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前場に注目すべき3つのポイント~センチメント改善によって相対的に出遅れている中小型株を見直す動きも~

2022/6/7 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~センチメント改善によって相対的に出遅れている中小型株を見直す動きも~ 7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:センチメント改善によって相対的に出遅れている中小型株を見直す動きも ■モロゾフ、1Q営業利益 6.40億円、進捗率49.6% ■前場の注目材料:ダイヘン、樹脂と金属の異材接合技術開発、EV車体を軽量化 ■センチメント改善によって相対的に出遅れている中小型株を見直す動きも 7日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。6日の米国市場はNYダウが16ドル高だった。中国の北京市で新型コロナウイルスの流行に伴う規制が緩和されたことで経済活動の正常化への期待が広がったほか、中国当局が配車アプリの滴滴グローバルの調査を終了するとの報道で投資家心理が改善した。ただし、インフレや連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めペースへの不透明感は根強く、長期金利の上昇を受けて買い一巡後は伸び悩んだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の28025円。円相場は1ドル131円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まることになりそうだ。28000円回復でいったんは達成感が意識されやすいと見られるものの、週末にメジャーSQを控えていることから、ヘッジ対応の動きが指数を押し上げる格好になろう。また、中国は上海市に続いて北京市も行動規制が解除されたことにより経済活動の正常化への期待が一段と高まりやすく、サプライヤー問題への不透明感も和らいでくる可能性はありそうだ。そのため、目先的に達成感が意識されたとしても、ショートを仕掛けてくる動きは限られよう。 また、日経平均は28000円を回復してくることで、次のターゲットは3月25日につけた28338円となる。そのため、28000円での底堅さが意識されやすいほか、利食いに押される局面では押し目狙いの買いは入りやすい。3月高値を捉えてくるようだとヘッジ対応の動きが一段と強まりやすくなると考えられ、ショートカバーを誘う動きなども入りそうである。28000円回復で強いトレンドを形成していた銘柄へは利益確定の動きに繋がる可能性があるものの、センチメントの改善により出遅れ感の強い銘柄などへは修正リバウンドを想定した物色が意識される可能性はあるだろう。 物色としては先物主導によるインデックスに絡んだ商いが中心になることから、指数インパクトの大きい値がさ株の動向には引き続き注目しておきたいところ。ただし、米国では長期金利の上昇が重荷となってハイテク株などは高安まちまちだったため、やや内需系にシフトする可能性も想定しておきたい。また、商いは依然として低水準ではあるものの、センチメント改善によって相対的に出遅れている中小型株を見直す動きなども意識されよう。 ■モロゾフ、1Q営業利益 6.40億円、進捗率49.6% モロゾフ<2217>が発表した第1四半期業績は、売上高が79.92億円、営業利益が6.40億円だった。2月のバレンタインデーが、オミクロン株による感染者数のピーク時期と重なったことで低調に推移したものの、3月以降まん延防止等重点措置が解除されてからは人出の増加に伴って売上も緩やかに回復。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27915.89、+154.32) ・NYダウは上昇(32915.78、+16.08) ・ナスダック総合指数は上昇(12061.37、+48.64) ・シカゴ日経先物は上昇(28025、大阪比+115) ・1ドル=131.80-90円 ・SOX指数は上昇(3062.73、+0.15) ・米国景気は拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・ダイヘン<6622>樹脂と金属の異材接合技術開発、EV車体を軽量化 ・安川電機<6506>サーボモーターなど生産能力5割増、組み立てライン新設 ・ENEOS<5020>NECからEV充電事業承継、サービス全国展開 ・関西電力<9503>介護事業から撤退、ALSOKに全株譲渡 ・関西電力<9503>再生パソコンVBのポンデテックを完全子会社化 ・酒井重<6358>中国依存から脱却、部品調達をデュアルソース化 ・コマツ<6301>インドネシアで農業用ブルドーザー拡販 ・NEC<6701>iUと仮想空間での授業実証、集中度・興味を可視化 ・NTTデータ<9613>米ポストライト買収、アプリ開発など北米攻勢 ・サイバーエージェント<4751>ドコモとデジタル広告で新会社 ・北越コーポ<3865>紙の人工衛星へ第一歩、素材供給でプロジェクト参画 ・三洋化成<4471>太陽光集熱パネル参入、透明断熱材社と独占契約 ・日本製紙<3863>カップ原紙の多品種生産強化、プラ削減需要に対応 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 4月家計支出(前年比予想:-0.6%、3月:-2.3%) ・08:30 4月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.5%、3月:+2.0%) ・10:00 日銀半期報告の説明と質疑(参院財政金融委員会) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
2217 東証プライム
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時価総額 32,321百万円
神戸発祥の老舗洋菓子店。1931年設立。チョコレートや焼菓子、洋生菓子等を全国の百貨店、量販店で販売。喫茶・レストラン事業も展開。26.1期売上高355億円目標。店舗のローコストオペレーション化を促進。 記:2024/06/04
3863 東証プライム
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時価総額 98,584百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
3865 東証プライム
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時価総額 294,303百万円
1907年設立の中堅製紙会社。紙・パルプ製品の製造・販売を行う。パッケージング・紙加工事業、バイオマスボイラー向け燃料チップの販売等も。紙容器案件の深掘りなどにより、事業ポートフォリオシフトの加速図る。 記:2024/10/06
4471 東証プライム
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時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
4751 東証プライム
1,008.5
11/22 15:30
-4.5(%)
時価総額 510,648百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
5020 東証プライム
812.9
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時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6358 東証プライム
2,389
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 21,133百万円
1918年創業の道路建設機械メーカー。ロードローラで国内トップシェア。路面切削機、散水車等も手掛ける。締固め技術に強み。ユアサ商事などが主要取引先。高付加価値化等による収益構造改革、アジア市場の深耕図る。 記:2024/10/04
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6622 東証プライム
7,090
11/22 15:30
+160(%)
時価総額 181,525百万円
変圧器等の電力機器、産業用ロボット、自動搬送台車、高周波電源等を手掛ける。アーク溶接ロボットで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。EV充電システム等は販売順調。27.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10