自社ブランドと2つのライセンスブランドを展開。地域別戦略に強み。近年は自社流通売上比率が拡大。アスレチックウェアカテゴリーの好調で、3Q累計は増収経常増益。 記:2024/02/28
9503 東証プライム
2,194.5
3/29 15:00
+45.5(%)
時価総額 2,060,050百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10