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FOMCの結果待ちでこう着も大型テック株の決算で安心感【クロージング】

2022/7/27 15:55 FISCO
*15:55JST FOMCの結果待ちでこう着も大型テック株の決算で安心感【クロージング】 27日の日経平均は3日ぶりに反発。60.54円高の27715.75円(出来高概算9億2000万株)で取引を終えた。前日の米国株の下落を映して売り先行で始まったものの、米国市場の取引終了後に決算を発表したテキサス・インスツルメンツやアルファベット、マイクロソフトが時間外取引で上昇するなか、売り一巡後は半導体関連株などが買い直された。また、米上院が、半導体製造関連に2800億ドルの補助金を出す法案について承認されたことも投資マインドの改善につながり、米株先物の強い動きなどもプラスに働いた。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの見方も強く、日経平均は反発ながらも狭いレンジでの推移だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクターでは、海運、陸運、医薬品など18業種が上昇。一方、水産農林、電気ガス、小売、その他金融など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、アステラス薬<4503>、中外薬<4519>、テルモ<4543>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、バンナムHD<7832>、日東電工<6988>、ヤマハ<7951>が軟化した。 26日の米国市場は、個人消費関連指標の悪化で先行き警戒感が高まったほか、国際通貨基金(IMF)が公表した最新の世界経済見通しが下方修正されたことも投資家心理を下押しし、主要株価指数は下落した。この流れをうけて、東京市場も売りが先行して始まり、前場序盤には27525.09円まで水準を切り下げる場面も見られた。ただ、下値の堅さは意識されるなか、大型テック株の上昇を受けて、プラス圏での推移となった。 注目のFOMCについて、7月会合での0.75%利上げは織り込まれており、いったんはアク抜けも意識されそうである。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見がネガティブとされなければ、投資家の関心は本格化する決算に向かわせることになりそうだ。足元の決算で予想を上回る内容に対しては比較的素直な反応を見せている。日替わり的な物色にはなりやすいものの、決算を手掛かりとした物色が活発化しそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
-1.5(%)
時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
3,142
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
7951 東証プライム
1,090.5
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 592,142百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25