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突っ込み警戒感から自律反発の動きが強まる【クロージング】

2021/12/21 16:05 FISCO
*16:05JST 突っ込み警戒感から自律反発の動きが強まる【クロージング】 21日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。579.78円高の28517.59円(出来高概算10億1000万株)で取引を終えた。急ピッチの下げに対する反動から幅広い銘柄に買い戻しの動きが優勢となった。また、米半導体大手のマイクロン・テクノロジーは好業績見通しを背景に時間外取引で大幅に上昇しており、これを受けた米株先物が堅調に推移していることで、下げ基調にある今晩の米国株の反転期待も投資家心理を改善させた。ただ、クリスマス休暇シーズンで海外投資家の動きは鈍く、前引けにかけて28500円を回復した後は、28500円を挟んだもち合いが続いた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり銘柄が1600を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では33業種すべてが上昇し、海運、その他製品、証券商品先物、ゴム製品、電気機器の上げが目立った。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>が堅調で、この4銘柄で日経平均を200円超押し上げた。半面、電通グループ<4324>、アステラス薬<4503>、出光興産<5019>、ニチレイ<2871>、日産自<7201>が小安い展開だった。 前日の米国市場は、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大懸念などから売りが先行し、主要株価指数は1%超の下落となった。ただし、日経平均は前日の下落である程度織り込んでいたほか、2日間で1100円超下落し、騰落レシオは売られ過ぎとみなされる70%に急接近していたため、自律反発を狙った買いが広範囲に入り、後場取引開始直後には28533.74円まで上げ幅を広げる場面もあった。 欧米では、オミクロン株の感染が拡大しているほか、海外投資家のクリスマス休暇入りを考慮すると、自律反発の域を抜け出たとみるのは時期尚早のようだ。また、感染拡大に伴って欧州の一部の国が都市封鎖に踏み切るなど、経済活動にも悪影響が出始めており、「再びコロナの感染動向に集まっている」とする声も聞かれる。コロナ警戒モードが続く間は、株価に底打ち感は出にくいだろう。 《FA》
関連銘柄 9件
2871 東証プライム
3,914
4/23 15:00
-4(%)
時価総額 524,644百万円
冷凍食品最大手。低家庭用冷凍食品シェアは約20%。温物流事業にも強く、冷蔵倉庫設備能力や庫腹量でトップシェア。家庭用調理品は売上増。炒飯を中心に米飯類の販売数量は回復。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/02/13
4324 東証プライム
4,229
4/23 15:00
+17(%)
時価総額 1,219,686百万円
国内最大の広告代理店。メディア確保力や広告企画力、コンサルティングなどに強み。配当性向は35%目標。日本はCT&T領域が引き続き好調。米州はM&Aや円安効果などで収益堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4503 東証プライム
1,491.5
4/23 15:00
+15.5(%)
時価総額 2,738,173百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
5019 東証プライム
1,030
4/23 15:00
+7(%)
時価総額 1,534,004百万円
石油元売りで国内2位。19年に昭和シェル石油と統合。石化製品や資源・再エネ開発なども。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や電力用石炭の市況軟化で足踏み。マレーシアで独自エンプラ製造装置の商業運転開始。 記:2024/03/09
6857 東証プライム
5,245
4/23 15:00
-24(%)
時価総額 4,018,556百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,400
4/23 15:00
-26(%)
時価総額 4,442,007百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7201 東証プライム
551.3
4/23 15:00
+0.9(%)
時価総額 2,326,880百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
8035 東証プライム
32,500
4/23 15:00
+50(%)
時価総額 15,328,073百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
42,180
4/23 15:00
+730(%)
時価総額 13,422,562百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27