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新興市場見通し:改善要因重なりマザーズ躍進期待、IPO年末にかけ3社

2021/12/25 15:15 FISCO
*15:15JST 新興市場見通し:改善要因重なりマザーズ躍進期待、IPO年末にかけ3社 今週の新興市場では、マザーズ指数が5週ぶりに大きく反発し、1000pt台を回復して取引を終えた。この週はIPOラッシュの様相を呈し、全体の件数もさることながら、公開規模の比較的大きい案件が多かった。全般に厳しい出足を強いられた印象が強いが、ひとまず公開株の購入に充てられていた資金が市場に還流したことなどが新興株の持ち直しにつながったとみられる。また、海外勢のクリスマス休暇で東証1部の売買が減り、個人投資家の物色の矛先が新興株に向いたほか、11月後半以降の調整がきつかった銘柄に売り一服感が出てきたのも大きいだろう。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.8%であったのに対して、マザーズ指数は+4.1%、日経ジャスダック平均は-0.2%だった。 個別では、メルカリ<4385>が週間で1.8%高となるなどマザーズ時価総額上位は全般堅調で、フリー<4478>は同7.1%高、そーせいグループ<4565>は同8.5%高。売買代金上位ではFRONTEO<2158>やENECHANGE<4169>が大幅に上昇した。また、株式分割実施を発表したサイジニア<6031>が週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、12月10日上場のフレクト<4414>などは売りに押され、11月上場のサイエンスアーツ<4412>が下落率トップとなった。ジャスダック主力は東映アニメーション<4816>が同15.5%安となるなど全般軟調。売買代金上位ではアミタHD<2195>などが売られ、ANAP<3189>は週間のジャスダック下落率トップとなった。一方、日本マクドナルドHD<2702>は同1.5%高。フェローテックHD<6890>も買い優勢で、ラクオリア創薬<4579>は大幅高となった。IPOでは24社が一挙上場したが、うち10社の初値が公開価格を下回った。ただ、ラバブルマーケティンググループ<9254>は公開価格の約3.8倍まで初値を伸ばし、JDSC<4418>など初値後に賑わう銘柄も散見された。エフ・コード<9211>は初値持ち越しとなっている。 来週・再来週の新興市場では、新年相場におけるマザーズの躍進に期待したい。11月後半から人気銘柄の相次ぐ急落による損失覚悟の売り、IPOラッシュに向けた資金確保の売りなどがマザーズ指数を大きく押し下げた。ただ、前者の売りには一服感が出てきて、IPOラッシュ通過により投資資金も還流。さらに、12月28日の権利付最終売買日を通過すれば年末特有の損出し売りも一巡する。年末年始は個人投資家が取引主体となって新興株に関心が向きやすいだろうし、ここ1カ月ほどの株価下落で値ごろ感の出てきたマザーズ銘柄も多い。 目先はJDSCのように値動き良好な直近IPO銘柄に物色の矛先が向きやすいだろうが、実質新年相場に入り既存マザーズ銘柄の見直しの動きにも期待したい。ウェルスナビ<7342>などは再評価余地が大きそう。2021年上場組ではビジョナル<4194>が躍進したが、22年はAppier Group<4180>が上場前株主の売却一巡後に活躍を期待できそうだ。 IPO関連では、12月27日にアジアクエスト<4261>とセキュア<4264>、29日にInstitution for a Global Society<4265>がいずれもマザーズへ新規上場する。件数が減ったことで初値買い分散の影響は薄れ、3社とも人気の事業内容とあって「掉尾の一振」に期待したいところ。なお、今週は既に2022年のIPOとしてセイファート<9213>(2月4日、ジャスダック)の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 23件
2158 東証グロース
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時価総額 25,044百万円
独自開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、eディスカバリ支援やデジタル鑑識等のサービスを提供。塩野義製薬と戦略的業務提携。ライフサイエンスAI分野は増収。特別損失減少。24.3期3Qは最終損益改善。 記:2024/04/16
2195 東証グロース
613
4/25 15:00
+3(%)
時価総額 10,753百万円
廃棄物リサイクルや環境コンサル、環境認証認定サービスなどを展開。マレーシア国内で発生する資源を日本に輸出する海外トレーディングも。シリコン再生の増設は24年夏頃に稼働予定。24.12期は増収増益を見込む。 記:2024/04/12
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時価総額 912,106百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
3189 東証スタンダード
225
4/25 15:00
-5(%)
時価総額 1,119百万円
若年女性向けファッションブランド。原宿を中心に国内で35店舗を運営。EC販売に強み。昨年10月に事業再生ADR申請。債務超過解消に向けた取組みに重点。猛暑影響で秋冬物の立ち上がりが遅れ、1Qは利益足踏み。 記:2024/01/28
4169 東証グロース
454
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-36(%)
時価総額 15,775百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。24.12期はEV充電器導入支援の拡大を想定。比較・切替サイトの売上回復も続く見込み。5割増収を計画。利益計画は非開示に。 記:2024/03/12
1,304
4/25 15:00
-100(%)
