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新興市場見通し:決算発表一巡で物色は再び小型材料株へ?IPOは2社

2021/11/13 14:31 FISCO
*14:31JST 新興市場見通し:決算発表一巡で物色は再び小型材料株へ?IPOは2社 今週の新興市場では、週初からこれまで賑わっていた銘柄を中心に売りがかさみ、マザーズ指数は大きく下落してのスタートとなった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の持株売却が取り沙汰された米テスラなど、個人投資家の注目度が高い国内外企業に不安材料が出てきて、センチメントが悪化したとみられる。その後も国内外の株式相場を睨みさえない展開が続いたが、下値では押し目買い意欲が根強かったほか、週末になると好決算の時価総額上位銘柄が急伸してマザーズ指数を押し上げた。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.0%であったのに対して、マザーズ指数は-1.3%、日経ジャスダック平均は-0.3%だった。 個別では、時価総額上位のJMDC<4483>が週間で6.8%安、JTOWER<4485>が同13.0%安となった。決算内容そのものは好印象だったが、事前の期待が高かっただけに想定内と受け止められたようだ。メルカリ<4385>も同2.4%安と軟調。また、売買代金上位は値動きの荒さが目立ち、電気自動車(EV)関連として賑わっていた日本電解<5759>などが大きく下落。INCLUSIVE<7078>やグローバルウェイ<3936>は5割前後の大幅安となった。一方、GMOフィナンシャルゲート<4051>は同18.1%高、Appier Group<4180>は同19.9%高と大きく上昇。ともに好決算で週末急伸した。アスタリスク<6522>は上値追いの動きが続き、週間の売買代金・上昇率の両方でマザーズトップとなった。ジャスダック主力では、決算発表のワークマン<7564>が同2.0%安。ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>も同5.8%安と軟調で、出前館<2484>は年初来安値更新が続いた。一方、フェローテックHD<6890>などが堅調で、フルヤ金属<7826>は大きく上昇。東京貴宝<7597>などが週間のジャスダック上昇率上位に顔を出した。IPOでは、東証2部上場の日本調理機<2961>が公開価格近辺での穏当な初値形成となった。 来週の新興市場では、決算発表一巡に伴い値幅の大きい中小型株物色が強まることも期待されるが、マザーズ指数は現行レンジでのもち合いが続くとみておきたい。今回の決算は出遅れていた有力テック株の見直しにつながったが、発表一巡でこうした動きも減り、短期の値幅取りを狙った小型材料株物色の盛り上がりだけでは指数を押し上げにくいだろう。インフレ懸念がくすぶる米国では実質金利の低下などを背景にハイテク株がなお堅調だが、やはり金利動向を注視しておきたいところ。 今週末発表の決算では、業績上方修正のフェローテックやブシロード<7803>、株式分割実施のENECHANGE<4169>などが好材料視されているようだ。また、来週は11月15日にココペリ<4167>、INC、ジモティー<7082>、リベロ<9245>などが決算発表を予定している。提携発表を機に動意付いたINC、9月の上場後早々に強気の投資判断が観測されたリベロなどが注目されそうだ。 IPO関連では、11月18日にGRCS<9250>、19日にAB&Company<9251>がともにマザーズへ新規上場する。企業リスク管理のGRCSは公開規模に荷もたれ感がないものの、美容室チェーンのAB&Cは公開規模がマザーズIPOとしてはやや大きい。なお、今週は後払い決済サービスのネットプロテクションズHD<7383>(12月15日、東証1部)など3社の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 23件
2484 東証スタンダード
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時価総額 37,945百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
2961 東証スタンダード
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時価総額 3,238百万円
業務用総合厨房機器メーカー。学校給食市場が主要ターゲット。開発、生産、アフターサービスまで一貫体制を構築。売上高は2Q、4Qに偏重する傾向。学校給食以外の集団給食分野の拡大図る。24.9期1Qは2桁増収。 記:2024/03/30
3936 東証グロース
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4/24 15:00
+3(%)
時価総額 5,242百万円
クラウドプラットフォーム構築支援やセールスフォースの導入支援を行う。転職・就活情報サイト運営も。24.3期3Q累計はエンジニア拡充で構築・導入支援が好伸。スキルシェアは先行投資が続く。通期5割増収を計画。 記:2024/03/12
7,250
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時価総額 59,885百万円
GMOグループのキャッシュレス決済サービス会社。端末販売から処理、決済代行までを手掛ける。イニシャル売上は好調。次世代決済端末「stera」が売上貢献。売上総利益率は改善。24.9期1Qは大幅増収増益。 記:2024/02/25
4167 東証グロース
380
4/24 15:00
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時価総額 3,006百万円
中小企業向けのDX支援プラットフォームの運営等を行う。全国の地銀や信金、信組と連携、SaaS形式で提供。導入金融機関数は85社。会員企業数は6万4908社。成長投資継続。24.3期3Q累計は小幅増収。 記:2024/02/23
4169 東証グロース
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4/24 15:00
+16(%)
