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前場に注目すべき3つのポイント~ソニーGの底堅さを見極めたいところ~

2021/4/30 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~ソニーGの底堅さを見極めたいところ~ 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ソニーGの底堅さを見極めたいところ ■ソニーG、21/3営業利益9718億円、コンセンサス上回る着地 ■前場の注目材料:信越化<4063>300mmウエハー増産、新工場の建設も視野 ■ソニーGの底堅さを見極めたいところ 30日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になろう。29日の米国市場ではNYダウが239ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で景気判断を引き上げたほか、第1四半期GDPが大幅な伸びを示したことを受けて買い先行の展開。冴えない雇用関連指標やバイデン大統領が就任後初めての上下両院合同会議演説で提示した大幅増税への懸念に一時下落に転じる局面もあったものの、引けにかけて切り返しをみせている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の29075円。円相場は108円90銭台で推移している。 28日の米国株安を受けて225先物はナイトセッションで28920円と弱い値動きをみせていたが、ひとまず29000円処での底固めの流れにはなりそうである。しかし、大型連休に入ることから積極的なポジションを取りに行く参加者は限られよう。また、決算発表が本格化するなかで米国市場において決算反応はまちまちであり、国内においても先高期待は高まりづらいところである。そのため、連休に対する海外勢による先回り的な買いも期待しづらいところであろう。ゴールデンウイーク初日の東京都での新型コロナ新規感染者数が3カ月ぶりに1000人を上回るなど、感染拡大への警戒も根強く、ポジションを持ち越すよりは圧縮する方向に向かいやすい。 物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別での循環物色となろう。28日発表の決算ではソニーG<6758>の動向に市場の関心が集まりやすいところ。PTSでは3%を超える下落とはなっているが、ポジティブとみる向きもあることから、売り先行後の底堅さを見極めたいところであり、反対の押し目買い意欲の強さが窺える状況下においては相場全体のセンチメントにも影響を与えることになりそうだ。 また、28日の決算では引け後発表は200社超あったが、そのうち50社程度が上方修正などポジティブな内容であり、全体的にコロナ禍で慎重に見ていた予想を修正している。主力大型株などでは国内外の機関投資家の売買による影響が大きく材料出尽くしになる可能性はあるものの、個人主体の中小型株については大きく反応しやすいだろう。 ■ソニーG、21/3営業利益9718億円、コンセンサス上回る着地 ソニーG<6758>が発表した2021年3月期業績は、売上高が前期比9.0%増の8兆9993.60億円、営業利益は同15.0%増の9718.65億円だった。従来計画(9400億円)およびコンセンサス(9630億円程度)を上回っての着地。22/3期は国際会計基準に変更し売上高9兆7000億円、営業利益9300億円を見込んでいる。あわせて2000億円、2500万株(自己株式を除く発行済み株数の2.02%)を上限とする自社株買いを発表。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29053.97、+62.08) ・NYダウは上昇(34060.36、+239.98) ・ナスダック総合指数は上昇(14082.55、+31.52) ・シカゴ日経225先物は上昇(29075、大阪比+25) ・1ドル108円90-00銭 ・SOX指数は上昇(3202.50、+24.01) ・米原油先物は上昇(65.01、+1.15) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・信越化<4063>300mmウエハー増産、新工場の建設も視野 ・ホンダ<7267>国内3工場の稼働一時停止、半導体不足 ・トヨタ<7203>北米工場に870億円投資、新型SUV2車種生産 ・井関農機<6310>菊苗植え付け7割時短、スマート農業開花、秋田で実証 ・IHI<7013>食品賞味期限を自動読み取り、段ボール文字認識技術 ・アンリツ<6754>23年度に売上高1000億円、計測事業、5G取り込む ・日電波<6779>5Gスマホ向け超小型水晶振動子の生産能力増強 ・エーザイ<4523>MSDと抗がん剤併用で適応追加申請 ・第一三共<4568>高コレステロール血症治療剤で独占販売権契約 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 3月有効求人倍率(予想:1.09倍、2月:1.09倍) ・08:30 3月失業率(予想:2.9%、2月:2.9%) ・08:30 4月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:0.0%、3月:-0.1%) ・08:50 3月鉱工業生産速報値(前月比予想:-2.0%、2月:-1.3%) <海外> ・10:00 中・4月製造業PMI(予想:51.8、3月:51.9) ・10:00 中・4月非製造業PMI(予想:56.1、3月:56.3) 《ST》
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大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
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6310 東証プライム
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大手農業機械メーカー。稲作や野菜栽培用のトラクタや耕うん機等の整地用機械に加え、田植機や移植機等の栽培用機械、収穫用機械を製造、販売する。23年12月期の売上高は過去最高となった一方、販管費が増加した。 記:2024/03/07
6754 東証プライム
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6758 東証プライム
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時価総額 16,305,790百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6779 東証プライム
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時価総額 623,824百万円
陸上・航空宇宙・船舶海洋の総合重機製造。ターボチャージャーや航空エンジン、原子炉格納容器で実績。社会基盤部門は受注堅調。24.3期2Q累計は産業システム・汎用機械部門が増収。車両過給機等が売上貢献。 記:2023/12/11
7203 東証プライム
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時価総額 62,094,841百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7267 東証プライム
1,863.5
3/28 15:00
-34.5(%)
時価総額 10,126,790百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25