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欧州での新型コロナ感染再拡大を嫌気も底堅さ確認後は買い戻し優勢に【クロージング】

2021/11/22 16:03 FISCO
*16:03JST 欧州での新型コロナ感染再拡大を嫌気も底堅さ確認後は買い戻し優勢に【クロージング】 22日の日経平均は小幅に続伸。28.24円高の29774.11円(出来高10億6000万株)で取引を終えた。欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大が嫌気され、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まり、インデックス売りの影響から日経平均は午前の早い時間に一時29542.29円まで下押す場面があった。ただし、休日の谷間で手控えムードが広がったほか、心理的な節目である29500円を割り込まなかった上、時間外取引で米株先物が堅調に推移していたことなどから、次第に買い戻しの動きが強まりプラスに転じた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗していた。セクター別では、海運が3%を超える上昇となったほか、保険、証券商品先物、ガラス土石など20業種が上昇。一方、鉱業が3%を超える下げとなったほか、輸送用機器、空運、銀行など13業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、塩野義<4507>、アドバンテス<6857>がしっかりだった半面、デンソー<6902>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、日東電工<6988>、トヨタ<7203>が軟化した。 オーストリアでは都市封鎖、ベルギーでは在宅勤務の義務化など、新型コロナウイルス感染症の再拡大によって規制強化の動きが広がったことから、19日の欧米市場ではリスクオフの動きが強まった。この流れを受けて、東京市場でも売りが優勢となったものの、市場参加者は限られ、売り一巡後は買い戻しが優勢となっており、小幅ながら上昇に転じた。結局、日経平均は29500円での底固めを経て、5日線を挟んだもち合いだった。 セクターを見ると、航空株や欧州売上高比率の高い輸出関連株中心に売られたほか、日米中などの主要国が石油備蓄を放出する協調行動を検討していると伝わったことから、石油資源関連株も下落。一方、海運系シンクタンクが今後のコンテナ船運賃動向に関する見通しを発表し、正常化へ最短1年半という見通しを示したこと材料視され、海運株が物色された。 今週は明日が祝日で東京市場が休みで。米国は25日が感謝祭休場、翌26日が短縮取引となるだけに、商いは膨らみづらい。また、手掛かり材料にも乏しいだけに、ヘッジファンドなどの短期筋による仕掛け的な先物売買には注意が必要だ。また、欧州では再びコロナの感染拡大が進んでおり、さらなる行動規制強化などが進むことになれば、投資マインドを悪化させる要因になりかねず、目先は不安定な値動きを余儀なくされそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
6,171
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-228(%)
時価総額 12,490,863百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4507 東証プライム
7,096
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-50(%)
時価総額 2,211,014百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
6367 東証プライム
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時価総額 5,651,238百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,547
4/19 9:34
-188(%)
時価総額 4,249,939百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
6902 東証プライム
2,821.5
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-54(%)
時価総額 8,892,747百万円
国内最大、世界2位の自動車部品メーカー。エンジンやHV車のパワーコントロールユニット、走行安全関連製品を手掛ける。北米地域は黒字転換。電動化・安心・安全製品の拡販等が寄与。24.3期2Qは2桁増収増益。 記:2024/01/08
6988 東証プライム
13,830
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-290(%)
時価総額 2,071,153百万円
包装材料・半導体関連材料・光学フィルム等を製造。液晶用光学フィルム、自動車用表面保護フィルム、偏光板で世界首位。オプトロニクスは伸び悩む。24.3期2Qはインダストリアルテープが増益。自動車材料は需要増。 記:2023/12/11
7203 東証プライム
3,530
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-72(%)
時価総額 57,591,904百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8035 東証プライム
34,540
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-2,200(%)
時価総額 16,290,204百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,810
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-140(%)
時価総額 12,986,599百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,667
4/19 9:34
-209(%)
時価総額 13,209,888百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10