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新興市場見通し:「相場の地合い」だけでないIT株上昇の理由、IPOは今週1社

2021/9/11 14:40 FISCO
*14:40JST 新興市場見通し:「相場の地合い」だけでないIT株上昇の理由、IPOは今週1社 今週の新興市場では、日経平均とともにマザーズ指数も大きく上昇し、終値としては7月14日以来の高値を付けて週末の取引を終えた。自民党総裁選を前に次期政権への期待から日経平均が3万円台を回復するなど大きく上昇し、新興市場でも投資家心理が一段と上向いた。また、以前当欄で取り上げた海外投資家の買い観測に加え、証券各社の強気の投資判断などを手掛かりに見直しの動きが強まったIT株も多く、マザーズ指数の押し上げに寄与したと考えらえる。なお、週間の騰落率は、日経平均が+4.3%であったのに対して、マザーズ指数は+5.4%、日経ジャスダック平均は+2.0%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で11.1%高、JTOWER<4485>が同15.8%高と大きく上昇。次期政権を巡る思惑が広がるとして前回取り上げた弁護士ドットコム<6027>は同16.3%高、一部証券会社の投資判断付与が観測されたBASE<4477>は同19.0%高となった。売買代金上位では、海外投資家の買いが相次ぎ観測されているHENNGE<4475>が大幅高。また、和心<9271>などが週間のマザーズ上昇率上位に顔を出した。一方、ビジョナル<4194>は同1.9%安。前期業績の上方修正を発表したが、利益確定売りに押された。また、モビルス<4370>などの直近IPO銘柄に売りが出て、メディア総研<9242>が下落率トップだった。ジャスダックでは東映アニメーション<4816>が同27.8%高。投資判断引き上げ観測もあって上場来高値を大幅更新した。セリア<2782>が同7.8%高となるなど、その他主力株も全般堅調。売買代金上位では、再生可能エネルギー関連として政策期待の高いウエストHD<1407>、半導体株人気の追い風を受けたフェローテックHD<6890>が賑わった。また、三ッ星<5820>が週間のジャスダック上昇率トップだった。一方、プロルート丸光<8256>やネオマーケティング<4196>が下落率上位に顔を出した。 来週の新興市場では、マザーズ指数が利益確定の売りをこなしつつ、引き続きしっかりした動きとなることに期待したい。米ナスダック総合指数が調整の兆しを見せるなか、マザーズ指数も日足チャートで1180pt近辺に位置する200日移動平均線に迫るまで上昇し、目先の利益を確定する売りが出やすいかもしれない。しかし、日本株全般に次期政権への期待が高まるのみならず、機関投資家の買い観測や証券各社の調査開始などからは、新興IT株への関心も国内外で広がっていることがわかる。 来週は、9月13日にビジョナル、サーキュレーション<7379>、14日にGA technologies<3491>、スマレジ<4431>、サンバイオ<4592>、プレミアアンチエイジング<4934>、Macbee Planet<7095>などが決算発表を予定している。サーキュレーションは上場後初の決算発表で、成長期待の高さから賑わっている直近IPO銘柄の1つ。前期業績を修正済みのビジョナルの今期見通しに加え、PアンチエイジやMacbeePの好調が続くかなどが注目される。 IPO関連では、9月13日にGeolocation Technology<4018>が福証Q-Boardへ新規上場する。IPアドレス(インターネット上での住所)データベースをもとにした技術・サービスを提供し、地方市場上場ながら公開規模は相応に小さい。なお、今週は医療機器のPHCHD<6523>(10月14日、東証1部)など2社の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 23件
1407 東証スタンダード
2,817
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-64(%)
時価総額 129,658百万円
再生可能エネルギー会社。自家消費型産業用太陽光発電所請負と非FIT太陽光発電所開発に経営資源を集中。再生可能エネルギー事業は黒字転換。産業用太陽光発電所請負事業は受注好調。24.8期1Qは大幅増収増益。 記:2024/01/27
2782 東証スタンダード
2,805
4/25 9:29
+51(%)
時価総額 212,731百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
1,304
4/25 9:27
+3(%)
時価総額 47,745百万円
不動産プラットフォーム「RENOSY」を通じ、都内マンション中心の賃貸や売買、不動産投資等のサービスを提供。売却DX成約件数は2165件と増加。23.10期通期は収益伸長。24.10期は2桁増収増益計画。 記:2024/01/27
699
4/25 9:00
-1(%)
時価総額 1,051百万円
IPアドレスに各種情報を紐づけしたデータベース利用サービスの「SURFPOINT」等を手掛ける。24.6期2QはIP Geolocation事業が堅調。価格改定効果などで「どこどこJP」は売上が増加。 記:2024/02/23
4194 東証プライム
7,970
4/25 9:27
-110(%)
時価総額 305,976百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4196 東証スタンダード
994
4/25 9:00
±0(%)
時価総額 2,498百万円
