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後場に注目すべき3つのポイント~年末年始はマザーズに勝機見出す?

2021/12/23 12:16 FISCO
*12:16JST 後場に注目すべき3つのポイント~年末年始はマザーズに勝機見出す? 23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続伸、年末年始はマザーズに勝機見出す? ・ドル・円は伸び悩み、仲値の買い一巡後は失速 ・値上がり寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位が東京エレクトロン<8035> ■日経平均は3日続伸、年末年始はマザーズに勝機見出す? 日経平均は3日続伸。89.25円高の28651.46円(出来高概算4億株)で前場の取引を終えている。 22日の米株式市場でNYダウは続伸し、261ドル高となった。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」が感染拡大しているものの、7-9月期国内総生産(GDP)確定値の上方修正や12月消費者信頼感指数の改善が景気回復期待を支えた。また、食品医薬品局(FDA)が製薬大手ファイザーの新型コロナ経口薬の緊急使用を承認したことも好感された。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで140円高からスタートすると、朝方には一時28713.87円(151.66円高)まで上昇。ただ、クリスマスや年末を前に取引参加者が減っていることもあって一段の上値追いの動きは限られ、伸び悩む展開となった。 個別では、レーザーテック<6920>、郵船<9101>、商船三井<9104>、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>などが堅調で、川崎船<9107>は小高い。INPEX<1605>はNY原油先物相場の続伸を受けて3%近く上昇している。コマツ<6301>は建設機械・フォークリフトの値上げ、東急不HD<3289>は小売りの「東急ハンズ」売却が好感されて買い優勢。また、DLE<3686>がストップ高水準まで急騰し、東証1部上昇率トップとなっている。一方、エーザイ<4523>は8%超の下落。厚生労働省の専門部会が認知症新薬について継続審議とする方針が伝わり、東証1部下落率トップとなっている。自動車部品子会社での検査不正が伝わった日立<6501>は3%超の下落。日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>もさえない。 セクターでは、鉱業、海運業、卸売業などが上昇率上位。一方、医薬品、小売業、電気・ガス業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の62%、対して値下がり銘柄は33%となっている。 米株の続伸を受けて本日の東京市場でも買いが先行したが、やや上値の重い展開となっている。日経平均の日足チャートを見ると、28600円台に位置する25日移動平均線を寄り付きで上回ってきたものの、明確に上放れすることはできず。売買代金上位では個人投資家に人気のレーザーテックや海運株の上昇が目立ち、業種別騰落率では景気の影響を受けにくいディフェンシブセクターから市況関連を中心とした景気敏感セクターへの循環的な資金シフトが見られる。もっとも、ここまでの東証1部売買代金は9000億円あまりと非常に低調で、取引参加者の減少は鮮明だ。 世界的な新型コロナ「オミクロン型」の感染拡大による景気減速懸念が強まっていただけに、前日発表の米経済指標が相次いで予想を上回ったことなどはまずまず安心できる材料だろう。ただ、米消費者信頼感指数を公表しているコンファレンスボードは発表文で、物価上昇や冬季に予想される新型コロナ感染拡大で引き続き逆風に直面するだろうなどと記している。実際、22日の米10年物国債利回りは1.45%(-0.01pt)となり、債券市場では景気の先行きに対する警戒感が根強いことがわかる。今晩の米国では11月の個人所得・個人消費支出(PCE)や耐久財受注、新築住宅販売件数が発表されるため、引き続きこうした経済指標の動向を注視したい。 また、株式市場では前述のとおり取引参加者が減り、買いに弾みが付きにくい。年末を前に持ち高を大きく動かす機関投資家は限られるだろう。また、前日の先物手口では短期筋による買い戻しに一服感が出ていた。さらに、ネット証券での売買動向を見ると日経レバETF<1570>が売り超となり、日経平均が28500円を上回る場面では個人投資家も売りスタンスであることがわかる。20日の28000円割れから戻してきた日経平均だが、ここからの上値は重いとみておいた方がよいだろう。 一方、マザーズ指数は-0.50%と3日ぶりに反落して前場を折り返しているが、年末年始にかけての持ち直しが期待できるかもしれない。今週のIPO(新規株式公開)ラッシュは、有力スタートアップとして注目されたFinatext<4419>(22日上場)やエクサウィザーズ<4259>(本日上場)が公開価格割れスタートとなるなど、全体として厳しい船出を強いられた感はある。ただ、11月後半から人気マザーズ銘柄が相次ぎ急落し、個人投資家の資金余力低下が鮮明となっていただけに、IPOラッシュ進展による市場への資金還流の影響は大きいだろう。実際、前日は日経平均の伸び悩みに反し、マザーズ指数は+3.47%という大幅上昇を見せた。 一昨日の当欄でも指摘したが、先週後半からマザーズ指数先物の建玉が増加している。過去には新興株の持ち直しを見越して海外ヘッジファンド等がマザーズ指数先物の買い建玉を積み上げる場面があり、これがトレンド好転のシグナルとして機能していた。ここ1カ月ほどの株価の大幅下落で値ごろ感の出てきた成長期待株も少なくない。年末年始も積極的に取引参加したい個人投資家にとっては好機となるかもしれない。 ■ドル・円は伸び悩み、仲値の買い一巡後は失速 23日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。仲値にかけて国内勢のドル買いが強まり、114円08銭から一時114円21銭まで値を上げた。ただ、その後ドル買いは一巡し、114円10銭付近に失速。一方、日経平均株価は堅調地合いを維持し、円売りが主要通貨を支える。