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米金利上昇を受けた米株安の流れ引き継ぎ、リスク回避の動きが強まる【クロージング】

2022/1/19 16:21 FISCO
*16:21JST 米金利上昇を受けた米株安の流れ引き継ぎ、リスク回避の動きが強まる【クロージング】 19日の日経平均は大幅続落。790.02円安の27467.23円(出来高概算15億1000万株)と昨年8月23日以来約5カ月ぶりに27500円を割り込んで取引を終えた。前日の米国市場で、長期金利が上昇したことから、金利動向に敏感なグロース株を中心に売りが優勢となった流れを引き継ぎ、半導体や電子部品関連など値がさハイテク株が幅広く売られた。また、ゴールドマン・サックスが決算を受けて急落したことから景気敏感株へも売りが広がるなど、ほぼ全面安の展開となった。前場に27700円を割り込んだ日経平均は後場に入っても下げ止まらず、一時27314.41円と先物主導で下げ幅を拡大させた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が2100を超え、ほぼ全面安商状だった。セクター別では、パルプ紙を除く32業種が下落し、海運、電気機器、精密機器、輸送用機器の下げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、コナミHD<9766>、安川電<6506>、出光興産<5019>、日揮HD<1963>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、TDK<6762>が軟調だった。 前日の米国市場は、米政府高官が「ロシアがウクライナに対していつ攻撃するかわからない」と発言するなど、情勢が緊迫化するなど、地政学リスクへの懸念から原油市況が急伸。米国のインフレ加速が警戒され、米長期金利が上昇したことが嫌気された。個別では米マイクロソフトが米ゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードを約7兆9000億円で買収すると発表したことで、競争激化への警戒からソニーGが売られる一方、ゲーム業界の再編が進むとの思惑からカプコン<9697>やコナミHDのゲームソフト関連の一角には投資資金がシフトしていた。 日経平均は再び28000円を割り込むとともに、心理的な節目である27500円も割り込んだ。テクニカル的にみても相場が弱いことが示唆され、海外投資家の先物売りが出やすいとの指摘が聞かれ、先安不安感が増幅している。また、国内での新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が急拡大しており、経済活動の再停滞への懸念も拭えず、目先は下値を模索する展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
1963 東証プライム
1,505
4/18 15:00
+1(%)
時価総額 390,412百万円
プラント建設大手。海外LNG案件に強み。配当性向は30%目安。先端技術産業分野では基本設計役務、EPC役務などを複数受注。受託製造ケミカル触媒、脱硝触媒用原料は販売が堅調。24.3期3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/05
5019 東証プライム
1,022.5
4/18 15:00
+7(%)
時価総額 1,522,834百万円
石油元売りで国内2位。19年に昭和シェル石油と統合。石化製品や資源・再エネ開発なども。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や電力用石炭の市況軟化で足踏み。マレーシアで独自エンプラ製造装置の商業運転開始。 記:2024/03/09
6367 東証プライム
19,505
4/18 15:00
+5(%)
時価総額 5,717,189百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6506 東証プライム
6,096
4/18 15:00
+66(%)
時価総額 1,625,742百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6758 東証プライム
12,760
4/18 15:00
+95(%)
時価総額 16,091,406百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
7,325
4/18 15:00
-32(%)
時価総額 2,847,755百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,735
4/18 15:00
+276(%)
時価総額 4,393,979百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
8035 東証プライム
36,740
4/18 15:00
-550(%)
時価総額 17,327,796百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9697 東証プライム
2,616
4/18 15:00
+18(%)
時価総額 1,394,357百万円
ゲームソフト大手。アクション系、アドベンチャー系中心にヒット作多数。バイオハザードRE:4は累計545万本を販売。リピートタイトルの販売本数は1760万本となり収益貢献。24.3期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/06
9766 東証プライム
9,419
4/18 15:00
+187(%)
時価総額 1,351,627百万円
ゲームソフトが柱。スポーツクラブ兼営。遊技機やカジノ機の製造・販売も。24.3期3Q累計は主力ゲーム作品が想定以上に好調。遊技機、カジノ機、スポーツクラブも伸びて二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/03/10