マーケット
4/16 15:15
38,471.20
-761.60
37,798.97
+63.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/17 7:57:49
9,891,014
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~中国リスクで波乱のなか、国内の政策期待は根強い~

2021/9/21 9:09 FISCO
*09:09JST 前場に注目すべき3つのポイント~中国リスクで波乱のなか、国内の政策期待は根強い~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:中国リスクで波乱のなか、国内の政策期待は根強い ■旭ダイヤ、2Q 上方修正 営業利益11.0億円←3.7億円 ■前場の注目材料:日本触媒、バイオ由来アクリル酸、30年までに量産化 ■中国リスクで波乱のなか、国内の政策期待は根強い 21日の日本株市場は、波乱含みの相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが614ドル安だった。中国不動産大手の経営危機が欧米経済や金融市場に波及することを警戒した投資家心理が悪化。また、イエレン財務長官がウォールストリート・ジャーナル(WSJ)への寄稿で、民主、共和両党の財務当局者やエコノミストの間での圧倒的なコンセンサスが債務上限を引き上げられなければ広範な経済的大惨事が生じるだろうというものだと、警告したことも警戒感に繋がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比845円安の29505円。円相場は1ドル109円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から幅広い銘柄に売りが広がることになりそうだ。インデックスに絡んだ売りにより指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し下げる格好となりやすいだろう。直近の上昇で31年ぶりの高値水準を回復し、過熱感は警戒されていたものの、大幅な下落によってヘッジ対応の動きが強まるなか、イレギュラー的な価格形成となる可能性もありそうだ。 ギャップスタート後はこう着感の強い展開となろうが、中国恒大の動向を見極めたいとする様子見姿勢は強まりやすく、日中は香港市場の動向に振らされやすいだろう。中国政府の動き次第で相場の方向性に大きく影響を与えると考えられるなか、しばらくは押し目拾いのタイミングを探ることになりそうだ。 一方で、国内については次期政権による政策期待が根強く、海外勢による日本株比率を引き上げる動きが意識される。本日はインデックスに絡んだ売りから大幅な下落が見込まれるものの、足元で相対的に強い動きを見せている日本株については、より比率を高める動きを意識させやすく、大幅な下落局面に対して押し目拾いの動きも期待されるところ。 物色の流れとしてはインデックスに絡んだ売りの影響から指数インパクトの大きい値がさ株などの影響が大きくなる。そのため、個別に材料の出ている銘柄のほか、テーマ性のある中小型株など、インデックス売買の影響が限られる銘柄などに、個人主体の値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。 ■旭ダイヤ、2Q 上方修正 営業利益11.0億円←3.7億円 旭ダイヤ<6140>は第2四半期業績予想の修正を発表。営業利益は3.7億円から11.0億円に上方修正した。半導体需要の拡大や工作機械の受注増加により、電子・半導体業界向けおよび機械業界向け売上高の増加が見込まれ、前回予想を上回る見通し。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(30500.05、+176.71) ・米長期金利は低下 ・次期首相による大型経済対策への期待 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・日本触媒<4114>バイオ由来アクリル酸、30年までに量産化 ・三菱ケミHD<4188>次世代ラボ開発に着手、自動化→データ生成量増 ・日立造船<7004>深紫外線LEDで飛沫コロナ不活化、長崎大と確認 ・エンシュウ<6218>電動車部品の加工を初受注 ・クボタ<6326>苫小牧に新物流拠点、道内在庫一元管理 ・ヤマハ発<7272>欧米開拓、半導体装置販売拠点を拡充 ・コマツ<6301>鉱山向け無人散水車開発、ダンプと同時制御 ・三菱重<7011>米太陽光事業を買収 ・ステムセル研究所<7096>細胞バンク事業強化、西日本に拠点新設検討 ・三菱ケミHD<4188>海洋分解認証を初取得、海洋プラ汚染解決へ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(22日まで) <海外> ・10:30 豪準備銀行9月理事会議事要旨 《ST》
関連銘柄 10件
4114 東証プライム
1,500.5
4/16 15:00
-22.5(%)
時価総額 234,078百万円
世界トップの高吸水性樹脂はアクリル酸からの一貫生産が強み。電子情報材料や自動車触媒も。アクリル酸、アクリル酸エステルは販売数量が減少。エチレングリコールは販売価格が下落。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/15
4188 東証プライム
909.1
4/16 15:00
-18(%)
時価総額 1,369,366百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
6140 東証プライム
914
4/16 15:00
-19(%)
時価総額 50,910百万円
工具メーカー。電子や半導体、輸送機器、機械、建設分野向けに、研削や切削の加工をするダイヤモンド工具を製造、販売する。今期3Q累計は自動車向け工具が堅調も、電子部品需要の低迷と設備投資の抑制が影響した。 記:2024/03/07
6218 東証スタンダード
677
4/16 15:00
-11(%)
時価総額 4,301百万円
工作機械メーカー。マシニングセンタや搬送機器、生産ライン向けシステム機器等のシステム機械を製造、販売する。四輪車や二輪車の部品加工受託も。今期3Q累計は増収、利益は黒字転換。工作機械と部品加工が伸長した。 記:2024/03/07
6301 東証プライム
4,457
4/16 15:00
-88(%)
時価総額 4,337,312百万円
国内首位、世界2位の建設・鉱山機械メーカー。建機稼働管理システム搭載車輌から得られた稼働情報をマーケティングに活用。建設機械・車両は堅調。米州、アジア・オセアニア等が売上増。24.3期2Qは2桁増収増益。 記:2024/01/08
6326 東証プライム
2,450.5
4/16 15:00
-101(%)
時価総額 2,941,205百万円
世界3位の農業機械メーカー。機械用エンジンや建設機械、鋳鉄管、環境プラントも。総還元性向は50%目標。水・環境部門は堅調。国内はパイプシステム事業、環境事業が伸びる。23.12期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/01/14
7004 東証プライム
1,271
4/16 15:00
-17(%)
時価総額 216,343百万円
ゴミ焼却施設などを手掛ける総合重機メーカー。ごみ焼却施設で国内トップ級。リサイクル施設、水・汚泥処理施設、バイオマス利用システム、海水淡水化なども事業領域。環境部門の収益改善もあり、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
7011 東証プライム
1,342
4/16 15:00
-72(%)
時価総額 4,527,436百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。鉄道、エアコン、製鉄機械などを手掛け、造船事業や米ボーイング向け機体製造なども展開。GTCC、防衛・宇宙の受注拡大で、中間期は利益急伸。 記:2023/12/19
7096 東証グロース
1,788
4/16 15:00
-12(%)
時価総額 18,322百万円
民間さい帯血バンクのパイオニア。産科施設とのネットワークに強み。24.3期3Q累計はさい帯血保管サービスが伸長し、販管費増を楽々こなす。通期最高業績を計画。ベビー向け頭の歪み矯正ヘルメット開発会社に出資。 記:2024/03/11
7272 東証プライム
1,392
4/16 15:00
-19(%)
時価総額 1,462,508百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23