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前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらも底堅い相場展開に~

2022/7/15 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらも底堅い相場展開に~ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着ながらも底堅い相場展開に ■ファーストリテ、3Q営業利益 19.0%増 2710億円、通期上方修正 ■前場の注目材料:住友電工、エジプトに新工場、車用ワイヤハーネス供給力拡大 ■こう着ながらも底堅い相場展開に 15日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。14日の米国市場はNYダウが142ドル安だった。前日の6月消費者物価指数(CPI)に続いて、朝方発表された6月の生産者物価指数(PPI)も予想を上回ったため、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ確率が上昇し警戒感から売り優勢の展開となった。JPモルガン・チェースの決算が嫌気され、他の金融株なども売られた。その後、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が市場の1%利上げの憶測は時期尚早との見解を示し、金利が低下するとハイテク中心に買戻しが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの26700円。円相場は1ドル139円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。ただし、昨夕に決算を発表したファーストリテ<9983>が強い動きを見せてくる展開が期待されるなか、日経平均の底堅さは意識されそうである。また、米半導体株は軒並み買われ、SOX指数は上昇しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの底堅い値動きも意識されやすいところであろう。もっとも、昨日はTSMCの予想を上回る決算を手掛かりにハイテク株のリバウンドが強まっていたこともあり、織り込まれている状況ではある。 そのため、全体として底堅さは意識されるものの、上値追いは慎重になりやすい。また、東証プライム市場の出来高は連日で10億株を下回る薄商いが続いており、米国で本格化する決算を前に様子見姿勢は強まりやすいだろう。とはいえ、VIX指数は低下しており、リスク回避には向かわないと考えられる、物色の流れとしてはファーストリテの値動きを睨みながらの展開になりそうだが、ハイテク株への見直しが継続する可能性により、日経平均型優位の展開が想定される。 また、中小型株についてもリスクを取りに行く動きが意識されやすく、業績良好ながら低迷していた銘柄などには、見直しの動きが強まる可能性はありそうだ。そのほか、新型コロナウイルスの感染が拡大しているものの、現時点では行動制限などは行わないようであり、いったん利食いに押されていた内需系の一角へもリバウンドの動きは期待されそうだ。 ■ファーストリテ、3Q営業利益 19.0%増 2710億円、通期上方修正 ファーストリテ<9983>が発表した第3四半期業績は、売上収益が前年同期比3.9%増の1兆7651.06億円、営業利益は同19%増の2710.84億円だった。円安が進んだことで、円ベースの業績は押し上げられたが、為替の影響を除いても、9カ月累計で過去最高の利益を達成した。あわせて通期業績予想の修正を発表。売上収益は2兆2200億円から2兆2500億円、営業利益を2700億円から2900億円に上方修正した。コンセンサス(2740億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26643.39、+164.62) ・ナスダック総合指数は上昇(11251.18、+3.60) ・シカゴ日経先物は変わらず(26700、大阪比 0) ・1ドル=139.00-10円 ・SOX指数は上昇(2626.92、+49.55) ・VIX指数は低下(26.40、-0.42) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・住友電工<5802>エジプトに新工場、車用ワイヤハーネス供給力拡大 ・住友商事<8053>住商アグロに増資、アジア農薬市場開拓 ・アイシン<7259>配送ルート最適化、量子コンピューター本格活用開始 ・関西電力<9503>オリックスと和歌山・紀の川に蓄電所新設、共同で事業参入 ・伊藤忠<8001>ドローン物流実証、複数企業と連携「レベル4」想定 ・丸紅<8002>米サークに追加出資、再生繊維原料を量産化へ ・長瀬産業<8012>メンタルヘルスケア拡大、サクサと代理店契約 ・双日<2768>ジャプコングループ買収、国内ビジネスジェット参入 ・ACSL<6232>国産ドローン新モデル、8月受注開始、物流・点検・警備特化 ・ローム<6963>独セミクロンにSiCパワー半導体供給、EV向けモジュールに採用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・11:00 中・4-6月期GDP(前年比予想:+1.2%、1-3月期:+4.8%) ・11:00 中・6月鉱工業生産(前年比予想:+4.0%、5月:+0.7%) ・11:00 中・6月小売売上高(前年比予想:+0.3%、5月:-6.7%) 《ST》
関連銘柄 11件
2768 東証プライム
3,911
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時価総額 978,923百万円
総合商社。航空機関連、自動車関連に強み。24.3期3Q累計は自動車関連の利益が後退。航空機関連も足踏み。不動産売却益、のれん益を計上も及ばず。ただ石炭市況悪化が想定内に。通期純益計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/09
5802 東証プライム
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時価総額 1,922,131百万円
国内最大の電線メーカー。自動車用ワイヤハーネスに強み。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて自動車用ハーネスが好調。電力ケーブルも伸長。生産性改善や物流効率化も効いて増収増益に。4Qに有証売却益を計上へ。 記:2024/04/12
6232 東証グロース
1,012
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時価総額 16,004百万円
商業用ドローンを製造・販売。独自開発の自律制御技術に強み。取引先は221社。外国籍従業員比率は約2割。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収見通し。インドの大型案件などの売上貢献見込む。 記:2024/04/14
6963 東証プライム
2,244.5
4/24 15:00
+95(%)
時価総額 924,734百万円
カスタムLSI首位。小信号トランジスタやダイオードも首位級。パワーマネジメント系アナログ技術に実績。発光ダイオードや半導体レーザーは民生機器市場向け中心に伸び悩む。販管費増。24.3期2Qは業績足踏み。 記:2024/01/16
7259 東証プライム
6,252
4/24 15:00
+200(%)
時価総額 1,842,308百万円
自動車部品大手。パワトレ機器やブレーキ部品に強み。トヨタ系列。電動車向け製品を強化中。日本は黒字転換。電動ユニットなどの販売台数増、構造改革効果などが寄与。中国や欧州は堅調。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
8001 東証プライム
6,884
4/24 15:00
+224(%)
時価総額 10,910,383百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8002 東証プライム
2,703
4/24 15:00
+46(%)
時価総額 4,644,327百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
8012 東証プライム
2,632
4/24 15:00
+55(%)
時価総額 318,230百万円
老舗大手化学商社。機能素材や加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連の領域で事業展開する。電子材料や合成樹脂に強みを持つ。今期3Q累計は半導体向け材料や樹脂等が堅調も、機能素材や加工材料が足踏み。 記:2024/03/31
8053 東証プライム
3,920
4/24 15:00
+118(%)
時価総額 4,906,162百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07
9503 東証プライム
2,365
4/24 15:00
+1(%)
時価総額 2,220,104百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10
9983 東証プライム
43,080
4/24 15:00
+900(%)
時価総額 13,708,961百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27