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前場に注目すべき3つのポイント~27000円の攻防もいったんは利益確定を意識させるか

2020/11/30 9:10 FISCO
*09:10JST 前場に注目すべき3つのポイント~27000円の攻防もいったんは利益確定を意識させるか 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:27000円の攻防もいったんは利益確定を意識させるか ■プレナス、21/2期営業損益2.40億円←▲5.40億円 ■前場の注目材料:三菱UFJリース、コマツと提携、建機ICT化でサブスク提供 ■27000円の攻防もいったんは利益確定を意識させるか 30日の日本株市場は堅調な相場展開が見込まれる。27日の米国市場はNYダウが37ドル高だった。トランプ大統領が来週にも新型コロナウイルスワクチン供給が可能となる可能性に言及したことが好材料視されたほか、感謝祭当日の小売り各社オンライン売上が過去最高規模を記録し消費への懸念が後退した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の26775円。円相場は1ドル104円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行の展開となり、日経平均は27000円を意識した相場展開が期待されそうである。米国の年末商戦が予想されていたもののネット通販の売上好調が伝わっていることもあり、買い安心感につながりそうである。また、トランプ大統領による発言からワクチン供給への思惑も高まりやすく、売り方の買い戻しの流れが一段と強まりやすいところであろう。 年初からのS&P500の上昇率は11%であり、ドル建て日経平均が17%と大きくアウトパフォームしている状況において、海外勢による日本株組み入れ比率を引き上げざるを得ない状況と考えられるため、海外勢による買いへの思惑が引き続き高まりやすいところである。一方で、日経平均は25日につけた26700円を突破してくる可能性が高く、いったんは利益確定のタイミングとなることも考えられる。 ワクチンへの期待が高まるものの、東京都の新規感染者数が最多を更新している状況の中において、飲食店などの閉店時間繰り上げやGo Toトラベルの感染拡大地域を出発地とする旅行制限も出てきている。今後3週間で感染を抑え込めないと年末商戦への期待なども後退しやすく、いったんは利益確定をしておきたいところでもあろう。 また、急ピッチの上昇に対する過熱感が引き続き警戒されており、一気に利益確定の流れが強まる可能性も意識されている。ワクチン期待から積極的にショートを積み上げる流れこそないものの、買い方にとっていったんは利益確定を意識させてきそうである。また、日経平均の27000円接近場面においては、買い方にとってもヘッジしておきたいところであろう。個人主体の中小型株などについても、先高感が高まる中において利食いのタイミングを見極める流れが次第に高まってくる可能性はありそうだ。 ■プレナス、21/2期営業損益2.40億円←▲5.40億円 プレナス<9945>は2021年2月期業績予想の修正を発表。売上高は従来の1390.80億円から1397.70億円、営業損益は5.40億円の赤字から2.40億円の黒字に上方修正している。9月、10月の既存店売上高は前年比で、ほっともっとは106.0%、100.0%と推移し、やよい軒は97.9%、95.5%、MKレストランは91.3%、97.5%と前回予想を上回って推移した。また、海外事業は、限定営業を余儀なくされているが、一部の地域では売上は回復傾向にある。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26644.71、+107.40) ・NYダウは上昇(29910.37、+37.90) ・ナスダック総合指数は上昇(12205.85、+111.44) ・シカゴ日経225先物は上昇(26775、大阪比+145) ・1ドル104円10-20銭 ・SOX指数は上昇(2631.56、+31.32) ・VIX指数は低下(20.84、-0.41) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・三菱UFJリース<8593>コマツと提携、建機ICT化でサブスク提供 ・三井不<8801>東京ドーム買収、TOB1200億円 ・冶金工<5480>高機能ステンレス材で超広幅プレート製品化、コスト・納期削減 ・ANA<9202>3300億円増資、財務基盤強化 ・パナソニック<6752>第三者委設置、資格不適切取得でグループ全体調査 ・トヨタ<7203>レクサスLS改良、高度運転支援レベル2対応 ・キヤノン<7751>在宅勤務を制度化、研究・開発部門に適用、対象者2000人年内実証 ・コニカミノルタ<4902>フィンランド社買収、HSIカメラ市場に参入 ・東レ<3402>新素材開発、和紙の風合い表現 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10月鉱工業生産速報値(前月比予想:+2.2%、9月:+3.9%) <海外> ・10:00 中・11月製造業PMI(予想:51.5、10月:51.4) ・10:00 中・11月非製造業PMI(予想:56.0、10月:56.2) 《ST》
関連銘柄 10件
3402 東証プライム
935
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時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4902 東証プライム
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カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
5480 東証プライム
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時価総額 61,911百万円
大手ステンレス鋼メーカー。1925年創業。ステンレス鋼、床用ステンレス鋼板、高耐食鋼・合金、耐熱鋼・合金等を手掛ける。NASブランドで知られる。中国、インドなどのターゲット市場で高機能材の拡販図る。 記:2024/09/02
1,551
11/22 15:30
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時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
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時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8593 東証プライム
1,012
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,484,515百万円
三菱UFJ系列のリース大手。強固な顧客基盤に強み。21年に日立キャピタルと合併。リース料収入の増加などにより、航空部門は増益。カスタマーソリューション部門は連結除外等で横ばい。M&Aで海外展開加速へ。 記:2024/08/20
8801 東証プライム
1,257
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時価総額 3,534,336百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9945 東証プライム
2,634
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時価総額 116,931百万円
大手弁当店チェーン。弁当を持ち帰り方式で販売する「ほっともっと」に加え、定食店やレストラン業態も展開する。アジアや北米等でも運営する。今期3Q累計は弁当店が好調だった。レストランなども回復傾向となった。 記:2023/01/13