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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はこう着のなかで中小型株に関心集まる~

2021/6/29 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はこう着のなかで中小型株に関心集まる~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均はこう着のなかで中小型株に関心集まる ■しまむら、 1Q営業利益 黒字転換130億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:センコーHD、M&Aや物流拠点に2000億円投資、HD売上高5年後1兆円 ■日経平均はこう着のなかで中小型株に関心集まる 29日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。28日の米国市場では、NYダウが150ドル安の一方で、S&P500、ナスダックは上昇した。バイデン政権と超党派議員で合意したインフラ計画案を巡り、法制化に懐疑的見方が広がり、利食い優勢の展開に。また、航空機メーカー、ボーイングの下げが重しとなったほか、欧州やアジアで新型コロナの変異ウイルス感染が拡大し、渡航規制が強化されたことなどが嫌気された。一方で、長期金利の低下を受けてハイテク株が買われていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の28915円。円相場は1ドル110円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り優勢の展開になりそうだ。ただし、米国同様、景気敏感株への物色が一服する半面、半導体株への物色に向かうようであれば、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が下支えする形から日経平均の底堅さは意識されやすいところ。もっとも、東証1部の売買高は4営業日連続で10億株を下回っており、昨日は8.7億株程度にとどまっている。積極的な市場参加者は限られていることから、トレンドは出にくいと考えられる。そのため、ハイテク株への物色により底堅さは見られるとはいえ、日経平均は29000円辺りでのこう着がコンセンサスか。 また、これまで月末においては下落するといったアノマリーがあることから、明日の下落を警戒した動きにより、ロングを取りに行く動きも限られやすい。オーバーナイトのポジションは考えづらく、日計りでの短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうである。物色の流れとしては、指数はこう着の中でナスダックの最高値更新を受けて、連動性の観点からマザーズなど中小型株での物色が意識されやすい。 マザーズ指数は足元で5営業日続伸となり、直近の戻り高値水準を回復してきており、指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄への物色に向かわせそうである。また、JASDAQ平均についても昨日はマドを空けての上昇から高値を更新している。東証2部指数についても高値を更新するなか、個人主体による中小型株物色に関心が集まりやすい。 ■しまむら、 1Q営業利益 黒字転換130億円、コンセンサス上回る しまむら<8227>は2022年2月期第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比33.2%増の1425.39億円、営業損益は130.19億円(前年同期は12.81億円の赤字)の黒字に転換。コンセンサス(95億円程度)を上回る。主力のしまむら事業では若者向けのトレンド商品やキャラクター商品などの展開が功を奏し、売場・販促との連動が効果を発揮して売上を伸ばした。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(14500.51、+140.12) ・SOX指数は上昇(3323.14、+81.66) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・センコーHD<9069>M&Aや物流拠点に2000億円投資、HD売上高5年後1兆円 ・大阪ガス<9532>商業施設にバイオガス発生装置、生ゴミから製造、熱・電力に ・富士通<6702>「富岳」3期連続世界一、処理速度など総合力見せつける ・NTT<9432>千葉に「セブン専用」太陽光、首都圏コンビニ40店に供給 ・パイオラックス<5988>CASE商品開発加速、23年度めど研究開発費7割増 ・スズキ<7269>スマートドライブと法人向けコネクテッドカーで協業 ・フジオーゼ<7299>新中計、売上高23年度230億円、水素対応バルブ開発 ・極東産機<6233>新工場、注文品の生産能力を倍増 ・ヒーハイスト<6433>直動機器・位置決め装置を増産、自動化ニーズ急増 ・クボタ<6326>排水ポンプ車の今期受注見通し20台、豪雨復旧需要一服 ・グローリー<6457>顔認証のマスク着用OK、決済サービスで精度を大幅に向上 ・村田製<6981>社会課題解決に挑む、第3のポートフォリオ創出 ・日立<6501>ヘルスケアM&Aに1500億円、社長「個別技術買収に関心」 ・三井化学<4183>日立・三井化学、AI×MIで材料開発実験4分の1 ・キヤノン<7751>領収書を自動入力、複合機と「勘定奉行」連携 ・ニチコン<6996>アルミ電解コンデンサー、125℃・3000時間保証 ・大日住薬<4506>2型糖尿病薬で初の承認、日本で先行 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 5月有効求人倍率(予想:1.08倍、4月:1.09倍) ・08:30 5月失業率(予想:2.9%、4月:2.8%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 18件
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
5988 東証プライム
2,448
11/22 15:30
-21(%)
時価総額 90,708百万円
自動車用ばね、工業用ファスナーが主力の部品サプライヤー。1933年創業。自動車関連部品が柱。日産自動車など自動車大手などが主要取引先。配当性向100%目標。非日系の取引先などグローバル拡販活動を継続。 記:2024/06/11
6233 東証スタンダード
452
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 2,437百万円
総合FAメーカー。インテリア内装施工機器、畳製造機器等を手掛ける。兵庫県たつの市に本社。旧社名は極東産機。二次電池製造装置、太陽光発電システム等も。フィットネスジム向け防音防振床材の拡販などに取り組む。 記:2024/10/04
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6433 東証スタンダード
238
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 1,503百万円
円筒直動軸受メーカー。埼玉県川越市に本社。小径リニアボールブッシュに強み。レース用部品や試作部品の受託加工、ユニット製品の製造・販売等も。直動機器の製品力強化、ユニット製品の販路拡大等に取り組む。 記:2024/10/12
6457 東証プライム
2,639.5
11/22 15:30
+48.5(%)
時価総額 155,567百万円
通貨処理機メーカー。1918年創業。兵庫県姫路市に本社。オープン出納システム、つり銭機でトップシェア。電子決済・ASPサービス等も。DOE3%以上目安。25.3期は金融市場、リテール市場で増収増益見込む。 記:2024/06/29
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
6996 東証プライム
1,087
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 84,786百万円
アルミ電解コンデンサ、xEV用フィルムコンデンサ等の製造・販売を行うコンデンサ事業が主力。家庭用蓄電システム等のNECST事業も。京都府京都市に本社。エネルギー・環境・医療機器などを重点分野に位置付け。 記:2024/10/12
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7299 東証スタンダード
1,142
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 11,740百万円
大同特殊鋼傘下の自動車用部品メーカー。静岡県菊川市に本社。エンジンバルブで国内トップシェア。バルブシートやコッタ、ローテータなどの製造・販売も行う。日系自動車メーカーの海外拠点を中心とする拡販に注力。 記:2024/09/03
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8227 東証プライム
7,969
11/22 15:30
+308(%)
時価総額 588,327百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
1,519
11/22 15:30
+24(%)
時価総額 238,589百万円
総合物流のセンコーを中核とする持株会社。貨物自動車運送事業等の物流事業が主力。石油販売等の商事・貿易事業、総合卸売及び小売店事業等も手掛ける。既存事業領域の拡大、ライフサポート事業の成長などに注力。 記:2024/10/09
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9532 東証プライム
3,183
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 1,304,750百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13