独自の生活者パネル調査を活用したマーケティング支援に強み。24.9期1Qは大型案件の契約満了影響で売上減。採用・教育強化に伴う人件費増も利益に響く。商談数やコミュニケーション施策案件の相談数は増加基調に。 記:2024/03/12
4370 東証グロース
422
4/25 9:00
±0(%)
時価総額 2,501百万円
コールセンター向けにSaaS型のチャットサポートシステムなどを提供。直販主体にOEM供給も。24.8期1QはSaaSが順調増。だがカスタマイズ案件が足踏み。生成AI実装・活用投資や人件費増が利益の重石に。 記:2024/02/06
4385 東証プライム
1,777.5
4/25 9:29
-31(%)
時価総額 285,948百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4431 東証グロース
2,239
4/25 9:25
-16(%)
時価総額 43,958百万円
POSシステム会社。クラウドサービス「スマレジ」を提供。サブスク売上比率は6割超。有料店舗数は3万4288店と増加続く。平均解約率は低水準維持。24.4期3Qは大幅増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/15
4475 東証グロース
1,047
4/25 9:29
-3(%)
時価総額 34,024百万円
クラウドセキュリティ「HENGE One」が柱。メール配信ソフトも。24.9期1Qはクラウドセキュリティの契約企業数、契約利用者数が順調増。解約率は低水準維持し、利用料収入の拡大続く。通期最高業績を計画。 記:2024/02/15
4477 東証グロース
270
4/25 9:27
-4(%)
時価総額 30,237百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4485 東証グロース
3,355
4/25 9:29
-25(%)
時価総額 86,096百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4592 東証グロース
424
4/25 9:29
+2(%)
時価総額 29,099百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
4816 東証スタンダード
2,604
4/25 9:29
+15(%)
時価総額 546,840百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
800
4/25 9:20
+4(%)
時価総額 6,977百万円
ファブレス化粧品メーカー。基礎化粧品を開発販売。クレンジング市場でトップシェア。「DUO」と「CANADEL」の2ブランドを手掛け、「ザクレンジングバーム」で成長。アンチエイジング事業停滞し中間期は一服。 記:2024/03/29
5820 東証スタンダード
1,552
4/25 9:23
-18(%)
時価総額 5,898百万円
電線事業会社。キャブタイヤケーブルでトップシェア。フッ素系高機能チューブも手掛け、漁業機器用電線や水中建機用電線、下水道管などの管更生部材など水回りに実績。負ののれん発生益計上で、3Q累計は最終黒字転換。 記:2024/02/06
6027 東証グロース
2,922
4/25 9:28
-61(%)
時価総額 65,096百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
2,925
4/25 9:29
-2(%)
時価総額 137,302百万円
半導体・FPD製造装置部品を製造・販売。真空シールに強み。半導体製造工程向け消耗品も。24.3期3Q累計はパワー半導体用基板が好調。だが半導体装置部品の調整長びく。生産能力増強に向け国内外で工場を建設中。 記:2024/04/11
12,690
4/25 9:29
-270(%)
時価総額 41,141百万円
成果報酬型のデータ解析ツールやWeb接客ツールを通じて顧客の販促を支援。AI活用のLTV予測に強み。24.4期3Q累計は新規案件の受注堅調。前期買収会社もフルで上乗せ。通期大幅増収増益を計画。記念配予定。 記:2024/04/10
7379 東証グロース
705
4/25 9:23
+3(%)
時価総額 5,861百万円
経営課題解決支援のプロシェアリングコンサルティングサービス、ITプロ人材によるDX支援のFLEXYサービスが主力。シンプレクスHDと資本業務提携。24.7期2Qは業績伸び悩む。今期業績は下期偏重予定。 記:2024/04/08
8256 東証スタンダード
1
1/5 15:00
±0(%)
時価総額 46百万円
総合衣料卸会社。アパレルや雑貨、インテリア用品等の卸売に加え、ヘアケア商品や研究用試薬等の販売も。自社D2Cサイトでは販売チャネルを拡大。ミライロ薬局は会員顧客が順調増。24.3期1Qは損益改善。 記:2023/11/12
9242 東証グロース
1,799
4/25 9:00
-10(%)
時価総額 2,128百万円
高専生を中心とした理工系学生が対象の就活イベントを開催。Webサイト制作や動画制作の支援も。収益は2Qに偏重傾向で24.7期1Qは例年通り費用先行。企業の旺盛な人材需要を追い風に通期では最高業績を見込む。 記:2024/02/06
9271 東証グロース
380
4/25 9:00
+1(%)
時価総額 2,324百万円
かんざしや傘、箸などの和雑貨専門店を主要都市や観光地に出店。OEMサービス、宿泊事業等も手掛ける。モノ事業は好調。OEM事業ではキャラクターグッズの継続受注が多い。23.12期3Q累計は営業黒字転換。 記:2024/02/03