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日米の景況感の改善を背景に29000円回復【クロージング】

2021/12/28 16:07 FISCO
*16:07JST 日米の景況感の改善を背景に29000円回復【クロージング】 28日の日経平均は3日ぶりに反発。392.70円高の29069.16円(出来高概算9億5000万株)と16日以来約2週間ぶりに29000円を回復して取引を終えた。日米での経済指標の改善を背景に景気回復への期待感から買い先行スタート。為替も1ドル=114円台後半まで円安が進んだこともあり、輸出関連株を中心に値を上げる銘柄が増加し、一時29121.01円まで上げ幅を広げた。ただ、心理的な節目を突破したことに伴う達成感や時間外取引での米国株価指数先物安もあり、買い一巡後は上値の重い展開だった。 東証1部の騰落銘柄は値上がり銘柄1800を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、海運を除く32業種が上昇。精密機器、パルプ紙、水産農林、金属製品、機械、化学、電気機器などの上げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、キッコーマン<2801>、オリンパス<7733>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、エーザイ<4523>、シチズン<7762>、商船三井<9104>が軟化した。 前日の米国市場は、インフレや新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大で年末商戦の消費は伸び悩むとの見方があった中で、消費の堅調さを示す指標が発表されたことが好感され、主要株価指数は上昇。なかでも、半導体関連銘柄で構成されるSOX指数は2%を超える大幅高となったため、東エレクなどの半導体関連株が買われた。また、国内でも11月の鉱工業生産指数が前月比7.2%増と2カ月連続で上昇し、市場予想を上回った。半導体不足の影響後退で乗用車が急回復したことが主な要因で、国内景気の回復期待からシクリカル銘柄にも値を上げる銘柄が目立っていた。 東証1部市場の売買代金は、活況の目安とされる2兆円を5営業日ぶりに上回ったものの、年末休暇を控えて売買を手控える機関投資家が多い。そのため、売り急ぐ向きも見られず、日経平均は強含みの展開で、戻り局面で跳ね返されていた75日線水準を突破した。米国市場は、年末にかけて相場が上がる「サンタラリー」への期待感が高まっている。日本株も遅ればせながら、掉尾の一振に対する期待が高まり始めており、目先は堅調推移を予想する声が増えているようだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7762 東証プライム
902
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 221,892百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。国内はインバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。海外も高価格帯を中心に拡販、出店強化。工作機械事業は低調。 記:2024/06/18
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
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+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9104 東証プライム
5,430
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25