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新興市場見通し:金利先高観が上値抑制要因に、IPOは5社

2022/6/18 16:35 FISCO
*16:35JST 新興市場見通し:金利先高観が上値抑制要因に、IPOは5社   ■世界的な利上げ加速でリスクオフ 今週の新興市場は世界的な金融引き締めを警戒したリスク回避の動きが強まり、大幅に下落した。米5月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、40年ぶりの高い伸びとなったことでインフレピークアウト期待が消失。連邦公開市場委員会(FOMC)では米連邦準備制度理事会(FRB)が予想通り27年ぶりとなる0.75ptの利上げを決定したほか、スイス国立銀行(中央銀行)が予想外に2007年以来の利上げに踏み切り、英イングランド銀行(同)も5会合連続での利上げを実施、世界的な金融引き締めの加速が警戒された。なお、週間の騰落率は、日経平均が-6.69%であったのに対して、マザーズ指数は-9.61%、東証グロース市場指数は-9.42%だった。 個別では、ウェルスナビ<7342>が-16.5%、そーせいグループ<4565>が-15.9%、Appier Group<4180>が-14.0%と主力株の一角が急落。ほか、フリー<4478>が-6.3%、弁護士ドットコム<6027>は-.9.0%と大きく下落。一方、JTOWER<4485>が-2.0%と底堅く推移し、ビジョナル<4194>も第3四半期好決算や業績予想の上方修正による週半ばの上昇が寄与し、-3.7%と軽微な下落率にとどまった。また、セルソース<4880>は堅調な上半期決算とペット保険のアニコムとの業務提携開始が好感され、+7.7%と大幅に上昇。今週東証グロース市場に新規に上場したANYCOLOR<5032>は週末こそストップ安となったものの、週後半まで急伸劇が続き、+12.4%となった。東証グロース市場値上げ率トップはリンクバル<6046>。内閣府の男女共同参画白書で20代の男女の多くが「配偶者や恋人がいない」と答えたことが報じられ、恋活・婚活マッチングアプリ「CoupLink」を運営する同社に思惑が向かった。 ■パウエル議長の議会証言前に神経質な展開 来週の新興市場は上値の重い展開が予想される。記録的なインフレを抑制するために世界各国の中央銀行が引き締めを急いでいる。物価指標の上振れなどでインフのレピークアウトが見通せないなか、利上げペースの更なる加速も十分に考えられる。将来の長い期間にわたる収益に基づいて株価バリュエーションが決まる新興株にとっては、金利上昇が重荷となる。米10年債利回りは14日に付けた3.48%をピークにその後は低下しているが、まだ予断を許さない。22~23日にはパウエルFRB議長の半年に一度の議会証言も予定されている。金利先高観がくすぶるなか、新興株は安値圏にあっても本格的なリバウンドを期待しづらいだろう。 個別では、今週末にマザーズ指数が年初来安値を更新したなか、安値を更新せずにチャート形状も大きく崩れていない銘柄に相対的な妙味があると考えられ、UUUM<3990>、アドベンチャー<6030>、エッジテクノロジー<4268>、TKP<3479>、アライドアーキテクツ<6081>、アクリート<4395>、アドバンスト・メディア<3773>、フリークアウトHD<6094>、トレンダーズ<6069>、BuySell Technologies<7685>などに注目したい。 今週はインターネット広告やSEOコンサルティングのサービスを提供するAViC<9554>がブックビルディング(BB)期間入りとなった(~20日)。また、来週は東証スタンダード市場にヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>、ホームポジション<2999>が、東証グロース市場にはジャパンワランティサポート<7386>、坪田ラボ<4890>、マイクロ波化学<9227>が新規に上場する予定だ。 《FA》
関連銘柄 26件
2984 東証スタンダード
903
4/19 15:00
-20(%)
時価総額 7,618百万円
近畿圏中心に賃貸用不動産や住宅用地、分譲マンションを開発・販売。高齢者向け賃貸・分譲マンションの運営等も。不動産開発・販売事業は近畿圏の完成在庫の販売に課題。24.3期2Qは不動産開発・賃貸事業が増収。 記:2024/01/16
2999 東証グロース
463
4/19 14:59
+1(%)
時価総額 2,773百万円
静岡県地盤のハウスメーカー。戸建分譲事業を手掛ける。デザイン力、仕入競争力、販売力に強み。リフォーム事業を開始。東海エリア、関東エリアでシェア拡大図る。郊外物件は販売伸び悩む。24.8期1Qは業績苦戦。 記:2024/02/26
3479 東証グロース
1,609
4/19 15:00
-6(%)
時価総額 67,963百万円
貸会議室事業が主力。ホテル・宿泊研修事業ではFCでアパホテルを運営。TKPスター貸会議室虎ノ門法経ホール等を新規開設。ホテル・宿泊研修事業は稼働率の上昇続く。特別損失減少。24.2期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/04
3773 東証グロース
1,506
4/19 15:00
-52(%)
時価総額 27,700百万円
業務支援システム会社。音声認識のソリューションに強みを持つ。「AmiVoice」を組み込んだプロダクトの企画、設計、開発に加え、ライセンス販売も行う。今期3Q累計は二桁の増収、増益。DX推進関連が伸長。 記:2024/02/10
3990 東証グロース
370
4/19 15:00
-9(%)
時価総額 7,372百万円
国内最大のユーチューバー事務所を運営。23年9月にフリークアウトHDの傘下に。24.9期は決算期変更に伴う16カ月変則決算。2Q累計は動画視聴数に応じて受け取る広告収入が振るわず。通期では黒字復帰を計画。 記:2024/02/07
1,312
4/19 15:00
-22(%)
時価総額 133,063百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4194 東証プライム
7,970
4/19 15:00
-120(%)
時価総額 305,976百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4268 東証グロース
613
4/19 15:00
-8(%)
時価総額 6,497百万円
AIソリューション会社。導入支援や開発、データ活用、ディープラーニング、プロジェクト支援等のサービスを提供する。AI教育やプロダクトも提供する。今上期は増収も、採用強化に伴う採用費、人件費の増加が重し。 記:2024/01/15
