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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さが意識されてくる可能性、株主総会集中日で思惑も~

2022/6/29 8:40 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さが意識されてくる可能性、株主総会集中日で思惑も~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り一巡後の底堅さが意識されてくる可能性、株主総会集中日で思惑も ■スギHD、1Q営業利益 66.71億円、コンセンサス上回る 自社株買いを発表 ■前場の注目材料:不二越、世界最小クラスのロボ制御装置投入、設置面積60%減 ■売り一巡後の底堅さが意識されてくる可能性、株主総会集中日で思惑も 29日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第に底堅い値動きが見込まれる。28日の米国市場はNYダウが491ドル安だった。中国が新型コロナ規制の緩和を発表したため、世界経済の成長期待を受けて買いが先行した。NY連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで「経済が強く、景気後退は基本シナリオではない」と発言したことも買いを後押し、NYダウの上昇幅は一時400ドルを超えた。ただし、6月の消費者信頼感指数や地区連銀製造業指数が予想以上に悪化し、景気減速懸念に伴う売り圧力が強まり消費関連株を中心に下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比325円安の26745円。円相場は1ドル136円00銭台で推移。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。ただし、前日の上昇で日経平均は節目の27000円を回復したこともあり、自律反発としては達成感が意識されていたであろう。配当再投資に伴う需給要因が押し上げていた面もあったため、積極的に買い上がる参加者は限られていたと見られ、売り一巡後の底堅さが意識されてくると見られる。そのため、押し目狙いのスタンスといったところであろう。 もっとも、米消費者信頼感指数の予想以上の低下によって、30日に発表されるPCEデフレーターに対する関心が一段と高まってきたと見られ、様子見ムードも強まりやすいところ。短期的に売りを仕掛けてくる局面においては短期的なリバウンド狙いの買いは入るだろうが、上値追いの動きは限られそうだ。ただし、日中は中国市場に関心が向かいやすいと考えられ、行動制限の緩和を発表した中国市場が堅調な動きを見せてくるようだと、インバウンド需要への思惑などにも繋がるため、消費関連など内需系への物色に向かわせそうだ。 また、電力ひっ迫のなか、引き続き東京電力HD<9501>など電力株などへは短期の値幅取りを狙った資金が集中しやすい。その他、本日は2022年3月期決算の上場企業の株主総会がピークを迎える。東証集計では600社弱の企業が一斉に開催するようである。そのため市場参加者は限られることから、積極的に売り仕掛けてくる動きなどはなさそうであり、総会に対する思惑などから押し目買いの動きは強まりそうである。 ■スギHD、1Q営業利益 66.71億円、コンセンサス上回る 自社株買いを発表 スギHD<7649>が発表した第1四半期業績は、営業利益は66.71億円だった。コンセンサス(64億円程度)を上回る。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため単純比較では8.1%減だった。4月の薬価および一部調剤報酬の大幅な引き下げに加え、化粧品需要の低迷が続いているのが響いたとしている。あわせて、発行済み株式総数(自己株式を除く)の2.43%にあたる150万株、100億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27049.47、+178.20) ・1ドル=136.10-20円 ・米原油先物は上昇(111.76、+2.19) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・不二越<6474>世界最小クラスのロボ制御装置投入、設置面積60%減 ・JUKI<6440>週休3日制を7月から導入、多様な働き方推進 ・日産自<7201>ルノー要請検討、内田社長「EV新会社の価値見極め」 ・東北電力<9506>電力逼迫注意報見送り、他電力と調整など奏功 ・兼松<8020>植物肉で15億円、27年3月期売上高 ・太平洋工業<7250>米中プレス工場拡張、超ハイテン材部品を増産 ・トヨタ紡織<3116>白柳新社長、電動化向け内装開発加速、CVCで新価値創出も ・日本電気硝子<5214>5G対応ガラス製アンテナ開発、電波減衰を抑制 ・住友ベークライト<4203>自律制御ラインを世界展開、機能性化学品の競争力強化 ・アステラス薬<4503>抗体—薬物複合免疫賦活薬、米ストロと共同研究 ・昭和電工<4004>マイクロ波化学と使用済みプラからエチレン製造、再生技術を共同開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・5月小売売上高(前月比予想:+0.4%、4月:+0.9%) 《ST》
