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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米バイデン政権への期待で株高・円安の流れ

2020/10/9 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米バイデン政権への期待で株高・円安の流れ 9日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。来月の米大統領選で政権交代の可能性が意識され、民主党への政策期待から株高に振れやすい見通し。それを受けドルは下落基調が鮮明だが、リスク選好の円売りが下支えしそうだ。 11月3日の米大統領選に向け、民主党候補のバイデン前副大統領が現職のトランプ大統領を下すシナリオが意識され始めている。本日アジア市場では、米中通商摩擦の解消を見込んだ人民元の買いが強まり、対ドルで大きく上昇。逆にドルは弱含む展開が鮮明になった。欧州中銀(ECB)や豪準備銀行など主要中銀の追加緩和観測が広がるなか、ユーロや豪ドルなど主要通貨が対ドルで買われた。一方、本日午前に発表された中国の財新サービス業PMIは堅調な内容となり、連休明けの中国市場は株高に振れリスク選好の円売りを誘発した。 この後の海外市場でも、米大統領選への思惑が広がりやすい。トランプ氏は新型コロナウイルス感染の治療を完了したが、来週の第2回の候補者討論会への出席を見合わせる姿勢を示しており今後の選挙戦で不利になる可能性がある。「バイデン政権」の大型の公共投資などによる景気回復への期待から、NY株式市場では関連セクターへの買いが観測される。本日も株高に振れれば、安全通貨のドルは下押し圧力が強まりそうだ。ただ、中国の早期回復や米中関係の正常化への思惑から円売りが見込まれるため、ドルの下げは限定的とみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・21:30 カナダ・9月失業率(予想:9.8%、8月:10.2%) ・22:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁オンライン討論会参加 ・23:00 米・8月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.5%、速報値:+0.5%) 《FA》