時価総額 17,026百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。24.12期はEV充電器導入支援の拡大を想定。比較・切替サイトの売上回復も続く見込み。5割増収を計画。利益計画は非開示に。 記:2024/03/12
1,404
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+45(%)
時価総額 142,394百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4385 東証プライム
1,808.5
4/24 15:00
+59(%)
時価総額 290,935百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4483 東証プライム
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時価総額 198,967百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
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4/24 15:00
+45(%)
時価総額 86,738百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
5759 東証グロース
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時価総額 10,723百万円
大手車載電池用銅箔メーカー。車載電池用や5G回路基板用などの電解銅箔を展開。車載電池用銅箔市場で国内トップシェア、北米でも首位級。パナソニックが主要顧客。IRA法の影響による輸出減で、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/23
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時価総額 375,629百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6522 東証グロース
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時価総額 3,224百万円
飲料向けバーコードリーダーと自販機向け赤外線通信が主力。POS等のシステムインテグレーションも。24.8期1QはAsReader事業は増収。AsReaderシリーズは累計出荷台数が20万台を突破。 記:2024/02/03
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時価総額 137,396百万円
半導体・FPD製造装置部品を製造・販売。真空シールに強み。半導体製造工程向け消耗品も。24.3期3Q累計はパワー半導体用基板が好調。だが半導体装置部品の調整長びく。生産能力増強に向け国内外で工場を建設中。 記:2024/04/11
7078 東証グロース
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時価総額 6,583百万円
国内唯一のメディアDXエージェンシー。コンテンツの企画・制作や広告運用、プロモーション企画、DXコンサルなどを展開。企画&プロデュース事業は黒字転換。特別利益を計上。24.3期3Q累計は最終黒字転換。 記:2024/04/08
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1,382
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+9(%)
時価総額 6,889百万円
地元密着オンライン掲示板「ジモティー」を運営。企業向けマーケ支援売上や自動広告配信売上が主な収入源。24.3期3Q累計は自社広告商品の増販を想定。実店舗「スマスポ」などの新規事業の増収は計画に織り込まず。 記:2024/04/15
7564 東証スタンダード
3,935
4/24 15:00
+10(%)
時価総額 322,068百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
7597 JQスタンダード
2,557
3/28 9:00
±0(%)
時価総額 1,146百万円
指輪やネックレスの専門商社。自社製の中高級ジュエリーに強み。仕入れから企画、デザイン、製造、総合卸しまでの一貫体制を構築。来場者の購買意欲は強い。経費削減効果などにより、22.3期3Q累計は黒字転換。 記:2022/03/06
7803 東証グロース
375
4/24 15:00
+15(%)
時価総額 27,893百万円
ゲームコンテンツ制作会社。トレーディングカードゲームやオンラインゲームの開発に加え、新日本プロレスやスターダムによるスポーツ興行も展開。エンターテイメント事業の伸び悩みもあり、24.6期中間期は足踏み。 記:2024/03/31
7826 東証プライム
11,400
4/24 15:00
+300(%)
時価総額 96,478百万円
素材メーカー。イリジウムやルテニウムなど加工難易度の高い希少貴金属を手掛け、プラチナグループメタルを用いた工業製品を製造。医療用シンチレーター向けイリジウムルツボを拡販。ケミカル停滞で中間期は足踏み。 記:2024/03/25
9245 東証グロース
1,620
4/24 15:00
+22(%)
時価総額 8,610百万円
引越しサービスや賃貸契約の電子契約推進、新生活のデジタル連携等の問題を、新生活プラットフォームを通じて解決する。個人や法人向けにサービスを提供する。23年12月期は売上高と営業益が期初計画を上回った。 記:2024/04/03
9250 東証グロース
2,047
4/24 15:00
-8(%)
時価総額 2,682百万円
企業経営、サイバーセキュリティなどのリスクマネジメントのDXを展開。GRCツールベンダーで国内トップ。GRCソリューション・プロダクトは売上堅調。23.11期通期は2桁増収。24.11期は黒字転換計画。 記:2024/02/02
9251 東証グロース
903
4/24 15:00
+6(%)
時価総額 13,381百万円
美容室「Agu.」をFC軸に展開。美容室の内装工事も。ウェブ活用の集客に強み。24.10期はインボイス制度導入影響で利益率低下を見込むも最高業績を計画。新中計では26.10期に営業益26.5億円を目指す。 記:2024/03/10