マーケット
4/24 15:15
38,460.08
+907.92
38,503.69
+263.71
暗号資産
FISCO BTC Index
4/24 19:15:11
10,292,048
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:米実質金利の上昇でマザーズ逆風続く、2月IPOはBBへ

2022/1/15 14:56 FISCO
*14:56JST 新興市場見通し:米実質金利の上昇でマザーズ逆風続く、2月IPOはBBへ 今週の新興市場では、マザーズ指数の下落が続いた。週末の1月14日には終値ベースで2020年5月15日以来の安値を付けている。週半ばにかけて米長期金利が伸び悩み、グロース(成長)株の反発に伴いマザーズ指数も800pt台後半で下げ渋る場面があった。しかし、週後半になると米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感から再びグロース株が売られ、マザーズ指数は一段安の展開となった。時価総額上位の主力IT株の下落が大きく、マザーズ指数を下押しした。なお、週間の騰落率は、日経平均が-1.2%であったのに対して、マザーズ指数は-4.3%、日経ジャスダック平均は-1.0%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で9.4%安、ビジョナル<4194>が同10.8%安、フリー<4478>が同13.0%安と軒並み大きく下落。売買代金上位ではFRONTEO<2158>が売りに押され、好需給で賑わっていた11~12月上場のエフ・コード<9211>やサイエンスアーツ<4412>はきつい下げとなった。また、やはり12月上場のアジアクエスト<4261>が週間のマザーズ下落率トップとなった。一方、Green Earth Institute<9212>やアスタリスク<6522>は押し目買いが入り大幅に上昇。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>などが上昇率上位に顔を出した。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同2.8%安、ワークマン<7564>が同5.6%安、東映アニメーション<4816>が同9.2%安と軟調。売買代金上位ではフェローテックHD<6890>や出前館<2484>が売り優勢だった。また、ウエストHD<1407>は決算が嫌気され、週間のジャスダック下落率トップとなった。一方、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同6.6%高と堅調。シーズメン<3083>などは大幅高となり、RIZAPグループ<2928>によるスクイーズアウト(株式の強制買い取り)を発表したREXT<7697>は上昇率トップとなった。 来週の新興市場では、新興IT株中心のマザーズにとって厳しい環境が続きそうだ。今週末の米国市場ではハイテク株に押し目買いが入る一方、金利は幅広い年限で上昇した。FRBがインフレ抑制のため金融引き締めへ傾く姿勢を鮮明にしているだけに、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利の上昇は続くとみられる。これは新興IT株のような高バリュエーション銘柄の割高感を強めるだけでなく、信用買い残の多いマザーズ銘柄ではレバレッジ縮小によるマイナス影響も大きいだろう。 市場環境こそ厳しいが業績好調な新興企業は少なくなく、今週末発表された決算でもEnjin<7370>やグッドパッチ<7351>が好感されているようだ。しかし、決算に対する新興株の反応を見ると、高バリュエーションが許容されるためのハードルは非常に高い印象を受ける。今月下旬からの10-12月期決算発表でも注意する必要がありそうだ。また、12月上場のHYUGA PRIMARY CARE<7133>は早々に一部証券会社の投資判断付与が観測されている。 IPO関連では、Recovery International<9214>を皮切りに2月上旬の上場案件が順次ブックビルディング(BB)期間に入る。件数こそ多くないが、新興株への逆風が強まっているさなかとあって、仮条件の水準や需給状況を注視しておきたい。なお、今週はエッジテクノロジー<4268>(2月17日、マザーズ)の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 23件
1407 東証スタンダード
2,881
4/24 15:00
+21(%)
時価総額 132,604百万円
再生可能エネルギー会社。自家消費型産業用太陽光発電所請負と非FIT太陽光発電所開発に経営資源を集中。再生可能エネルギー事業は黒字転換。産業用太陽光発電所請負事業は受注好調。24.8期1Qは大幅増収増益。 記:2024/01/27
2158 東証グロース
643
4/24 15:00
+2(%)
時価総額 25,280百万円
独自開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、eディスカバリ支援やデジタル鑑識等のサービスを提供。塩野義製薬と戦略的業務提携。ライフサイエンスAI分野は増収。特別損失減少。24.3期3Qは最終損益改善。 記:2024/04/16
2484 東証スタンダード
288
4/24 15:00
-2(%)
時価総額 37,945百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
6,900
4/24 15:00
-80(%)
時価総額 917,424百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
395
4/24 15:30
-26(%)
時価総額 219,706百万円
