マーケット
4/25 15:15
37,628.48
-831.60
38,460.92
-42.77
暗号資産
FISCO BTC Index
4/26 6:49:43
10,089,190
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

リスク回避の動き優勢、国内政治に失望感も【クロージング】

2022/1/21 15:57 FISCO
*15:57JST リスク回避の動き優勢、国内政治に失望感も【クロージング】 21日の日経平均は反落。250.67円安の27522.26円(出来高概算12億3000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が下落した流れを引き継いだほか、米動画配信サービス大手ネットフリックスの第4四半期の新規契約者数が市場予想を下回ったことを映して、時間外取引で一時20%超下落したことも投資マインドの悪化につながった。そのほか、国内で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が急拡大しているため、経済活動の再停滞への懸念もくすぶっており、取引開始後には一時27129.61円まで下押しした。ただ、急ピッチの下げに対する警戒感や週末の持ち高調整の動きもあり、大引けにかけては値ごろ買いなどで下げ渋る展開だった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の過半数超を占めた。セクター別では、空運、陸運、電気ガス、食料品など16業種が上昇した。一方、鉱業、輸送用機器、石油石炭、電気機器など17業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、コナミHD<9766>、キッコーマン<2801>、アステラス薬<4503>、テルモ<4543>が堅調な半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、デンソー<6902>が軟調で、この5銘柄で日経平均を約200円程度押し下げた。 前日の米国市場は、ナスダック指数が昨年6月以来の低水準に落ち込むなど主要株価指数はそろって続落したことから、東京市場でも値がさハイテク株中心にリスク回避の売りが優勢となった。このほか、岸田首相が金融所得課税の見直しについて、与党の税制調査会で議論するとの意向を表明したことが伝わったこともあり、売り直される場面もあった。 日経平均は今週19日に一時942円も急落し、下方硬直性というものが米国株式よりはあり、売られすぎとの指摘も聞かれ、大引けにかけては下げ渋る場面もあったが、マーケットよりではない国内政治に失望感が漂っているほか、来週25日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)が波乱なく通過するまでは、インフレや利上げ加速への懸念が拭えないとの見方も多く、目先はハイテク株安の流れが継続しそうで、東京市場も調整色から抜け出るにはいましばらく時間がかかるだろう。 《FA》
関連銘柄 10件
2801 東証プライム
1,938.5
4/25 15:00
-24.5(%)
時価総額 1,879,213百万円
しょうゆメーカー最大手。しょうゆに加え、つゆやたれ、トマト加工品、缶詰等の食品、野菜飲料や豆乳の飲料、酒類を製造、販売する。今期3Q累計は国内のしょうゆや食品が堅調に推移した。海外も食品が堅調だった。 記:2024/04/07
4063 東証プライム
6,308
4/25 15:00
-174(%)
時価総額 12,768,168百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4503 東証プライム
1,455
4/25 15:00
-14(%)
時価総額 2,671,165百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4543 東証プライム
2,597.5
4/25 15:00
-82.5(%)
時価総額 3,872,085百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6,516
4/25 15:00
-28(%)
時価総額 11,050,875百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,342
4/25 15:00
-93(%)
時価総額 4,092,875百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,786.5
4/25 15:00
-54.5(%)
時価総額 8,782,435百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6954 東証プライム
4,455
4/25 15:00
-158(%)
時価総額 4,497,532百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
33,600
4/25 15:00
-1,210(%)
時価総額 15,846,869百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9766 東証プライム
9,260
4/25 15:00
-123(%)
時価総額 1,328,810百万円
ゲームソフトが柱。スポーツクラブ兼営。遊技機やカジノ機の製造・販売も。24.3期3Q累計は主力ゲーム作品が想定以上に好調。遊技機、カジノ機、スポーツクラブも伸びて二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/03/10