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新興市場見通し:12月IPOのBB本格化、需給好転期待しづらいなか「需給重視」

2020/11/28 14:24 FISCO
*14:24JST 新興市場見通し:12月IPOのBB本格化、需給好転期待しづらいなか「需給重視」 今週の新興市場では、日経平均とともにマザーズ指数、日経ジャスダック平均も上昇した。ただ、連日で終値ベースのバブル崩壊後高値を更新した日経平均に比べ、マザーズ指数の上値は重く、日足チャート上では収れんする25日移動平均線と75日移動平均線に挟まれてこう着感を強めている。メルカリ<4385>の上昇がマザーズ指数を押し上げたものの、従前人気だったマザーズ銘柄はこのところの値動きの悪さが嫌気され、東証1部の値がさグロース(成長)株などに物色シフトしたようだ。11月26日のマザーズ売買代金はおよそ7カ月ぶりの低水準となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+4.4%であったのに対して、マザーズ指数は+1.1%、日経ジャスダック平均は+2.2%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリが週間で10.0%高、JMDC<4483>が同3.7%高、JTOWER<4485>が同5.1%高と堅調。売買代金上位ではJストリーム<4308>が大幅に上昇した。また、オープンハウス<3288>との業務提携を発表したアイリックコーポレーション<7325>が週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、AI inside<4488>が同4.4%安、弁護士ドットコム<6027>が同2.8%安となり、直近上場のアララ<4015>も売りに押された。また、ギフティ<4449>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力ではハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同11.6%高、出前館<2484>が同13.9%高と大きく上昇。ハーモニックはジャスダック時価総額トップに浮上した。売買代金上位では不二精機<6400>が賑わい、シライ電子工業<6658>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。一方、日本マクドナルドHD<2702>は同1.7%安と軟調で、リバーエレテック<6666>などが下落率上位に顔を出した。IPOではMITHD<4016>とジオコード<7357>がジャスダックへ、クリーマ<4017>がマザーズへそれぞれ新規上場した。MITHDが公開価格の約5.2倍となる初値を付けるなど、いずれも好調な出足だった。 来週の新興市場でも、マザーズ指数の上値は重いとみておいた方がいいだろう。主力大型株を巡る需給イベントを通過し、投資資金の一部が再び中小型株に向かうことを期待する向きもあるが、後述する12月IPOのブックビルディング(BB)が今週から本格化してくる。その参加に伴い投資資金が拘束されることなどから、需給状況の好転は期待しにくい。一方、マザーズ指数のチャート形状からは煮詰まり感が台頭してきており、短期的に大きく振らされる場面が出てくる可能性もある。 今週の物色動向を見ると、コロナ禍を受けての新たな需要や菅政権の政策への期待が高いことは窺える。とはいえ、前回の当欄でも述べたとおり、目先はJTOWERやJストリームのように上値の比較的軽い銘柄、それに出前館のように買い戻し余地の大きい銘柄など、需給面を重視した短期の値幅取り狙いの物色が中心となりそうだ。 IPO関連では、11月30日にバリオセキュア<4494>が東証2部へ新規上場する。情報セキュリティ関連に位置付けられるが、ファンドの売出規模の大きさがネックとなりそうだ。なお、今週もクリングルファーマ<4884>(12月28日、マザーズ)など2社の新規上場が発表され、12月IPOは26社となった。今週からビーイングHD<9145>(12月15日)を皮切りに順次BB期間に入っている。 《FA》
関連銘柄 20件
2484 東証スタンダード
288
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-2(%)
時価総額 37,945百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
6,900
4/24 15:00
-80(%)
時価総額 917,424百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
3288 東証プライム
4,635
4/24 15:00
+33(%)
時価総額 558,462百万円
住宅メーカー。東京23区内や神奈川県を中心に、関東や愛知、福岡で事業展開。戸建の分譲や建築請負、仲介に強み。マンションや収益不動産等も手掛ける。今期1Qは都心部の戸建関連やファミリーマンションがけん引。 記:2024/04/10
372
4/24 15:00
-6(%)
時価総額 5,844百万円
スーパーや飲食店、自治体などに独自電子マネーの発行・管理システムを提供。高速メール配信システムやデータセキュリティサービス、ARサービスも展開。キャッシュレスサービス事業の好調もあり、1Qは営業黒字転換。 記:2024/01/28
4016 東証スタンダード
717
4/24 15:00
+9(%)
時価総額 1,509百万円
独立系システムインテグレーター。社会インフラ系基幹システム開発やネットワーク基盤構築が主力。公共と金融に強み。デジタルマーケティングは増収。23.11期通期は増収、最終増益。24.11期は大幅増益計画。 記:2024/01/28
