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後場に注目すべき3つのポイント~相次ぐ重要指標を前に様子見ムード、アフターコロナ関連に注目

2021/5/31 12:25 FISCO
*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~相次ぐ重要指標を前に様子見ムード、アフターコロナ関連に注目 31日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、相次ぐ重要指標を前に様子見ムード、アフターコロナ関連に注目 ・ドル・円は弱含み、米金利の低下で ・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がダイキン工業<6367> ■日経平均は反落、相次ぐ重要指標を前に様子見ムード、アフターコロナ関連に注目 日経平均は反落。220.72円安の28928.69円(出来高概算4億6818万株)で前場の取引を終えている。 前週末28日の米株式市場では、NYダウ平均は64.81ドル高(+0.19%)となった。米連邦準備理事会(FRB)が物価動向を測るうえで重視する4月の米個人消費支出物価指数のコア(PCEコアデフレーター)は前年比で3.1%の上昇と92年7月以来の伸びとなった。ただ、FRBのインフレ高進は「一時的」とのスタンスに変化を与えることはないとみられ、長期金利への影響は限定的だったことから、ハイテク株にも買いが入った。なお、ナスダック総合指数は0.09%の上昇。前週末に600円高と急反発していた日経平均は、週明けは129円安と反落して始まった。寄り付きから1時間ほどは29000円を意識した下げ渋る動きが見られたが、29000円を割り込むと、28903.70円まで下げる場面があった。その後は28900~29000円の狭い範囲でのレンジ推移が続いた。 個別では、公募増資や株式売出の発表を受けて需給悪化懸念が高まったルネサス<6723>や三菱総研<3636>、などが大幅に下落。一方、自社株買いの発表があった山一電機<6941>が買われたほか、前週末のフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の上昇を追い風に、レーザーテック<6920>が大幅高を演じ上場来高値を更新、株式分割考慮後で初めて2万円台に乗せた。また、30日付けの日本経済新聞にて「東京電力と中部電力が折半出資するJERA(東京・中央)と組み、使用済み車載電池を定置型蓄電池として再利用する技術を開発」と報じられたトヨタ<7203>は、連日の上場来高値更新となっている。 売買代金上位では、レーザーテック、トヨタ、東京エレクトロン<8035>、OLC<4661>、アステラス製薬<4503>、HOYA<7741>、第一三共<4568>、アドバンテスト<6857>などが堅調。一方、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテ<9983>、ルネサス、ソニーグループ<6758>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などが軟調となっている。 セクターでは、ゴム製品、鉄鋼、繊維製品、機械、銀行業などが下落率上位となった。一方、医薬品、精密機器、水産・農林業の3業種のみが上昇している。東証1部の値上がり銘柄は全体の30%、値下がり銘柄は65%となっている。 日経平均は、前週に週間で831円と大幅に上昇し、29000円を回復。今後は29000円台を新たに下値支持とした動きとなるかが注目されていただけに、週明け早々に29000円を割り込んでしまったのはやや残念。日足チャートでも、75日移動平均線に頭を押さえつけられるような格好となっており、テクニカル的にも上値の重さが意識されやすい形状。しかし、前週末の1日だけで600円と急反発していた後の反動安が想定されていただけに、200円程度の下げは健全な調整の範囲内であり、そこまでのネガティブ視も不要だろう。 今週は、6月1日に米ISM製造業景況指数、2日に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、3日にISM非製造業景況指数、ADP全米雇用リポート、そして、週末4日に米雇用統計と、今後のFRBの金融政策に関する議論に影響力の大きい重要指標が多く予定されている。週末の雇用統計がとりわけ重要なだけに、週を通して様子見ムードが強く、積極的な売買は手控えられそうだ。 今晩の米国市場がメモリアルデーの祝日で休場となるため、手掛かり材料に欠けるなか、後場も積極的な売買は想定しにくい。下落して折り返してきている日経平均やTOPIX(東証株価指数)とは対照的にプラスで返ってきているJASDAQやマザーズなど、新興市場への幕間つなぎの物色にとどまりそうだ。 本日は、鉄鋼をはじめとした景気循環株が売られている一方、半導体関連をとしたハイテク株の一部に買いが見られているが、国内でのワクチン接種体制の整備進展を背景に、旅行関連などのアフターコロナ関連銘柄も、前週に引き続き賑わっている。東証1部では、エアトリ<6191>やオープンドア<3926>、新興市場ではベルトラ<7048>などが大幅に上昇しており、上放れでチャート形状も良好だ。同様の背景から前週に持ち直しの動きが強かった空運のJAL<9201>、ANAHD<9202>なども本日はまちまちな動きとなっているが、底堅い動きを見せている。国内でのワクチン接種の遅れというネガティブな影響は既に織り込み済みで、今後はむしろワクチン接種スピードの加速を見込んだ買いが期待されるなか、今週も、これらアフターコロナ関連銘柄の動きを注視しておきたい。 ■ドル・円は弱含み、米金利の低下で 31日午前の東京市場でドル・円は弱含み。米10年債利回りの低下が前週末から続いており、ドル売りが先行。また、週明け東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大し、アジア株安を嫌気した円買いも進行している。ドル・円は上値の重さを嫌気した売りも観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円が109円65銭から109円94銭、ユーロ・円は133円75銭から134円03銭、ユーロ・ドルは1.2185ドルから1.2204ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ANAP<3189>、ランシステム<3326>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がダイキン工業<6367> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・4月鉱工業生産速報値:前月比+2.5%(予想:+4.0%、3月:+1.7%) ・中・5月製造業PMI:51.0(予想:51.2、4月:51.1) ・中・5月非製造業PMI:55.2(予想:55.1、4月:54.9) 【要人発言】 ・バイデン米大統領予算案 「2022会計年度(22年9月終了)の歳出を6兆ドル以上に設定」 「巨額の歳出は企業や富裕層に対する大幅増税を伴う」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 24件
3189 東証スタンダード
223
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 1,109百万円
若年女性向けファッションブランド。原宿を中心に国内で35店舗を運営。EC販売に強み。昨年10月に事業再生ADR申請。債務超過解消に向けた取組みに重点。猛暑影響で秋冬物の立ち上がりが遅れ、1Qは利益足踏み。 記:2024/01/28
3326 東証スタンダード
412
