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好決算銘柄を中心に買われ日経平均を下支え【クロージング】

2021/4/28 15:53 FISCO
*15:53JST 好決算銘柄を中心に買われ日経平均を下支え【クロージング】 28日の日経平均は反発。62.08円高の29053.97円(出来高概算12億3708万株)で取引を終えた。前日の米国市場は、バイデン大統領の演説や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果判明などを控えて高安まちまちとなるなか、朝方は売りが優勢となる場面もあった。ただ、前日発表の国内主要企業の好決算銘柄や米国企業の強気な業績見通しなどを映して、次第に押し目を拾う動きなどが強まったほか、円相場が1ドル=108円台後半まで円安が進んでいることも支援材料になった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1400を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、証券・商品先物が1.82%、鉱業が1.78%、輸送用機器が1.57%など、19業種が上昇。一方、海運が2.00%と大きく下落したほか、陸運が1.77%、鉄鋼とパルプ紙がともに1.20%など、14業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>、ファナック<6954>、デンソー<6902>がしっかり。半面、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>、第一三共<4568>、中外薬<4519>が軟調だった。 前日に好決算を発表したアドバンテス<6857>は弱含みで始まったものの、その後は上昇に転じるなど、指数寄与度の高い銘柄中心に値を上げる銘柄が目立っていた。また、米国市場の取引終了後に、アルファベットやAMDなどが好決算を発表し、時間外取引で上伸していることも投資家心理を上向かせていた。ただ、東京市場は大型連休に入り、国内機関投資家などの動きが鈍く、新型コロナウイルスの感染増加傾向も変わっていないだけに、積極的に買い上がる雰囲気はなく、29000円前後で底堅い展開が続いた。 米国では28日、バイデン米政権が成長戦略第2弾や富裕層に対する増税を発表するほか、FOMCの結果発表が控える。経済政策の内容や規模、財源確保のための増税の詳細、FOMC後の会見でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がテーパリングに向けて前進する発言をするのかなどに注目が移っている。また、国内主要企業の決算発表も本格化しており、業績動向を確認したい向きも引き続き多く、当面は狭い値幅でのもみ合い展開にとどまりそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17