4017 東証グロース
381
4/24 15:00
+5(%)
時価総額 2,561百万円
ハンドメイド作品の購入・販売サイト「Creema」を運営。クリエイター向け関連サービスも。クリエイター数は約27万人、登録作品数は約1690万点。プロモーション費用を圧縮。24.2期3Qは経常黒字転換。 記:2024/02/02
4308 東証グロース
381
4/24 15:00
+11(%)
時価総額 10,690百万円
企業向け動画配信プラットフォームを提供。大規模コンテンツの安定配信技術に強み。トランスコスモス傘下。EVC領域(医薬)は足踏み。24.3期3QはOTT領域が増収。専門チャンネルの運用・保守業務等が順調。 記:2024/02/04
4385 東証プライム
1,808.5
4/24 15:00
+59(%)
時価総額 290,935百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4449 東証プライム
1,223
4/24 15:00
+3(%)
時価総額 35,259百万円
各種eギフトサービスの企画開発、運営等を手掛ける。法人向けが主力。地域通貨サービス等も。gifteeサービスの会員数は214万人。法人向けは大型案件受注で売上伸長。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4483 東証プライム
3,267
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+73(%)
時価総額 198,967百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
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3,380
4/24 15:00
+45(%)
時価総額 86,738百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
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6,280
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-30(%)
時価総額 25,107百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。OEM提供も。「DX Suite」利用ライセンスは増加。リカーリング型モデルは売上堅調。特別損失のはく落等により、24.3期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/13
4494 東証スタンダード
674
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時価総額 3,042百万円
独自開発のUTM(統合脅威管理)製品による情報セキュリティサービスを展開。中小企業向けに強み。24.3期3Q累計は導入社数が順調増。だが戦略投資が利益の重石に。中計では27.2期に営業益9.2億円目指す。 記:2024/03/12
6027 東証グロース
2,983
4/24 15:00
-52(%)
時価総額 66,455百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
3,900
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6400 東証スタンダード
314
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時価総額 2,843百万円
自動車用精密成形品が柱。精密金型は医療機器用・食品関連に強み。24.12期は自動車生産回復を追い風に成形品、金型の増販を想定。だが将来を睨んだEV関連新製品の開発投資に伴う費用増を見込む。配当は維持予定。 記:2024/04/11
6658 東証スタンダード
548
4/24 15:00
±0(%)
時価総額 7,659百万円
プリント配線板メーカー。透明フレキシブル基板に加え、両面・多層プリント配線板、MEMS関連製品等を手掛ける。プリント配線板事業は営業活動強化だが、在庫調整の影響などで足踏み。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/02/22
6666 東証スタンダード
549
4/24 15:00
-12(%)
時価総額 4,772百万円
水晶デバイスが主力の電子部品メーカー。世界最小の水晶振動子・水晶発振器を手掛ける。短納期化に定評。水晶製品事業は在庫調整等が響く。24.3期3Qはその他の電子部品事業が増収。民生機器向け抵抗器が売上貢献。 記:2024/04/16
733
4/24 15:00
+2(%)
時価総額 6,383百万円
「保険クリニック」を運営。保険各社の商品を分析・比較できる保険IQシステムで成長。ソフトウェアの受託開発も展開。最短5秒で複数保険プランを試算する保険ロボアドバイザーを投入。中間期売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/23
7357 東証スタンダード
607
4/25 0:00
±0(%)
時価総額 1,600百万円
Web広告サービス会社。Webマーケティング事業が柱。中堅・中小企業がメインターゲット。クラウド型営業支援ツールも手掛け、上場企業などとの業務連携・協業を推進。外注費増加もあり、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/23