マーケット
3/29 15:15
40,369.44
+201.37
39,807.37
+47.29
暗号資産
FISCO BTC Index
3/29 22:35:32
10,665,035
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:インフレ観測くすぶり重しに、IPOは東証1部にPHCHD

2021/10/9 14:21 FISCO
*14:21JST 新興市場見通し:インフレ観測くすぶり重しに、IPOは東証1部にPHCHD 今週の新興市場では、引き続き日経平均と同様、マザーズ指数や日経ジャスダック平均も下落した。週前半は米連邦政府の債務上限問題や中国不動産会社の資金繰り問題といった海外リスクが意識されたほか、エネルギー価格の上昇とともにインフレ観測や長期金利の上昇圧力が強まり、特に新興株には逆風となった。ただ、週後半になるとこうした懸念が和らぎ、時価総額トップのメルカリ<4385>などを軸にマザーズ指数はやや値を戻した。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.5%であったのに対して、マザーズ指数は-2.3%、日経ジャスダック平均は-1.1%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のフリー<4478>が週間で4.2%安、JMDC<4483>が同4.7%安と軟調。前の週に上場したセーフィー<4375>は同7.5%安となった。売買代金上位ではプレミアアンチエイジング<4934>が下落し、Appier Group<4180>は上場前株主の売り観測もあって大きく値を下げた。また、直近上場のデジタリフト<9244>やジィ・シィ企画<4073>が週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、前述のメルカリは同3.6%高。「メルカリShops」の本格提供を開始すると発表し、週末にかけて上場来高値を付けた。また、直近上場のプロジェクトカンパニー<9246>が賑わい、フーバーブレイン<3927>が上昇率トップとなった。ジャスダック主力は東映アニメーション<4816>が同1.9%安となるなど全般軟調。9月度売上速報を発表したワークマン<7564>は同7.8%安となった。売買代金上位のフェローテックHD<6890>やウエストHD<1407>も売りに押され、Mipox<5381>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、セリア<2782>は同1.7%高と堅調で、ディーエムソリューションズ<6549>が上昇率トップとなった。IPOでは、ワンキャリア<4377>が公開価格を約20%、日本エコシステム<9249>が約4%上回る初値を付けた。 来週の新興市場では、上値の重い展開となる可能性がありそうだ。今週の下落局面でもさほど売りが膨らんでいない様子だったのにはまずまず安心感もあるが、株式市場全体を見渡すと海運株などの急落とともに信用買い残の増加と信用評価損益の悪化が進んでおり、個人投資家の資金余力が高まっているとは言えないだろう。また、今週末の米国市場では原油高とともに長期金利が一段と上昇しており、インフレ観測がくすぶることも新興株にとって重しとなりそうだ。 来週は、10月13日にティーケーピー<3479>、チームスピリット<4397>、14日に出前館<2484>、UUUM<3990>、オキサイド<6521>、バリュエンスHD<9270>、15日にウエストHD、ココナラ<4176>、ビザスク<4490>、グッドパッチ<7351>、アイドマ・HD<7373>などが決算発表を予定している。貸会議室のTKPは今週、通期予想の下方修正を発表。再生可能エネルギー関連のウエストHD、スキルシェアのココナラやビザスクなどにも注目したい。 IPO関連では、10月14日にPHCHD<6523>が東証1部へ新規上場する。旧パナソニックヘルスケアが前身で、2014年に米ファンドが買収。直近では新型コロナウイルスワクチンの輸送に必要な冷凍庫の増産も報じられているが、公開規模は800億円を超える。なお、今週は日本調理機<2961>(11月9日、東証2部)の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 30件
1407 東証スタンダード
2,879
3/29 15:00
+13(%)
時価総額 132,512百万円
再生可能エネルギー会社。自家消費型産業用太陽光発電所請負と非FIT太陽光発電所開発に経営資源を集中。再生可能エネルギー事業は黒字転換。産業用太陽光発電所請負事業は受注好調。24.8期1Qは大幅増収増益。 記:2024/01/27
2484 東証スタンダード
332
3/29 15:00
+6(%)
