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米金利上昇を嫌気したグロース株売りからトレンド悪化【クロージング】

2021/11/24 16:29 FISCO
*16:29JST 米金利上昇を嫌気したグロース株売りからトレンド悪化【クロージング】 24日の日経平均は3営業日ぶりに急反落。471.45円安の29302.66円(出来高12億2000万株)で取引を終えた。23日の米国市場で長期金利が上昇したことを受けて金利負担が懸念される半導体関連などグロース株中心に売りが広がった。この流れを引き継ぐ格好から指数寄与度の大きい値がさハイテク株中心に売られた。日経平均は寄り付きを高値水準に下落幅を広げており、後場中盤には一時29212.93円まで下げ幅を拡大させた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600に達し、全体の7割超を占めた。セクター別では、鉱業が3%を超える上昇となったほか、石油石炭、銀行、電気ガスなど8業種が上昇。一方、サービスが3%を超える下げとなったほか、精密機器、情報通信、金属製品、電気機器、機械など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、安川電<6506>、トヨタ<7203>、キリン<2503>、三井物<8031>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、アドバンテス<6857>が弱く、これら5銘柄で日経平均を200円弱押し下げた。 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の再任などで、早期利上げ観測が高まり、長期金利が上昇。金利に敏感なハイテク株中心に売られ、ナスダック指数やSOX指数が下落した。休日明けの東京市場も売りが先行した。一方、金利上昇を受けた利ざや改善期待からメガバンクなどの金融株が堅調に推移し、日米金利差拡大に円安進行を受けたトヨタなどの輸出関連株の一角がしっかりだった。また、石油備蓄放出を受けた原油市況高を好感し、石油関連株にも買いが広がった。 日経平均は下値支持線とみられる25日線水準を下回ったことで、目先は調整局面入りを懸念する声が聞かれる。米国の早期利上げ懸念の強まりやニュージーランドの0.25ポイントの利上げなど、世界的なインフレ高進を警戒して利上げの動きが広がりつつあるだけに、ヘッジファンドなどの仕掛け的な動きも入りやすく、不安定な値動きを強いられる可能性がある。一方、11月中旬から12月半ばごろまでに約5兆7000億円規模に達する中間配当金の再投資への思惑もあり、相場の下支え要因になりそうだ。 《FA》
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2503 東証プライム
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時価総額 2,024,967百万円
ビール2強の一角をなす酒類メーカー。清涼飲料も。傘下にワインのメルシャンや医薬品の協和キリン。海外は米国と豪州が柱。24.12期は酒類、飲料の増販を想定。昨夏買収の豪州サプリ会社も上乗せ。増収増益を計画。 記:2024/04/10
6,111
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時価総額 10,364,012百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6506 東証プライム
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時価総額 1,594,806百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6857 東証プライム
5,484
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時価総額 4,201,671百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
7203 東証プライム
3,522
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-80(%)
時価総額 57,461,384百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8031 東証プライム
7,125
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-39(%)
時価総額 11,346,327百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
33,530
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時価総額 15,813,854百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,252
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時価総額 9,797,373百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
40,520
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時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,648
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-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10