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地政学リスクの高まりなどからリスクオフの流れが波及【クロージング】

2022/2/14 15:59 FISCO
*15:59JST 地政学リスクの高まりなどからリスクオフの流れが波及【クロージング】 14日の日経平均は4営業日ぶりに大幅反落。616.49円安の27079.59円(出来高概算13億7000万株)で取引を終えた。ウクライナ情勢の緊迫化や米国の大幅な金融引き締めへの警戒感からリスクオフの動きが強まった米国市場の下落を受けて、幅広い銘柄が売られ、前引け間際には一時26947.65円まで下押し、取引時間中としては1月31日以来約2週間ぶりに27000円を割り込む場面もあった。ただ、心理的な節目である27000円を下回ったことから、押し目を拾う動きも見られたほか、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑もあり、売り一巡後は27000円水準でのもみ合い展開が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、鉱業、石油石炭、不動産など8業種が上昇。一方、ゴム製品、精密機器、電気機器、機械、輸送用機器など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、菱地所<8802>、大日印<7912>、コムシスHD<1721>、住友鉱<5713>、三井不<8801>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>、テルモ<4543>が下落した。 地政学リスクの高まりを背景にリスク回避の動きが優勢となり、半導体や電子部品など値がさハイテク株中心に値を消す銘柄が増加した。また、米CPIが40年ぶりの大きな伸びを記録し、米長期金利が上昇したほか、ウクライナ情勢の緊迫化などを映して、原油市況の上昇も続いているため、さらなる米国の物価上昇に対する警戒感も相場の重しにつながった。原油高を背景に鉱業や石油石炭セクターに値を上げる銘柄が目立ったほか、好決算銘柄にも投資資金が集中していた。また、朝方軟調に推移していたナスダック100先物が、その後堅調に推移していることも投資家心理の改善に寄与したとみられる。 今週の注目点は、ウクライナでの軍事侵攻の有無やその規模と、16日に予定されている1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、再び調整色が強い展開が続きそうだ。株式市場では、米国の複数回の利上げが織り込まれており、焦点は量的金融引き締め(QT)の開始のタイミングとその進め方にあるとの見方が大勢を占めている。また、ウクライナ情勢は要警戒だが、このところの株価の下落で地政学リスクが事前に織り込まれている可能性もあり、仮に軍事侵攻が実際に始まっても金融市場への悪影響は一時的にとどまる可能性もあるとの指摘も聞かれた。 《FA》
関連銘柄 10件
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電気通信工事大手。NTTグループを中心に、KDDIやソフトバンク、楽天モバイル向けの通信設備工事を展開。社会システム関連事業等も。受注高は堅調。ITソリューション事業や社会システム関連事業等が受注好調。 記:2024/07/16
2413 東証プライム
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4543 東証プライム
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
5713 東証プライム
3,823
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 1,111,782百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6367 東証プライム
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時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
7912 東証プライム
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時価総額 1,292,772百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17
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時価総額 3,534,336百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
8802 東証プライム
2,108.5
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時価総額 2,680,485百万円
総合不動産大手。三菱グループ。新丸の内ビルディングなど東京・丸の内エリアでオフィスビルを多数保有。住宅事業や投資マネジメント事業等も。配当性向30%程度目処。再開発プロジェクトの推進、事業化等に取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
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+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17