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利食い優勢も円安進行を背景にハイテク株の一角が下支え【クロージング】

2022/6/2 16:17 FISCO
*16:17JST 利食い優勢も円安進行を背景にハイテク株の一角が下支え【クロージング】 2日の日経平均は小幅反落。44.01円安の27413.88円(出来高概算10億9000万株)で取引を終えた。インフレへの警戒感が高まった米国市場の流れを受けて、主力株を中心に売りが先行して始まり、一時27251.24円まで下げ幅を広げる場面があった。ただ、円相場が1ドル=130円台前半へと円安が進んだことから電子部品などハイテク株の一角に値を上げる銘柄が目立ち、こう着ながらも売り一巡後は総じて底堅い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1200に迫り、全体の6割超を占めた。セクターでは石油石炭、保険、ゴム製品、その他金融など6業種が上昇。一方、鉱業、医薬品、精密機器、サービスなど26業種が下落し、機械は変わらず。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、太陽誘電<6976>、東エレク<8035>、京セラ<6971>がしっかりだった半面、アステラス薬<4503>、テルモ<4543>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>が軟調だった。 注目された5月の米ISM製造業景況指数は、56.1と市場予想(54.5)を上回り、4月(55.4)から予想外に加速したため、米国のインフレへの警戒感や大幅な金融引き締めが続くことへの警戒感から主要3株価指数はそろって下落。東京市場も主力株中心に値を消す銘柄が目立っていた。一方、中国は国有の政策銀行に対し、インフラ計画向けに8000億元(約15兆5700億円)の与信枠を設けるよう指示したと海外メディアが報じたことから、中国景気の減速懸念が和らいだため、株価指数先物への買い戻しなどが入り、日経平均は下げ幅を縮めた。 米国のインフレ高進への不安感が拭えないなか、落ち着いていた原油市況が再び上昇傾向となっており、資源高によるさらなるインフレへの警戒が拭えない。ただ、会員数の減少に伴う米ネットフリックスショックが起きた4月下旬の水準、米小売企業の業績懸念から急落した5月中旬の水準を上回って推移するなど、日本市場は底堅いとみている向きもいる。また、景気後退や金融引き締め継続など当面のリスクは株価に相当程度織り込まれたとの見方もある。方向感を見いだせない状況が続いているものの、押し目買い意欲は高まってきている。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
2,169
3/28 15:00
+21(%)
時価総額 1,472,604百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4503 東証プライム
1,625
3/28 15:00
-67.5(%)
時価総額 2,983,260百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4543 東証プライム
2,759.5
3/28 15:00
±0(%)
時価総額 2,095,898百万円
医療機器メーカー。心臓血管領域のカテーテル製品に強み。脳血管領域を強化中。電子体温計も。24.3期上期は国内が足踏み。だが欧米を牽引役に海外販売堅調。円安も効いて増収増益に。通期最高業績・連続増配を計画。 記:2024/01/14
6,629
3/28 15:00
-54(%)
時価総額 11,242,519百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6758 東証プライム
12,930
3/28 15:00
-275(%)
時価総額 16,305,790百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
7,392
3/28 15:00
-236(%)
時価総額 2,873,803百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期2Q累計はコンデンサが増収。セラミックコンデンサは自動車市場向け販売が堅調。センサ応用製品も自動車市場向け販売が増加。 記:2023/12/11
6971 東証プライム
2,013.5
3/28 15:00
-58(%)
時価総額 3,041,339百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
6976 東証プライム
3,571
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-12(%)
時価総額 465,008百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
8035 東証プライム
39,260
3/28 15:00
-250(%)
時価総額 18,516,312百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
46,710
3/28 15:00
-220(%)
時価総額 14,864,103百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27