時価総額 43,743百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
2782 東証スタンダード
3,010
3/29 15:00
+20(%)
時価総額 228,278百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
3479 東証グロース
1,793
3/29 15:00
+44(%)
時価総額 75,735百万円
貸会議室事業が主力。ホテル・宿泊研修事業ではFCでアパホテルを運営。TKPスター貸会議室虎ノ門法経ホール等を新規開設。ホテル・宿泊研修事業は稼働率の上昇続く。特別損失減少。24.2期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/04
3927 東証グロース
680
3/29 15:00
-14(%)
時価総額 3,808百万円
情報セキュリティソフトや働き方改革ツールを提供。受託開発や技術者派遣も。24.3期上期は前期買収の人材関連会社が上乗せ。だが特需の反動でセキュリティソフトが足踏み。従業員のセキュリティ教育サービスを開始。 記:2023/12/11
3990 東証グロース
403
3/29 15:00
+1(%)
時価総額 8,029百万円
国内最大のユーチューバー事務所を運営。23年9月にフリークアウトHDの傘下に。24.9期は決算期変更に伴う16カ月変則決算。2Q累計は動画視聴数に応じて受け取る広告収入が振るわず。通期では黒字復帰を計画。 記:2024/02/07
4073 東証グロース
742
3/29 14:57
-11(%)
時価総額 1,850百万円
カード会社加盟店向けに自社開発のキャッシュレス決済システムを提供。導入から運用までの一貫展開に強み。24.6期1Qは前期に獲得した決済システム大型リプレイス案件が貢献して黒字に。通期でも黒字復帰の見込み。 記:2023/12/11
4176 東証グロース
405
3/29 15:00
+22(%)
時価総額 9,537百万円
個人のスキルを売買するサイト「ココナラ」を運営。弁護士と相談者をつなぐ法律相談サイトも。24.8期1Qは個人スキル売買の流通高が順調増。法律相談も好伸。コスト抑制も寄与して黒字に。通期営業黒字復帰を計画。 記:2024/02/06
1,566
3/29 15:00
+6(%)
時価総額 158,824百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4375 東証グロース
654
3/29 15:00
+16(%)
時価総額 34,856百万円
クラウド録画型映像プラットフォームを開発・運営。クラウドカメラを活用した現場DXに力注ぐ。24.12期も採用費や販促費が先行する見通し。だが課金カメラ台数の積み上げが順調に進む見込み。売上は2割増を計画。 記:2024/03/11
4377 東証グロース
4,010
3/29 15:00
+190(%)
時価総額 23,102百万円
就活サイトや転職サイトを運営。企業採用データの活用に強み。人事向け採用クラウドも。24.12期は既存取引先へのアップセルを推進。新規取引先の獲得も進む見通し。人件費増や販促費増をこなして最高業績を見込む。 記:2024/03/11
4385 東証プライム
1,967
3/29 15:00
+38.5(%)
時価総額 316,433百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4397 東証グロース
466
3/29 15:00
+14(%)
時価総額 7,589百万円
勤怠管理や経費精算、工数管理を一体化したクラウドサービスを展開。解約がない限り売上が積み上がる収益構造を構築。大手人材派遣会社の受注などが寄与し、契約ライセンス数は純増。24.8期1Qは2桁増収。 記:2024/01/28
4478 東証グロース
3,540
3/29 15:00
+70(%)
時価総額 201,345百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4483 東証プライム
3,609
3/29 15:00
-42(%)
時価総額 219,795百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
4490 東証グロース
915
3/29 15:00
+10(%)
時価総額 8,344百万円
国内最大級のスポットコンサルサイトを運営。21年に米国の同業コールマン社を買収して業容拡大。登録者数は62万人超。新規獲得などで国内事業会社向けプラットフォームは取扱高が堅調。24.2期3Qは増収。 記:2024/02/02
4816 東証スタンダード
3,100
3/29 15:00
+65(%)
時価総額 651,000百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
