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前場に注目すべき3つのポイント~売り先行で始まった後は、GWを控えこう着の強い相場展開に~

2022/4/25 8:27 FISCO
*08:27JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り先行で始まった後は、GWを控えこう着の強い相場展開に~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り先行で始まった後は、GWを控えこう着の強い相場展開に ■ANA。22/3下方修正 営業損失▲1750億円←▲1250億円 ■前場の注目材料:三菱重、長崎工場に100億円投資、エアバス向け航空機エンジン部品増産 ■売り先行で始まった後は、GWを控えこう着の強い相場展開に 25日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着の強い相場展開になりそうだ。22日の米国市場はNYダウが981ドル安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が大幅利上げを示唆したことを受けた投資家心理の悪化で、年内の利上げペース加速を警戒した売りが続き、引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、ヘルスケア機器・サービスや電気通信サービスの下げが目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比345円安の26755円。円相場は1ドル128円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まることになりそうだ。これにより、今後は26500円や4月12日につけた26304円辺りが意識されてくる可能性も出てくるため、一段と神経質にさせてくることになろう。ただし、VIX指数は28を超えてきたものの、日経225先物の下落率は1.4%程度にとどまっており、米国市場の大幅下落ほどリスクオフには向かわない可能性もありそうだ。ゴールデンウイーク(GW)を控えているほか、GW中に5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されることから積極的な売買は手控えられると考えられる。 そのため、先物主導による短期的な売買に値幅が出る可能性はあるものの、その後のショートカバーの動きも速いと見られる。また、今週は米国では大型テック株の決算が控えているほか、国内においても主要企業の決算が本格化することから仕掛け的な動きも出にくいところだろう。また、米国市場は出来高を伴っての大幅な下落だったことから、今後の利上げを一気に織り込む形でリスクポジションを圧縮した可能性はありそうだ。グローベックスの米株先物で底堅さが意識されるようだと、目先的な底入れ感も高まってくる可能性から、リバウンド機運に繋がる展開も想定しておきたいところだろう。 物色については指数インパクトの大きい値がさ株が売り先行で始まることから、値がさハイテク株などの売り一巡後の短期的なリバウンド狙いのほか、主要企業の決算が本格化するため、低迷している銘柄などへはアク抜けを想定した先回り的な動きを見せてくるかが注目される。また、中小型株についてはマザーズ指数の700割れが意識されるなか、一気に3月安値水準に接近する局面においては、自律反発を狙った押し目拾いの動きも見せてくる可能性があるだろう。 ■ANA。22/3下方修正 営業損失▲1750億円←▲1250億円 ANA<9202>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆600億円から1兆200億円、営業損失は1250億円から1750億円に下方修正した。国際線貨物収入が好調に推移した一方で、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大に伴い、第4四半期にまん延防止等重点措置が適用されたことや日本で水際対策が徹底されたことにより、国内線・国際線ともに旅客需要が当初の想定を大きく下回った。利益面では費用面では固定費を中心にコスト削減に努めたものの、燃油価格高騰の影響を受けたことにより、収入の落ち込みをカバーすることができなかった。 ■前場の注目材料 ・1ドル=128.70-80円 ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱重<7011>長崎工場に100億円投資、エアバス向け航空機エンジン部品増産 ・ソフトバンク<9434>東京海洋大と水中で「1対多」光通信実現 ・KDDI<9433>KDDIなどメタバース運営指針公表、「実在都市再現」住民生活配慮 ・塩野義<4507>コロナ治療薬供給で米政府と協議 ・住友ゴム<5110>24年めどセンシング技術事業化、タイヤ摩耗・路面状態検知 ・豊田合成<7282>戦略投資70億円、愛知・瀬戸工場に新棟 ・デンソー<6902>CO2削減目標3年前倒し、国内部品生産で ・OSG<6136>微細精密工具を4割増産、愛知・新城工場で ・三菱重<7011>米社と覚書、クリーン燃料を国内展開 ・クボタ<6326>インド農機大手エスコーツの子会社化を完了 ・NTN<6472>新中計、補修用にシフト、アフターマーケット売上高比率30%に ・日本触媒<4114>電解質生産コスト半減、リチウム電池向け技術確立へ ・住友ファーマ<4506>米に細胞製品製造施設、iPS対応も視野 ・日本製紙<3863>リグニン製品20%超値上げ、6月1日出荷分から ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
3863 東証プライム
848
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 98,584百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4114 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 293,124百万円
アクリル酸等の基礎化学品、高吸水性樹脂等の機能性化学品を手掛ける化学メーカー。高吸水性樹脂で世界トップシェア。自動車触媒、電池材料等も。エネルギー事業、エレクトロニクス事業等の成長事業にリソース投入。 記:2024/10/09
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
5110 東証プライム
1,774
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 466,638百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
6136 東証プライム
1,790
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 177,538百万円
世界有数の総合切削工具メーカー。ねじ切り工具(タップ)で世界トップシェア。エンドミル、ドリル等も手掛ける。幅広い製品ラインナップが強み。Aブランド製品のラインナップを拡充。微細精密加工向けシェア向上図る。 記:2024/10/29
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6472 東証プライム
246.8
11/22 15:30
+2.3(%)
時価総額 131,412百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期売上高8300億円目標。アフターマーケットビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7282 東証プライム
2,549.5
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 325,352百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05