マーケット
4/25 13:26
37,706.50
-753.58
38,460.92
-42.77
暗号資産
FISCO BTC Index
4/25 13:46:25
10,020,514
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米中関係の悪化への警戒感からリスク回避の動きが強まる【クロージング】

2022/8/2 16:01 FISCO
*16:01JST 米中関係の悪化への警戒感からリスク回避の動きが強まる【クロージング】 2日の日経平均は大幅反落。398.62円安の27594.73円(出来高概算11億6000万株)で取引を終えた。景気後退懸念から前日の米国株が下落したことが嫌気されたほか、複数の米メディアが「ペロシ米下院議長がアジア歴訪の一環として台湾を訪問する見通し」などと報じたことを受けて、米中関係が悪化し、地政学リスクが台頭するのではないかとの不安感も加わり、リスク回避の売りが優勢となった。日経平均は前引け間際に、一時27530.60円まで下押す場面があった。その後は下げ渋る動きとはなったものの、模様眺めムードが強まるなか、リバウンドは限られ27600円前後と日中の安値圏での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割近くを占めた。セクターでは、海運を除く32業種が下落し、医薬品、機械、精密機器、卸売、鉱業、石油石炭、非鉄金属の下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、TDK<6762>とファーストリテ<9983>が堅調だった半面、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>、第一三共<4568>、ファナック<6954>、テルモ<4543>が軟調だった。 前日の米国市場は、7月のISM製造業景況指数の下振れで景気後退懸念が高まり、主要3株価指数は下落した。また、ペロシ米下院議長の台湾訪問報道を受け、米中間の緊張が高まった。東京市場は主力株中心に幅広い銘柄に売りが広がった。また、地政学リスクの高まりによって円相場が一時1ドル=130円台半ばまで円高が進んだことも輸出関連株などの重荷になったようだ。 日経平均は下値抵抗線と意識される200日線水準はなんとか割り込まずに終了した。急減にドル安・円高が進んだため、海外投資家などが資産の目減りを警戒して売りを出してくるのではないかとの懸念が投資家心理に影響したとの指摘が聞かれた。米国の製造業景況指数の悪化は世界経済の減速や半導体サイクルのピークアウトが影響している可能性がある。新型コロナウイルスの感染再拡大も相まって日本経済の先行きが懸念されており、目先は不安定な動きが続く可能性もありそうだ。 《FA》
関連銘柄 8件
4519 東証プライム
4,937
4/25 13:24
-214(%)
時価総額 8,289,509百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4543 東証プライム
2,611.5
4/25 13:24
-68.5(%)
時価総額 3,892,955百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4568 東証プライム
4,890
4/25 13:24
+161(%)
時価総額 9,520,996百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
20,315
4/25 13:19
+45(%)
時価総額 5,954,611百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6762 東証プライム
7,213
4/25 13:19
-144(%)
時価総額 2,804,212百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6954 東証プライム
4,465
4/25 13:19
-148(%)
時価総額 4,507,627百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
33,430
4/25 13:19
-1,380(%)
時価総額 15,766,691百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,480
4/25 13:19
-1,600(%)
時価総額 13,199,807百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27