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前場に注目すべき3つのポイント~需給要因もあって堅調な相場展開が見込まれる~

2021/3/29 8:24 FISCO
*08:24JST 前場に注目すべき3つのポイント~需給要因もあって堅調な相場展開が見込まれる~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:需給要因もあって堅調な相場展開が見込まれる ■ライフコーポ、21/2上方修正 営業利益270億円←240億円 ■前場の注目材料:ルネサス、工場火災、装置損傷17台に拡大、稼働停止、長期化懸念 ■需給要因もあって堅調な相場展開が見込まれる 29日の日本株市場は、堅調な相場展開が見込まれる。26日の米国市場はNYダウが453ドル高だった。バイデン大統領がワクチン接種目標を従来の2倍に引き上げたほか、3月ミシガン大学消費者信頼感指数がパンデミック前の水準に戻したため、強い回復期待が広がった。また、長期金利の上昇がハイテク株の上値を抑制する局面もあったものの、引けにかけて買いの流れが強まっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円高の29415円。円相場は1ドル109円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行の流れとなり、日経平均は29410円辺りに位置している25日線を突破してくる可能性が高そうである。先週は週前半の調整で75日線まで下落し、同線を支持線にリバウンドをみせていた。目先の抵抗線として意識されやすい25日線をギャップスタートで超えてくるようだと、センチメントを明るくさせることにつながりそうである。円相場は1ドル109円70銭台と円安傾向を強めてきていることも、輸出関連などへの支援材料になりやすいだろう。 また、期末要因からリバランス中心の売買ではあるものの、本日は配当の権利付き最終日となることから配当志向の物色が意識されるほか、本日と明日は配当の再投資に伴う需給要因も見込まれるため、売りを仕掛けてくる流れにはなりづらい。ギャップスタート後も底堅い相場展開が見込まれるため、次第に押し目買いの流れについても下値を切り上げてくる可能性はありそうだ。 また、米国の長期金利上昇に伴うハイテクなどグロース株への戻りの鈍さを警戒した流れもありそうだが、ナスダックの上昇やSOX指数も強い動きをみせていた。足元の調整で割安感が目立ってきたハイテク株などへの押し目狙いの動きもみせてくることが期待される。ナスダックの上昇などは、マザーズなど中小型株の見直しにも影響してくることが見込まれそうである。 ■ライフコーポ、21/2上方修正 営業利益270億円←240億円 ライフコーポ<8194>は2021年2月期業績予想の修正を発表。営業利益は240億円から270億円に上方修正している。生活習慣の変化に伴う需要の高まりが継続し、営業収益は前回公表予想を若干下回るものの、想定以上に売上総利益が増加したことで、営業利益・経常利益ともに前回公表予想を上回る見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29176.70、+446.82) ・NYダウは上昇(33072.88、+453.40) ・ナスダック総合指数は上昇(13138.72、+161.04) ・シカゴ日経225先物は上昇(29415、大阪比+315) ・1ドル109円60-70銭 ・SOX指数は上昇(3106.28、+146.40) ・VIX指数は低下(18.86、-0.95) ・米原油先物は上昇(60.97、+2.41) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ルネサス<6723>工場火災、装置損傷17台に拡大、稼働停止、長期化懸念 ・帝国繊維<3302>栃木に防災車両の新工場 ・関西電力<9503>グループ中計で再生エネに3400億円、原発7基、稼働目指す ・パナソニック<6752>二色の浜工場に乾電池生産移管 ・アイシン精機<7259>東京・秋葉原に新拠点、AI技術開発 ・ホンダ<7267>電動2輪バッテリーコンソーシアム、「交換式」標準化で合意 ・住友ゴム<5110>旗艦タイヤ、独車連盟テストで総合1位獲得 ・クボタ<6326>業務用空気清浄機の生産5倍、今期3000台計画 ・洋エンジ<6330>ROE10%目指す新中計、プラントで利益確保 ・ダイダン<1980>22年度めどシンガポールに現法、東南アで受注拡大 ・JTOWER<4485>通信鉄塔共用化に10億円、郊外5G整備需要に対応 ・三菱ガス化学<4182>研究・生産でDX加速、スマート工場化推進 ・JSR<4185>コア営業益600億円、新中計、半導体材料など強化 ・三菱ケミHD<4188>合成エタノールの製販終了、設備老朽化で来年 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
1980 東証プライム
3,670
11/22 15:30
+160(%)
時価総額 168,688百万円
空調設備や給排水衛生設備、電気設備を手掛ける総合設備工事会社。1903年創業。日本武道館などで施工実績。チャンギ国際空港など海外でも実績。27.3期売上高2600億円目標。国内基幹事業の強靭化図る。 記:2024/06/24
3302 東証プライム
2,556
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 70,351百万円
消防用ホースや防災資機材、防災車輛等を手掛ける防災事業が柱。消防用ホースで国内トップシェア。高機能繊維やリネン製品の製造・販売を行う繊維事業等も。高機能繊維は資材分野で新規用途及び市場の開拓を図る。 記:2024/10/24
4182 東証プライム
2,910.5
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 646,827百万円
メタノール、芳香族化学品等のグリーン・エネルギー&ケミカル事業、無機化学品等の機能化学品事業が柱。BT積層板、脱酸素剤等で世界トップシェア。不採算事業の見直し・再構築図る。27.3期売上8500億円目標。 記:2024/10/09
4185 東証プライム
4,335
6/24 15:00
±0(%)
時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4485 東証グロース
3,595
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 92,474百万円
通信インフラシェアリング事業を展開。屋内インフラシェアリング、屋外タワーシェアリング、ローカル5Gサービス等を手掛ける。国内IBS事業などの拡大図る。米投資会社がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/11
5110 東証プライム
1,774
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 466,638百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6330 東証プライム
716
11/22 15:30
+38(%)
時価総額 27,608百万円
三井グループのエンジニアリング会社。石油化学プラント、石油精製プラント、火力発電プラント等の設計、工事を行う。化学プラントに強み。海外売上比率は6割超。燃料アンモニアなどの案件形成に向けた取り組みを推進。 記:2024/08/09
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7259 東証プライム
1,614.5
11/22 15:30
-5.5(%)
時価総額 1,306,169百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8194 東証プライム
3,330
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 164,672百万円
近畿圏、首都圏でスーパーマーケットを展開。1910年創業。人口集中エリアへのドミナント戦略に特徴。クレジットカード事業等も。三菱商事の持分法適用会社。24年8月末で311店舗展開。新規出店の強化に注力。 記:2024/10/27
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17