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急ピッチの下げの反動や米ハイテク株高を背景に自律反発の動きに【クロージング】

2022/4/26 16:13 FISCO
*16:13JST 急ピッチの下げの反動や米ハイテク株高を背景に自律反発の動きに【クロージング】 26日の日経平均は3営業日ぶりに反発。109.33円高の26700.11円(出来高概算10億3000万株)で取引を終えた。前日までの2日間で1000円近く下落するなか、週明けの米国市場の上昇の流れを受け、自律反発を狙った買いが先行した。米国では中国の新型コロナウイルスの感染拡大による景気後退が警戒されるなか、安全資産への需要の高まりから金利が低下し、ハイテク株が買われたことも支援材料となった。日経平均は狭いレンジでの推移とはなったが、後場中盤には一時26808.99円まで上げ幅を広げた。 東証プライムの騰落銘柄は値上がり銘柄が1100を超え、全体の約6割を占めた。セクターでは、陸運、ゴム製品、情報通信、サービス、金属製品など17業種が上昇。一方、鉱業、非鉄金属、海運、その他製品、保険など15業種が下落、輸送用機器が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>が堅調だった半面、中外薬<4519>、住友鉱<5713>、任天堂<7974>、JPX<8697>、デンソー<6902>が軟化した。 新型コロナの感染拡大が続く中国では、上海に続き北京もロックダウンされるのではないかとの懸念が広がるなか、中国市場はひとまず上海、香港両市場がしっかりだったことで投資家心理の改善につながった。また、時間外取引でナスダック100先物もしっかりしていることも買い安心感に。前日発表の好決算を受けて塩野義<4507>が買われたほか、大型連休を前に陸運、百貨店、旅行関連などリオープン銘柄にも投資資金が集まった。 政府は本日、物価高騰を受けた緊急経済対策を発表し、午後6時から岸田首相が記者会見を行う。対策は、原油高騰、エネルギー・原材料・食料安定供給、中小企業、生活困窮者の4本柱となっているが、関係者からは「政府の対応は場当たり的で根本的な解決にはならない」と冷めた見方をしている。また、大引け後には、キヤノン<7751>、ファナック<6954>といった国内ハイテク企業の決算が発表されるほか、米国でもマイクロソフトやアルファベットの決算発表が予定されている。国内企業決算では、資源高や中国の景気減速懸念などを映し、今期業績見通しに対する不安が拭えていない。米国企業の決算についても先行きの業績動向を見極めたいとする投資家が多く、目先は業績推移を確認しながらの動きが続きそうで、森より木をみる展開となりそうだ。 《FA》
関連銘柄 13件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
5713 東証プライム
3,823
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 1,111,782百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8697 東証プライム
1,793
11/22 15:30
-16.5(%)
時価総額 1,872,928百万円
東京証券取引所グループ、大阪証券取引所の経営統合で2013年に誕生。東京商品取引所、日本証券クリアリング機構なども傘下に持つ。配当性向60%程度目標。金利関連デリバティブの利便性向上、流動性の強化図る。 記:2024/08/01
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17