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新興市場見通し:新年度入りで資金回転の改善見極め、IPOでは注目2社

2021/3/27 14:57 FISCO
*14:57JST 新興市場見通し:新年度入りで資金回転の改善見極め、IPOでは注目2社 今週の新興市場では、マザーズ指数が3月25日にかけて5営業日続落し、1100pt台に位置する200日移動平均線を再び割り込む場面があった。日経平均が週半ばにかけて大きく下落するなか、マザーズでも海外公募・売出し実施を発表したフリー<4478>を中心に主力IT株や直近IPO銘柄の下げがきつかった。ただ、週末26日には公募価格等が決定したフリーも急反発し、マザーズ指数は1200pt近辺まで値を戻した。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.1%であったのに対して、マザーズ指数は-2.6%、日経ジャスダック平均は-0.2%だった。 個別では、前述のフリーが週間で5.7%安となったほか、マザーズ時価総額上位ではメルカリ<4385>が同7.3%安、マネーフォワード<3994>が同4.7%安と軟調。売買代金上位ではBASE<4477>やアンジェス<4563>が売り優勢だった。また、前の週に上場したi-plug<4177>やココナラ<4176>は特に売りがかさみ、週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、時価総額上位ではJMDC<4483>が同1.4%高となり、売買代金上位ではプレミアアンチエイジング<4934>が堅調。また、株式分割実施を発表したINCLUSIVE<7078>が上昇率トップとなった。ジャスダック主力ではハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同3.1%安、ワークマン<7564>が同2.8%安と軟調。売買代金上位ではシンバイオ製薬<4582>が売りに押され、メディアリンクス<6659>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、東映アニメーション<4816>は同2.3%高、セリア<2782>は同3.7%高と堅調で、好決算のオプトエレクトロニクス<6664>が上昇率トップとなった。IPOでは6社が新規上場し、ベビーカレンダー<7363>とジーネクスト<4179>が公開価格の2倍を超える初値を付けるなど、いずれも堅調な出足だった。ただ、初値に前の週までの強さは見られず、市場予想に届かない銘柄も相次いだ。 来週の新興市場では、3月末の権利付き最終売買日を通過し、名実ともに新年度相場入りすることで、需給好転に期待したいところだ。株式市場全体として年度末の持ち高調整目的の売りが一巡することが見込まれるうえ、配当・株主優待等の権利取りに拘束されていた個人投資家の資金が再び新興株に流れ始めるとの期待もある。一方、今週までの下げがきつかった銘柄や初値後の株価が軟調なIPO銘柄が少なくなく、個人投資家の資金回転が改善してくるかはよく見極めたい。 そういった意味では、フリーの持ち直しが続くか、ココナラが初値水準を奪還してくるかなどが注目点となるだろう。株価トレンドこそやや厳しいが、割り負け感が一段と強まってきたマネーフォワード、好実態の直近IPO銘柄であるi-plugなどもリバウンド余地がありそうだ。なお、来週は3月31日にフィードフォース<7068>などが決算発表を予定している。 IPO関連では、3月30日にスパイダープラス<4192>とAppier Group<4180>がマザーズへ新規上場する。ともにマザーズIPOとしては公開規模がかなり大きいが、建築図面・現場管理アプリのスパイダーPはテレビCM等で一般の知名度も高まっており、Appierは台湾発のAI(人工知能)ユニコーン企業として注目を集めているようだ。なお、今週は再生可能エネルギー発電等のテスHD<5074>(4月27日、東証1部)の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 22件
2782 東証スタンダード
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時価総額 215,537百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
3994 東証プライム
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4/18 15:00
-4(%)
時価総額 280,473百万円
法人向け経理・人事労務クラウドが柱。個人向け資産管理アプリ、SaaSマーケティング支援等も。法人顧客獲得は順調。法人向けストック売上は好調。23.11期通期は2桁増収。24.11期も2桁増収見通し。 記:2024/02/02
4176 東証グロース
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+23(%)
時価総額 9,678百万円
個人のスキルを売買するサイト「ココナラ」を運営。弁護士と相談者をつなぐ法律相談サイトも。24.8期1Qは個人スキル売買の流通高が順調増。法律相談も好伸。コスト抑制も寄与して黒字に。通期営業黒字復帰を計画。 記:2024/02/06
4177 東証グロース
1,134
4/18 14:47
+5(%)
時価総額 4,460百万円
新卒向けスカウト型就活サイト「OfferBox」を運営。転職サイトや適性検査サービスも。24年卒学生登録数は24万3185人と2桁増。OfferBox(早期定額型)は売上好調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/03/31
4179 東証グロース
388
4/18 15:00
-80(%)
時価総額 1,626百万円
ステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」を展開。課題解決プログラム「SRM Design Lab」を開始。食品・日用品業界が主顧客。月次解約率は低水準維持。24.3期3Qは損益改善。 記:2024/03/31
1,334
4/18 15:00
+39(%)
時価総額 135,294百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4192 東証グロース
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+15(%)
時価総額 20,860百万円
ICTサービス会社。大規模建築現場向け施工管理SaaSの提供で、建設会社や設備工事会社のDX化をサポート。SPIDERPLUSは契約社数が増加。23.12期通期は2桁増収。24.12期も2桁増収計画。 記:2024/02/25
4385 東証プライム
1,745.5
4/18 15:00
+5(%)
時価総額 280,800百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4477 東証グロース
273
4/18 15:00
+2(%)
時価総額 30,573百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
2,724
4/18 15:00
-36(%)
時価総額 154,933百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4483 東証プライム
3,117
4/18 15:00
+116(%)
時価総額 189,832百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
4563 東証グロース
51
4/18 15:00
±0(%)
時価総額 9,110百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4582 東証グロース
179
4/18 15:00
±0(%)
時価総額 7,084百万円
がん・血液領域やウイルス感染症領域の希少疾患薬を開発。他社から開発候補品を導入して製品化を狙う。24.12期は薬価改定の影響と抗がん剤の後発薬浸透を想定。アデノウイルス感染症向け注射剤候補は開発本格化へ。 記:2024/03/12
4816 東証スタンダード
2,666
4/18 15:00
-53(%)
時価総額 559,860百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
756
4/18 15:00
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時価総額 6,593百万円
ファブレス化粧品メーカー。基礎化粧品を開発販売。クレンジング市場でトップシェア。「DUO」と「CANADEL」の2ブランドを手掛け、「ザクレンジングバーム」で成長。アンチエイジング事業停滞し中間期は一服。 記:2024/03/29
3,850
4/18 15:00
+40(%)
時価総額 370,813百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6659 東証スタンダード
100
4/18 15:00
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時価総額 3,543百万円
放送用機器・システム開発会社。IPビデオルータやスイッチ、IP伝送装置、ネットワーク管理ソフトウェアなどを開発。中南米の販売代理店開拓で販路拡大。米国大手通信の大型プロジェクト進行もあり、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
6664 東証スタンダード
330
4/18 15:00
+3(%)
時価総額 2,171百万円
自動認識装置メーカー。国内唯一、バーコード読み取りの核となるモジュールエンジンを製造。レーザモジュールで国内トップシェア。23.11期通期は日本が増収。定置式スキャナ製品等が堅調。24.11期は増収計画。 記:2024/02/03
580
4/18 15:00
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時価総額 15,172百万円
マーケティング支援会社。リスティング広告等の運用やデータフィールド管理、DX支援、マーケティングシステムの提供等を行う。ソーシャルPLUS等は受注額が増加。特別利益計上。24.5期2Qは最終黒字転換。 記:2024/02/03
7078 東証グロース
677
4/18 15:00
+16(%)
時価総額 6,702百万円
国内唯一のメディアDXエージェンシー。コンテンツの企画・制作や広告運用、プロモーション企画、DXコンサルティングなどを展開。地域創生関連と宇宙関連サービスに注力。オレンジグループの貢献で中間期は売上急伸。 記:2023/12/19
7363 東証グロース
1,411
4/18 14:55
+20(%)
時価総額 1,329百万円
妊娠・出産・育児の情報サイト「ベビーカレンダー」を運営。かんたん診察予約システム、おぎゃー写真館、動画館なども展開。融資、自己株式を活用しM&Aを推進。過去最高の3.1億PVを達成し、23.12期は増収。 記:2024/03/24
7564 東証スタンダード
3,925
4/18 15:00
-15(%)
時価総額 321,249百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。子ども服・靴や女性向け、シューズ、雨具なども展開。需要予測発注システムの稼働店舗を拡大。新規出店や改装店舗の好調もあり、24.3期中間期は増収確保。 記:2023/12/19