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 1,805百万円
複合カフェを直営・FCで全国展開。システム外販も。12カ月決算復帰の24.3期3Q累計はシステム外販が好調。複合カフェの不採算直営店閉鎖を進めて営業黒字に。4Qに児童発達支援子会社の譲渡に伴う特益計上へ。 記:2024/04/11
3636 東証プライム
4,950
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 81,299百万円
三菱グループのシンクタンク。コンサルは官公庁向けに強み。ITサービスは金融・カード向けが柱。24.9期1Qは将来に向けた先行投資が利益の重石に。営業外の持分利益増。通期最終増益を計画。配当性向は4割目安。 記:2024/04/16
3926 東証プライム
745
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 23,289百万円
旅行サイト会社。1500以上の旅行サイトを一括検索できる「トラベルコ」を運営する。多言語で掲載する「Traveiko」も運営する。今期3Q累計は3割の増収、利益は黒字転換した。コロナ禍の落ち着きが追い風。 記:2024/02/10
4503 東証プライム
1,491.5
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 2,738,173百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4568 東証プライム
4,663
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 9,079,020百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4661 東証プライム
4,704
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 8,553,994百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
6191 東証プライム
1,461
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 32,370百万円
航空券予約サイトを運営。訪日客向けWi-Fi貸出やITオフショア開発、投資事業なども。まぐまぐ等を傘下に収める。エアトリ経済圏の強化図る。旅行需要の回復で取扱高は大幅増。24.9期1Qは大幅営業増益。 記:2024/04/14
6367 東証プライム
19,950
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 5,847,624百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
2,281
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 4,462,612百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6758 東証プライム
12,495
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 15,757,220百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,245
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 4,018,556百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
33,850
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 3,191,581百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6941 東証プライム
2,479
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 57,835百万円
半導体部検査工程で使用されるICソケット製品や電子・電機向けコネクタ製品を提供。半導体テスト用ソケットの世界シェアは首位級。24.3期3Q累計はコネクタソリューション事業の車載機器向け製品が堅調。 記:2024/02/22
7048 東証グロース
465
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 16,426百万円
海外の現地体験型オプショナルツアー予約サイトを運営。ツアーの販売価格から仕入れ代金を引いた手数料が収益柱。旅行需要の回復等により、23.12期通期は大幅増収、損益改善。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/08
7203 東証プライム
3,511
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 57,281,919百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7741 東証プライム
17,545
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 6,335,078百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨などのライフケア事業でも実績。光学技術に定評。ライフケア、情報通信とも好調で、3Q累計は増収確保。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
32,500
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 15,328,073百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,554.5
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 20,646,861百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
8,787
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 12,079,410百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
9201 東証プライム
2,855
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 1,248,046百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9202 東証プライム
3,069
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 1,486,298百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03
9983 東証プライム
42,180
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 13,422,562百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,518
4/24 0:00
±0(%)
時価総額 12,953,168百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10