4395 東証グロース
697
4/19 15:00
-27(%)
時価総額 4,107百万円
SMS(ショートメール)配信サービスを展開。大量のSMSを安全に配信できる自社システムに強み。SMS配信サービスは競争激化で販売単価の下落続く。23.12期3Qは海外メッセージングサービス事業が増収。 記:2024/01/27
4478 東証グロース
2,649
4/19 15:00
-75(%)
時価総額 150,667百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4485 東証グロース
3,320
4/19 15:00
-185(%)
時価総額 85,198百万円
通信インフラ会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、構造物、電源等のシェアリングする事業を展開する。タワーシェアリングも行う。今上期はタワー移管が順調に推移した。施設内のシェアリングも拡大した。 記:2024/01/15
4565 東証プライム
1,450
4/19 15:00
-61(%)
時価総額 118,788百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。契約一時金及びマイルストン収入は伸び悩む。23.12期通期は医薬品販売が増収。M&A効果等が寄与。 記:2024/02/13
4880 東証プライム
1,467
4/19 15:00
-84(%)
時価総額 27,411百万円
再生医療が柱のバイオベンチャー。変形性膝関節症治療向け脂肪・血液由来の組織・細胞加工受託サービスが主力。エクソソーム製剤の事業化にも注力。化粧品原料や卵子凍結保管受託サービスを強化育成。1Qは増収確保。 記:2024/03/29
4890 東証グロース
345
4/19 15:00
-4(%)
時価総額 8,671百万円
慶大発のバイオベンチャー。近視、ドライアイなどの眼科領域を主に脳活性化メガネの開発も。24.3期3Q累計は開発費先行。4Qにロート製薬から契約一時金4.5億円を受領へ。近視進行抑制薬は特定臨床研究を開始。 記:2024/03/12
5032 東証プライム
2,290
4/19 15:00
-64(%)
時価総額 142,715百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営とそれに付随する物販などを展開。英語圏におけるVTuberビジネス等も。ANYCOLOR IDは110万ID超。VTuber数は増加。24.4期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28
6027 東証グロース
3,010
4/19 15:00
+14(%)
時価総額 67,057百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
6030 東証グロース
3,170
4/19 15:00
-165(%)
時価総額 23,778百万円
旅行サイト運営会社。格安航空券の予約サイト「スカイチケット」を運営。航空券の検索や予約、販売等のサービスを提供。積極的な広告投資継続。アプリは2000万DL超。M&A効果等で、24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/03/04
6046 東証グロース
156
4/19 15:00
-3(%)
時価総額 3,042百万円
イベント情報サイト会社。独身男女向けに街コン・婚活・恋活サイトを運営。イベントECサイトや恋愛専門情報メディア、学生と人事のマッチングアプリも展開。イベント参加者数の回復もあり、24.9期1Qは増収確保。 記:2024/02/22
6069 東証グロース
1,031
4/19 15:00
-49(%)
時価総額 7,853百万円
美容業界向けSNSマーケティング支援に強み。美容医院向けDX支援や専売品開発も。今年2月の資本業務提携でアイスタイルが筆頭株主に。24.3期3Q累計は将来を睨んだSNS美容メディアへの投資が利益の重石に。 記:2024/04/12
6081 東証グロース
261
4/19 15:00
-8(%)
時価総額 3,704百万円
自社開発のSaaS型マーケティングツールを展開。マーケティングDXで高成果に直結する「制作領域イノベーション」を仕組化して提供。アカウント数の増加等により、23.12期3Qはソリューション事業が増収。 記:2023/12/26
655
4/19 15:00
-20(%)
時価総額 11,805百万円
国内初のDSPをローンチしたマーケティングテクノロジー企業。ネットバナー広告枠を買付け、掲載する広告プラットフォームを構築。クリエイターエコノミー市場にも参入。UUUMの連結効果で24.9期1Qは確保。 記:2024/02/22
7342 東証グロース
1,446
4/19 15:00
-39(%)
時価総額 84,926百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
5,130
4/19 14:22
+10(%)
時価総額 10,758百万円
住宅設備機器の長期保証サービス「あんしん修理サポート」を展開。鍵や水まわり、ガラスの緊急駆け付けサービスなども事業領域。BPOはコールセンター中心にサービス展開。延長保証事業の拡大で、1Qは増収利益急伸。 記:2024/03/24
2,580
4/19 15:00
-133(%)
時価総額 37,384百万円
出張訪問買取サービスを展開。主に着物や宝飾品、ブランド品を扱う。買い取った商品はECなどで販売。海外販路の開拓等で収益性向上図る。出張訪問数は18万4946件と増加。23.12期3Q累計は2桁増収。 記:2024/01/27
9227 東証グロース
955
4/19 15:00
-36(%)
時価総額 14,515百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。24.3期上期は足踏み。ただ共同開発の完了時期が下期に集中予定。契約済ベースの進捗率も良好。二桁最終増益を見込む通期計画は変えず。 記:2024/01/17
9554 東証グロース
941
4/19 15:00
-47(%)
時価総額 5,357百万円
デジタルマーケティングの戦略立案等のインターネット広告が柱。SEO対策コンサルなども。中堅企業・新興企業向けに強み。インターネット広告は売上堅調。案件単価の上昇等が寄与。23.9期通期は2桁増収。 記:2024/02/03