886
3/29 15:00
-10(%)
時価総額 7,727百万円
ファブレス化粧品メーカー。クレンジングバーム「ディオ」が柱。通販主体に卸売も。エイジングケア「カナデル」などの新ブランドを育成。24.7期1Qは競争激化も広告投資抑制で赤字幅縮む。通期では黒字復帰を計画。 記:2024/01/14
5381 東証スタンダード
606
3/29 15:00
+18(%)
時価総額 8,758百万円
微細表面加工液体研磨剤大手。研磨フィルムや研磨装置なども手掛ける。ハードディスク用研磨フィルムで高シェア。製品事業は売上足踏み。24.3期3Qは受託事業が損益改善。受託研磨加工は先端材料の加工等が受注増。 記:2024/02/25
6521 東証グロース
2,749
3/29 15:00
+6(%)
時価総額 27,350百万円
光学製品メーカー。光学単結晶や光部品、レーザ光源、光学測定装置を製造、販売する。がん診断のPET装置向けなどに強み。24.2期3Q累計は新領域事業が伸び悩む。理化学用途向けの一部大型案件の延伸が響く。 記:2024/02/03
6523 東証プライム
1,236
3/29 15:00
+5(%)
時価総額 154,341百万円
医療機器メーカー。糖尿病向けの検査・分析機器に加え、病院や薬局向けIT製品等を手掛ける。24.3期2Q累計は診断・ライフサイエンス部門が増収。M&Aや製品価格の改定効果等により、病理事業の売上が堅調。 記:2024/01/16
6549 東証スタンダード
1,404
3/29 15:00
+38(%)
時価総額 3,945百万円
マーケティングサービス会社。DMの企画やデザイン、印刷、封入、インターネット広告、商品の保管、管理、配送代行を行う。ECも展開する。今期3Q累計はDM発送サービスが堅調。インターネット事業は回復した。 記:2024/03/08
2,958
3/29 15:00
+27(%)
時価総額 138,851百万円
半導体製造装置部品を製造・販売。真空シールで世界トップシェア。磁性流体とサーモモジュール技術に定評。AMB基板は中国のEV車向け中心に伸びる。M&A効果等でその他部門は売上堅調。24.3期2Qは増収。 記:2024/01/06
7351 東証グロース
616
3/29 15:00
-4(%)
時価総額 5,142百万円
デジタル領域に特化した大手デザインファーム。UI/UXデザイン支援、組織デザイン、ソフトウェア開発、デザイナーに特化した人材紹介サービスなどを展開。顧客社数の底上げと継続獲得の好調で、1Qは大幅増収。 記:2024/02/23
1,824
3/29 15:00
+69(%)
時価総額 27,712百万円
中小企業の営業や業務を支援する法人向けサービスを展開。在宅ワーク特化の求人サイト等も手掛ける。業務効率化の支援等の育成図る。営業支援は売上堅調。24.8期1Qは2桁増収。販管費の増加等が収益面の重し。 記:2024/01/28
7564 東証スタンダード
4,030
3/29 15:00
+45(%)
時価総額 329,843百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。子ども服・靴や女性向け、シューズ、雨具なども展開。需要予測発注システムの稼働店舗を拡大。新規出店や改装店舗の好調もあり、24.3期中間期は増収確保。 記:2023/12/19
9244 東証グロース
948
3/29 15:00
+13(%)
時価総額 1,468百万円
デジタル広告会社。アジャイル広告運用や自動運用パッケージの提供等を手掛ける。M&Aを積極的に推進。広告・コンサルティングサービスは売上増。ブランド・メディアサービス領域は成長。24.9期1Qは売上堅調。 記:2024/02/25
1,700
3/29 15:00
+90(%)
時価総額 9,741百万円
DX関連に特化したコンサルティングを行い、デジタルを活用した事業開発や既存業務の効率化などを提供。デジタルトランスフォーメーション事業は堅調。コンサルサービス等が好調。23.12期3Q累計は大幅増収。 記:2024/01/06
9249 東証スタンダード
3,940
3/29 15:00
+30(%)
時価総額 10,543百万円
公営競技場向けシステムの製造、販売等を行う公共サービス事業、交通インフラ設備の保守等を行う交通インフラ事業が柱。交通インフラ事業は増収。高速道路の維持管理等が順調。環境事業は増益。24.9期1Qは増収。 記:2024/02/26
1,021
3/29 15:00
-6(%)
時価総額 13,616百万円
ブランド品、骨董・美術品のリユース事業を展開。一般消費者から仕入れ、オークション等で同業他社に販売するCtoBtoB形態に特徴。小売売上は好調。インバウンド需要で店頭販売が堅調。24.8期1Qは2桁増収。 記:2024/02/03