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前場に注目すべき3つのポイント~楽観視は出来ないものの、自律反発に向かわせやすい

2020/10/5 9:01 FISCO
*09:01JST 前場に注目すべき3つのポイント~楽観視は出来ないものの、自律反発に向かわせやすい 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:楽観視は出来ないものの、自律反発に向かわせやすい ■ニトリHD、2Q営業利益45.0%増 805億円 ■前場の注目材料:国際計測器、50m路面でタイヤ試験、負荷測定装置を開発 ■楽観視は出来ないものの、自律反発に向かわせやすい 5日の日本株市場は、自律反発を意識した相場展開が見込まれる。2日の米国市場ではNYダウが134ドル安だった。トランプ大統領の新型コロナ感染で政局不安が広がったほか、9月雇用統計で雇用者数の伸びが予想以上に鈍化したことが嫌気されたが、ムニューシン財務長官は検査で陰性が明らかになり、ペロシ民主党下院議長との追加経済救済策の交渉を継続と伝わったことから下げ幅を縮めている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の23175円。円相場は1ドル105円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行の展開になりそうだ。先週末の急落局面においてはグローベックスの米株先物はNYダウ先物が500ドル程度下落していたことを織り込んでおり、自律反発に向かわせやすいだろう。また、楽観視は出来ないものの、トランプ大統領は症状の回復が続いており、早ければ5日に退院する可能性があると、担当医師の発言が伝わっている。報道通りとなれば、コロナに打ち勝った大統領として選挙戦を展開する格好となり、市場は評価材料として受け止める可能性がある。先週末の急落時においては売り仕掛け的な売買が入っていると考えられ、ショートカバーに向かわせやすいだろう。 もっとも、積極的に買い上がる地合いではなく、あくまでも買い戻しが中心になりやすい。そのため、日経平均は足元のレンジ内での推移が継続。ただ、心理的にはこれまで同様、23000円処での底堅さが意識されるため、押し目買い意欲は強そうである。米国市場では半導体株の弱さが目立っているが、バリューシフトには向かわず、コア30など主要銘柄の一角に資金が向かいやすいとみておきたい。 物色の流れとしては個人主体の資金はIPO銘柄での値幅取りに向かいやすいほか、菅新政権による政策期待から政策に絡んだ銘柄への循環物色を想定。また、今週からノーベル賞が発表されるため、関連するテーマ株等へは思惑的な資金が向かいやすいだろう。そのほか、今週辺りから小売企業の決算発表が本格化してくるため、決算を手掛かりとした物色が意識されそうだ。 ■ニトリHD、2Q営業利益45.0%増 805億円 ニトリHD<9843>が発表した第2四半期決算は、売上高は前年同期比12.7%増の3624.81億円、営業利益は同45.0%増の805.96億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大で広がった「巣ごもり消費」を取り込んだ。臨時休業した店舗もあったが、インターネット通販の売り上げが堅調だった。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(23175、大阪比+195) ・1ドル105円40-50銭 ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・国際計測器<7722>50m路面でタイヤ試験、負荷測定装置を開発 ・日本製鉄<5401>君津第2高炉、年内再稼働へ ・アサカ理研<5724>レアメタル回収で新設備、リチウムイオン電池から ・放電精密<6469>サーボプレス機を研究用に貸し出し、CFRP成形などに ・THK<6481>自律移動「展示ロボ」の受注開始、広範囲に情報訴求 ・横河電機<6841>品質改善支援ソフト販売倍増、来年度に海外でも投入 ・井関農機<6310>有人コンバイン・無人トラクター連携、井関農機など実証実験 ・日本ゼオン<4205>DX推進、デジタル統括部門新設 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 9件
4205 東証プライム
1,457.5
11/22 15:30
+24(%)
時価総額 334,517百万円
合成ゴム、高機能樹脂の製造・開発等を行う化学メーカー。レーザービームプリンター用レンズ材料、グリーン系香料等で世界トップクラスのシェア。27.3期売上高5100億円目標。電池材料などに新規投資を集中へ。 記:2024/06/07
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5724 東証スタンダード
851
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 4,378百万円
都市鉱山等からの有価金属の回収・再生を行う貴金属事業が主力。使用済みエッチング用薬液の再生・販売、品質管理システムの販売等も。既存事業は新規開拓に注力。リチウムイオン電池再生事業の事業化等に取り組む。 記:2024/07/02
6310 東証プライム
974
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 22,387百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
6469 東証スタンダード
931
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 10,198百万円
放電加工会社。国内首位級。アルミ押出金型にも強みを持つ。放電加工や表面処理の部品、金型製造、プレス機等を手掛ける。三菱重工と資本業務提携。航空機エンジン部品等の受注が回復。価格転嫁進みしコスト増を吸収。 記:2024/10/30
6481 東証プライム
3,590
11/22 15:30
+115(%)
時価総額 466,187百万円
機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
7722 東証スタンダード
512
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 7,270百万円
計測装置専門メーカー。ダイナミック型タイヤバランシングマシンで世界トップシェア。電気サーボモータ式試験機、シャフト歪自動矯正機等も手掛ける。各種研究開発用タイヤ関連試験機の研究開発などに取り組む。 記:2024/08/30
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13