時価総額 132,252百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4194 東証プライム
7,720
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時価総額 296,379百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4261 東証グロース
2,722
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-26(%)
時価総額 3,990百万円
DX支援サービス会社。支援コンサルティングやシステム開発、プロダクトを提供。情報通信、不動産等が主要顧客。エンジニア数は増加。大口案件の寄与等で23.12期通期は2桁増収。24.12期は2桁増収増益計画。 記:2024/02/23
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時価総額 8,818百万円
顔認証・画像認識技術を用いた入退室管理システムや監視カメラシステムを開発・販売。画像解析サービスも。24.12期は主要製品の順調な成長を想定。人件費増を吸収して最高業績を見込む。今年1月に工事会社を買収。 記:2024/02/15
390
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-2(%)
時価総額 1,724百万円
企業や学校の人材育成や評価のツールをクラウドで提供。学校向け人材育成ツールの提供等も。三井住友信託銀行と業務提携。24.3期3Q累計は顧客数が過去最高。教育事業ではAi GROWの導入校数が順調に増加。 記:2024/02/23
4385 東証プライム
1,783.5
4/25 15:00
-25(%)
時価総額 286,913百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4412 東証グロース
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時価総額 3,940百万円
スマホ向けIP無線アプリを開発・販売。大規模運用を想定して開発した独自通信プロトコルに強み。24.8期1Qは契約社数が増えて売上倍増。だが開発・販売強化のための人件費増が利益の重石に。通期3割増収を計画。 記:2024/02/06
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-47(%)
時価総額 17,373百万円
システム開発会社。クラウド先端テクノロジーを活用したDX支援やモビリティ最適化クラウドキャリオットなどを展開。主要顧客にコマツやANA、NTTドコモなど大手企業多数。業容好調で、3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/02/29
4418 東証グロース
851
4/25 15:00
-9(%)
時価総額 10,903百万円
顧客企業と課題解決やSDGsに資するAI製品を共同開発し、自社SaaSとして他社にも販売。AIソリューション事業は横展開事例の増加等で堅調。マーケティング支援事業は新規受注順調。24.6期2Qは大幅増収。 記:2024/04/07
4478 東証グロース
2,755
4/25 15:00
-85(%)
時価総額 156,696百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4565 東証プライム
1,495
4/25 15:00
-13(%)
時価総額 122,475百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。契約一時金及びマイルストン収入は伸び悩む。23.12期通期は医薬品販売が増収。M&A効果等が寄与。 記:2024/02/13
4579 東証グロース
604
4/25 15:00
-11(%)
時価総額 12,668百万円
旧ファイザー中央研究所が前身の創薬ベンチャー。低分子薬に強み。24.12期は胃酸分泌抑制剤や動物用薬の売上拡大に伴うロイヤルティ収入増を想定。今年3月買収予定の創薬スタートアップも上乗せ。黒字復帰を計画。 記:2024/03/12
4816 東証スタンダード
2,575
4/25 15:00
-14(%)
時価総額 540,750百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
6031 東証グロース
776
4/25 15:00
-13(%)
時価総額 9,927百万円
昨夏にネット広告事業を譲渡。ECサイト商品検索エンジンなどのCX改善事業が柱に。24.6期上期はCX改善が好調で計画を上回る着地に。通期最高業績・増配を計画。中計では26.6期に営業益10億円超を目指す。 記:2024/04/15
2,889
4/25 15:00
-38(%)
時価総額 135,613百万円
半導体・FPD製造装置部品を製造・販売。真空シールに強み。半導体製造工程向け消耗品も。24.3期3Q累計はパワー半導体用基板が好調。だが半導体装置部品の調整長びく。生産能力増強に向け国内外で工場を建設中。 記:2024/04/11
7342 東証グロース
1,452
4/25 15:00
-31(%)
時価総額 85,279百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
9211 東証グロース
1,728
4/25 15:00
±0(%)
時価総額 18,329百万円
マーケティングサービス会社。SaaS型Web接客ツール「CODE Marketing Cloud」が主力。顧客数は2616社と順調に拡大。CX SaaSなどは受注順調。23.12期通期は大幅な増収増益。 記:2024/04/13
1,405
4/25 15:00
+2(%)
時価総額 1,975百万円
SNSマーケティング事業とDX支援事業を展開。企業やブランドのSNSに関するマーケティング支援に実績。SNSマーケティング事業は増収。SNS運用支援ツール契約件数が2桁増。23.10期通期は売上堅調。 記:2024/02/26