パーソナルジム「RIZAP」を運営。子会社で雑貨、婦人服の販売等も。低価格ジム「chocoZAP」に先行投資。広告プラットフォーム事業を本格開始。chocoZAPの会費収入は増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/03/30
3083 東証スタンダード
573
4/24 15:00
-22(%)
時価総額 2,294百万円
アメカジの「METHOT」や和柄専門の「流儀圧搾」を運営。メタバースファッション専門アパレル「ポリゴンテーラーファブリック」を育成。来店促進策や客単価向上の取組みが奏功し、24.2期3Q累計は赤字幅縮小。 記:2024/01/27
4194 東証プライム
8,080
4/24 15:00
+100(%)
時価総額 310,199百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4261 東証グロース
2,748
4/24 15:00
-47(%)
時価総額 4,029百万円
DX支援サービス会社。支援コンサルティングやシステム開発、プロダクトを提供。情報通信、不動産等が主要顧客。エンジニア数は増加。大口案件の寄与等で23.12期通期は2桁増収。24.12期は2桁増収増益計画。 記:2024/02/23
4385 東証プライム
1,808.5
4/24 15:00
+59(%)
時価総額 290,935百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4412 東証グロース
605
4/24 15:00
+5(%)
時価総額 4,061百万円
スマホ向けIP無線アプリを開発・販売。大規模運用を想定して開発した独自通信プロトコルに強み。24.8期1Qは契約社数が増えて売上倍増。だが開発・販売強化のための人件費増が利益の重石に。通期3割増収を計画。 記:2024/02/06
4478 東証グロース
2,840
4/24 15:00
+102(%)
時価総額 161,531百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4816 東証スタンダード
2,589
4/24 15:00
-20(%)
時価総額 543,690百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
508
4/24 15:00
+11(%)
時価総額 1,527百万円
約3000人の建築家ネットワークを持ち、家づくりのプランニングや名作住宅の図面再利用等のサービスを提供。工事請負契約数は横ばいだが、契約ロイヤリティ売上は順調。24.3期3Q累計は増収、損益改善。 記:2024/03/05
3,900
4/24 15:00
+60(%)
時価総額 375,629百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6522 東証グロース
457
4/24 15:00
+2(%)
時価総額 3,224百万円
飲料向けバーコードリーダーと自販機向け赤外線通信が主力。POS等のシステムインテグレーションも。24.8期1QはAsReader事業は増収。AsReaderシリーズは累計出荷台数が20万台を突破。 記:2024/02/03
2,927
4/24 15:00
+125(%)
時価総額 137,396百万円
半導体・FPD製造装置部品を製造・販売。真空シールに強み。半導体製造工程向け消耗品も。24.3期3Q累計はパワー半導体用基板が好調。だが半導体装置部品の調整長びく。生産能力増強に向け国内外で工場を建設中。 記:2024/04/11
1,686
4/24 15:00
+75(%)
時価総額 12,045百万円
在宅訪問薬局「きらり薬局」の運営や中小薬局への在宅訪問薬局のノウハウやシステム等の提供、介護施設の運営等を行う。きらりプライム事業は好調。加盟店舗数が1910店舗と増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/04/14
7351 東証グロース
510
4/24 15:00
+1(%)
時価総額 4,257百万円
デジタル領域に特化した大手デザインファーム。UI/UXデザイン支援、組織デザイン、ソフトウェア開発、デザイナーに特化した人材紹介サービスなどを展開。顧客社数の底上げと継続獲得の好調で、1Qは大幅増収。 記:2024/02/23
7370 東証グロース
1,011
4/24 15:00
+7(%)
時価総額 7,469百万円
PR支援サービス会社。中小・中堅企業、医療機関を対象にPR支援サービスを展開。総還元性向は30%目標。PRプラットフォームサービスは売上増。オプションサービス拡充等で顧客単価が上昇。24.5期2Qは増収。 記:2024/01/28
7564 東証スタンダード
3,935
4/24 15:00
+10(%)
時価総額 322,068百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
7697 JQスタンダード
391
3/25 15:00
±0(%)
時価総額 8,419百万円
ワンダーコーポレーションとジーンズメイト、HAPiNSの共同持株会社。PB商品とECの強化、業態シフト等に注力。22.3期上期はアウトドア用品が堅調に推移した。不採算店のへ撤退や業態転換等も寄与した。 記:2022/01/07
9211 東証グロース
1,728
4/24 15:00
-73(%)
時価総額 18,329百万円
マーケティングサービス会社。SaaS型Web接客ツール「CODE Marketing Cloud」が主力。顧客数は2616社と順調に拡大。CX SaaSなどは受注順調。23.12期通期は大幅な増収増益。 記:2024/04/13
492
4/24 15:00
+5(%)
時価総額 5,484百万円
バイオマス原料由来の化学品を開発するスタートアップ企業。ファブレス型事業を展開。住友林業と資本業務提携。パーム残渣の役務契約などパイプラインは進捗。24.9期1Qは増収。今期は4Qに売上が集中する計画。 記:2024/04/13