関連銘柄 13件
3116 東証プライム
2,569
3/28 15:00
-40.5(%)
時価総額 482,114百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。シートやドアトリムなど世界有数の内装システムサプライヤー。航空機シートも展開。新規OEMの拡販や競争力強化に向け先行投資を加速。増産効果や車種構成変化で、中間期は利益急伸。 記:2023/12/21
3,506
3/28 15:00
-37(%)
時価総額 648,263百万円
大手化学メーカー。黒鉛電極、石油化学、電子材料向け高純度ガス、ハードディスクメディアなどを手掛け、半導体材料や電炉向け高品質大口径黒鉛電極で高シェア。データセンター向け需要低迷の影響で、3Q累計は足踏み。 記:2023/12/27
4203 東証プライム
4,540
3/28 15:00
±0(%)
時価総額 225,139百万円
住友化学系列の高機能樹脂メーカー。半導体材料に強み。配当性向30%目安。高機能プラスチック部門は収益堅調。円安効果等で航空機内装部品は売上が大幅増。受取利息は増加。24.3期2Q累計は2桁最終増益。 記:2024/01/15
4503 東証プライム
1,625
3/28 15:00
-67.5(%)
時価総額 2,983,260百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
5214 東証プライム
3,861
3/28 15:00
+95(%)
時価総額 384,258百万円
FPD用ガラスや自動車部品用ガラス繊維で高シェア。電子デバイス用ガラスや耐熱ガラスも。23.12期3Q累計は下期に入り医薬用管ガラスや耐熱ガラスの需要が更に軟化。FPD用ガラスやガラス繊維も低迷を脱せず。 記:2024/01/15
6440 東証プライム
571
3/28 15:00
-5(%)
時価総額 17,058百万円
ミシン大手。工業用ミシンで世界トップシェア。アジアのアパレル向け高級品に強み。チップマウンタや検査機など産業装置にも注力。三菱電機との合弁でノンアパレル分野を拡大。中国停滞の影響で、23.12期は足踏み。 記:2024/02/23
6474 東証プライム
3,455
3/28 15:00
-15(%)
時価総額 86,095百万円
総合機械メーカー。ロボットや切削工具・工作機械、ベアリング等を手掛ける。等速ジョイント用ベアリング等で世界首位。工作機械需要の改善等により、機械工具事業は売上増。その他事業も増収。23.11期通期は増収。 記:2024/02/02
7201 東証プライム
597.2
3/28 15:00
-6.2(%)
時価総額 2,520,611百万円
大手自動車メーカー。三菱自動車、ルノーとの3社でアライアンスを構築し、部品やプラットフォームの共通化を推進。グローバル小売台数は増加。中国は伸び悩むが、北米販売が好調。24.3期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/08
7250 東証プライム
1,673
3/28 15:00
-75(%)
時価総額 102,577百万円
自動車部品メーカー。バルブ製品やプレス製品、樹脂製品等を手掛ける。タイヤバルブとリリーフバルブで世界トップシェア。プレス・樹脂製品事業は収益好調。販売物量の増加や原価改善が寄与。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/02/24
7649 東証プライム
2,582
3/28 15:00
-11.5(%)
時価総額 490,562百万円
東海地盤のドラックストア大手。関東、関西も開拓。調剤併設に強み。日本ホスピスHDと資本業務提携。1652店舗展開。99店舗の新規出店を実施。24.2期3Q累計は2桁増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/02
8020 東証プライム
2,575
3/28 15:00
-43(%)
時価総額 217,588百万円
総合商社。電子・デバイスや食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空を手掛け、携帯電話販売や官公庁向け航空機ビジネスに強み。あおぞら銀行と脱炭素領域で業務提携。ICTソリューション事業好調で中間期は営業増益。 記:2023/12/24
918.2
3/28 15:00
+22.8(%)
時価総額 1,475,564百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。フュエル&パワー部門は黒字転換。燃料費調整制度の期ずれの影響が好転。営業費用減少。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25
9506 東証プライム
1,183
3/28 15:00
+6.5(%)
時価総額 594,911百万円
電力会社。東北6県と新潟県が主な供給区域。電力設備などの建設や保全工事も展開。卒FIT風力発電所を活用したオフサイト型コーポレートPPAサービスを導入。燃料費調整制度のタイムラグ影響で3Q累計は黒字転換。 記:2024/02/04