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前場に注目すべき3つのポイント~FOMCは想定内で売り仕掛けなら押し目狙いのスタンス~

2021/6/17 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~FOMCは想定内で売り仕掛けなら押し目狙いのスタンス~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:FOMCは想定内で売り仕掛けなら押し目狙いのスタンス ■コーセル、21/5上方修正 営業利益30.2億円←24.2億円 ■前場の注目材料:日本製紙、地域で古紙再生、市町村と連携、第1弾熊本・八代市 ■FOMCは想定内で売り仕掛けなら押し目狙いのスタンス 17日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。16日の米国市場ではNYダウが265ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えた警戒感に売り優勢の展開から始まった。結果は市場の予想通り、大規模な金融緩和が据え置かれたが、同時に発表されたスタッフ予測において、成長やインフレ見通しが引き上げられ、さらに利上げの時期の予想が前倒しされたため早期の金融引き締め警戒感が一段と強まり、相場を一段と押し下げた。ただ、パウエル議長が緩和縮小を急ぐ姿勢を見せなかったため引けにかけて下げ幅を縮小している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の29330円。円相場は1ドル110円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小じっかりで始まることになりそうだが、米国市場の下落影響から断続的に売りが出やすいだろう。出来高の薄い状況が続いていることもあり、断続的なインデックス売りにより値幅が出やすい面もある。ただし、足元で日経平均は29000円~29500円のレンジに移行していることもあり、レンジ下限水準に接近する局面においては押し目買いの動きも出やすい。また、FOMCの内容については想定されていた範囲内であり、改めてネガティブ視する動きも考えづらいところであり、短期的に売り仕掛けてくる動きがあるようなら、押し目買いのスタンスで対応か。 米国では長期金利の上昇が嫌気されたが、足元での長期金利低下に対するリバウンドの範囲内であり、VIX指数についてもボトム圏からの上昇といったところ。売り圧力が強まる状況ではないことから、市場は冷静であると考えられる。物色の流れとしては長期金利の上昇を受けてハイテク株へは利益確定の動きが先行すると考えられるが、スタンスとしては押し目買いとなる。米国では景気敏感株への利益確定の動きが継続しているものの、国内においてはワクチン接種が加速していることからアフターコロナを意識した物色は継続するだろう。中小型株については、昨日のマザーズ指数は反落ながらも陽線を形成しており、75日線を支持線として機能させていることから地合いは悪くない。 また、円相場は1ドル110円70銭台と円安傾向にあることから、引き続きトヨタ<7203>の動向にも関心が集まりやすいほか、昨日の日経平均の重荷となったファーストリテ<9983>の下げ止まりも見極めたいところである。 ■コーセル、21/5上方修正 営業利益30.2億円←24.2億円 コーセル<6905>は2021年5月期業績予想の修正を発表。売上高は260.0億円から270.2億円、営業利益は24.2億円から30.2億円に上方修正した。前年第4四半期からの新型コロナウイルス感染症の拡大を見越した先行発注により売上が増加。経費節減活動や経費支出の先送りがあり、営業利益、経常利益では、計画を大幅に上回る見込み。ただし、営業利益はコンセンサス予想(31.3億円程度)には届かず。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(29330、大阪比+80) ・1ドル110円60-70銭 ・米原油先物は上昇(72.15、+0.03) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・日本製紙<3863>地域で古紙再生、市町村と連携、第1弾熊本・八代市 ・住友化学<4005>窒化ガリ基板で100億円、5年後売上高 ・ルネサス<6723>INCJ、ルネサス株一部売却、出資比率2割に ・日本エアーテック<6291>群馬にフィルター工場、半導体向け増産 ・日電波<6779>車向け水晶振動子増産、中国・蘇州拠点で月8800万個 ・NTT<9432>NTT×東京センチュリー、印DCの資産共同保有 ・三菱ケミHD<4188>廃プラで化学品原料、英社と技術ライセンス契約 ・第一三共<4568>コロナ治療吸入製剤の開発中止 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(18日まで) <海外> ・07:45 NZ・1-3月期GDP(前年比予想:+0.9%、10-12月期:-0.9%) ・10:30 豪・5月失業率(予想:5.5%、4月:5.5%) ・10:30 豪・5月雇用者数増減(予想:+3.00万人、4月:-3.06万人) 《ST》
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3863 東証プライム
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時価総額 131,717百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷用紙、情報用紙に加え、家庭紙や包装紙、段ボール等を製造、販売。家庭用の「スコッティ」等のブランドを持つ。今期3Q累計はお価格改定やコストダウンにより増収、利益は大幅改善。 記:2024/02/10
4005 東証プライム
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時価総額 573,093百万円
総合化学大手。農薬や電池材料に強み。サウジ、シンガポールに石化合弁。24.3期上期は世界景気停滞を受けて石化製品や機能材料の需要が振るわず。農薬需要低迷によるメチオニンの採算悪化も利益の重石に。減損特損。 記:2024/01/15
4188 東証プライム
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時価総額 1,369,366百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4568 東証プライム
4,556
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時価総額 8,870,687百万円
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6291 東証スタンダード
1,183
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-20(%)
時価総額 12,393百万円
クリーンエアシステムの専門メーカー。販売シェアは国内トップ。簡易折畳式ブースや診察・検体採取ブース等も。半導体分野向けフィルターユニットは売上増。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/02/26
2,600
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時価総額 5,086,713百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6779 東証プライム
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時価総額 27,593百万円
大手水晶デバイスメーカー。水晶振動子や発振器の水晶デバイスに加え、応用機器や人工水晶、水晶フィルタ等を提供。車載向けが主力。今期3Q累計は移動体通信向けが堅調も、車載向けにUAWのストライキが影響した。 記:2024/02/08
6905 東証プライム
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時価総額 53,104百万円
スイッチング電源とノイズフィルターの専業メーカー。スイッチング電源標準品は国内トップ級。多品種少量生産に強み。北米販売事業は伸長。増産対応でヨーロッパ生産販売事業も堅調。24.5期2Qは業績好調。 記:2024/01/08
7203 東証プライム
3,649
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時価総額 59,533,388百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
9432 東証プライム
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時価総額 15,610,874百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グループ再編でグローバル事業を強化。自動運転関連やIOWNの海外ビジネス展開に向けた取り組みを推進。中間期営業収益は過去最高を更新。 記:2023/12/25
9983 東証プライム
40,870
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時価総額 13,005,692百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27