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円08銭から114円21銭、ユーロ・円は129円17銭から129円49銭、ユーロ・ドルは1.1320ドルから1.1340ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ウェッジホールディングス<2388>、ディー・エル・イー<3686>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位が東京エレクトロン<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・7-9月期GDP確定値:前期比年率+2.3%(予想:+2.1%、改定値:+2.1%) ・米・7-9月期個人消費確定値:前期比年率+2.0%(予想:+1.7%、改定値:+1.7%) ・米・11月シカゴ連銀全米活動指数:0.37(予想:0.50、10月:0.75←0.76) ・米・11月中古住宅販売件数:646万戸(予想:653万戸、10月:634万戸) ・米・12月消費者信頼感指数:115.8(予想:111.0、11月:111.9←109.5) 【要人発言】 ・米食品医薬品局(FDA) 「ファイザー製の新型コロナウイルス感染症経口薬に緊急使用許可」 <国内> ・13:10 黒田日銀総裁講演(経団連審議員会) ・14:00 10月景気動向指数・先行改定値(速報値:102.1) <海外> ・米債券市場は短縮取引 《CS》
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1605 東証プライム
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国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
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時価総額 2,805百万円
ゲームの企画・開発やエンターテインメント関連書籍の企画・編集などを行うコンテンツ事業を展開。持分法適用関連会社の事業としてDigital Finance事業等も。コンテンツ事業では新規事業などに注力。 記:2024/08/09
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9/26 15:00
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東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルなどを傘下に収める持株会社。渋谷エリアの商業施設、オフィスビルの開発・運営に強み。配当性向30%以上目安。25.3期は売上、各利益ともに過去最高更新を見込む。 記:2024/07/05
3686 東証スタンダード
129
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4259 東証グロース
324
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時価総額 26,392百万円
国内最大級のAIプラットフォーム「exaBase」を軸にAI/DXプロジェクトを手掛けるAIプラットフォーム事業が主力。AIプロダクト事業等も展開。「exaBase 生成AI」などの販売拡大を図る。 記:2024/08/13
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4523 東証プライム
5,556
9/26 15:00
+46(%)
時価総額 1,647,726百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
9,368
9/26 15:00
+198(%)
時価総額 15,887,753百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
4,019
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+35(%)
時価総額 3,911,074百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6501 東証プライム
3,983
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時価総額 18,467,454百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6920 東証プライム
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半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7974 東証プライム
7,996
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時価総額 10,384,325百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
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+1,910(%)
時価総額 12,149,266百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
5,350
9/26 15:00
+114(%)
時価総額 2,729,383百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
5,122
9/26 15:00
+3(%)
時価総額 1,854,220百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
2,234.5
9/26 15:00
+7.5(%)
時価総額 1,597,060百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
47,900
9/26 15:00
+800(%)
時価総額 15,242,786百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,892
9/26 15:00
+350(%)
時価総額 15,320,507百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17