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新興市場見通し:「躍進」新興企業に更なる成長期待、IPOではニューラル

2020/8/15 14:38 FISCO
*14:38JST 新興市場見通し:「躍進」新興企業に更なる成長期待、IPOではニューラル 今週の新興市場では、マザーズ指数、日経ジャスダック平均とも2週連続で上昇した。週前半は新型コロナウイルスのワクチン開発への期待などから米国株が上昇。また、米長期金利が上昇するとともに為替相場が円安方向に振れ、主力大型株が買われた。この間、新興ハイテク株には売りが広がる場面もあったものの、週後半になると見直しの動きが出てきた。同時に新興企業の決算発表がピークを迎え、好業績銘柄を中心に物色が活発となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+4.3%であったのに対して、マザーズ指数は+1.4%、日経ジャスダック平均は+0.9%だった。マザーズ指数は終値ベースで6月25日以来の高値水準を付けている。 個別では、第1四半期決算発表とともに通期予想を上方修正したAI inside<4488>が週間で25.7%高。JMDC<4483>も週末にかけて決算を好感した買いが入り、同2.0%高となった。厚生労働省のワクチン整備事業に採択されたアンジェス<4563>は同4.0%高。売買代金上位では直近上場のモダリス<4883>、バイオ関連のリボミック<4591>などが買われ、ログリー<6579>が週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、前の週にマザーズ指数の上昇をけん引したメルカリ<4385>は同5.9%安。フリー<4478>が同1.9%安となるなど、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)企業もやや軟調だった。また、ロジザード<4391>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力はワークマン<7564>が同2.0%安、日本マクドナルドHD<2702>が同2.3%高、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同6.6%安と、決算を受けて高安まちまち。売買代金上位ではテラ<2191>や出前館<2484>が買い優勢で、ディーエムソリューションズ<6549>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。一方、豊商事<8747>などが下落率上位に顔を出した。IPOでは、ティアンドエス<4055>が上場2日目に公開価格の約2.5倍となる初値を付け、その後も賑わいを見せた。 来週の新興市場では、マザーズ指数が底堅く推移しそうだ。引き続きバリュー(割安)株の見直し局面で売られたり、6月高値(1067.29pt、取引時間中)接近で利益確定の動きが出たりもするだろう。ただ、決算発表が一巡し、短期の値幅取りを狙った物色は再び中小型株に向かいやすくなる。今回の決算では「ウィズコロナ」「アフターコロナ」下での新興企業の躍進を感じさせるものが少なくなく、成長期待の一段の高まりが株価を押し上げそうだ。 人工知能(AI)搭載の光学式文字読み取り(OCR)サービスを展開するAI insideなどは好例だろう。また、今週末に決算発表したネットショップ作成支援のBASE<4477>は、4-6月期の売上高が前年同期の約2.8倍に急拡大した。これまでに株価は大きく上昇しているが、実態は期待どおりか、それ以上とも言えそうだ。なお、来週は8月17日に総医研HD<2385>などが決算発表を予定している。 IPO関連では、8月20日にニューラルポケット<4056>がマザーズへ新規上場する。同社はAIサービスの創出に取り組んでおり、人気の投資テーマに乗ることから期待が高まっているようだ。ティアンドエスの賑わいなども追い風として働くと考えられる。なお、今週は雪国まいたけ<1375>(9月17日、東証1部または2部)の再上場が発表されている。2015年以来、5年ぶりとなる。 《FA》
関連銘柄 20件
2191 東証スタンダード
2
8/22 15:00
-2(%)
時価総額 51百万円
樹状細胞ワクチン療法を中心とした癌治療技術を医療機関に提供。医薬品事業、新型コロナ迅速抗体検査キットの販売等も手掛ける。特定細胞加工物の受託製造事業の営業強化。減損損失剥落。22.12期1Qは損益改善。 記:2022/05/27
2385 東証グロース
159
3/28 15:00
-1(%)
時価総額 4,159百万円
バイオマーカー技術に強みを持ち、食品等のマーケティング支援や医薬品の臨床研究支援、化粧品や健康補助食品の開発、販売等を行う。評価試験事業の受注高は伸長。24.6期1Qはヘルスケアサポート事業が増収。 記:2024/01/15
2484 東証スタンダード
326
3/28 15:00
-6(%)
時価総額 42,952百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
6,800
3/28 15:00
-30(%)
時価総額 904,128百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
4055 東証グロース
2,012
3/28 15:00
+17(%)
時価総額 15,358百万円
システム開発会社。大手企業向けの生産管理システムの受託開発や保守等のサービスに加え、半導体工場のシステム運用や保守、AI関連ソフトも手がける。23年11月期は過去最高収益を継続。半導体カテゴリーが好調。 記:2024/01/15
4056 東証グロース
1,038
3/28 15:00
-21(%)
時価総額 14,982百万円
AIカメラ内蔵の独自AI広告サイネージを開発・販売。AI活用の駐車場管理システム等も。ソニーと業務資本提携。デジソリューションサービスは売上堅調。23.12期3Qは2桁増収。損益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/15
4385 東証プライム
1,928.5
3/28 15:00
-27(%)
時価総額 310,240百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4391 東証グロース
1,380
3/28 15:00
±0(%)
時価総額 4,517百万円
クラウド型の倉庫在庫管理システムを展開。店舗在庫管理システムも。24.6期上期はクラウド月額利用料の積上げが順調。増収効果で新規人材の教育投資による粗利率低下や販管費増をこなす。通期増収増益・増配を計画。 記:2024/03/11
4477 東証グロース
314
3/28 15:00
-2(%)
時価総額 35,164百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
3,470
3/28 15:00
-250(%)
時価総額 197,363百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4483 東証プライム
3,651
3/28 15:00
+25(%)
時価総額 222,353百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
4488 東証グロース
7,550
3/28 15:00
-100(%)
時価総額 30,185百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。OEM提供も。「DX Suite」利用ライセンスは増加。リカーリング型モデルは売上堅調。特別損失のはく落等により、24.3期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/13
4563 東証グロース
65
3/28 15:00
-1(%)
時価総額 11,611百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4591 東証グロース
93
3/28 15:00
+2(%)
時価総額 3,320百万円
東大発の創薬ベンチャー。病原の働きを妨げる人工アプタマー活用の創薬研究を行う。国内2a相移行の軟骨無形性症薬候補は26年導出が目標。増殖性硝子体網膜症の予防効果が確認された新薬候補物質は治験実施を検討へ。 記:2024/03/11
4883 東証グロース
93
3/28 15:00
±0(%)
時価総額 3,122百万円
創薬ベンチャー。独自のゲノム編集技術による遺伝性遺伝子疾患の治療薬の研究開発や技術提供を行う。MDL-101がリードプログラム。研究開発費は増加。減損損失の減少等により、23.12期通期は最終損益改善。 記:2024/03/05
4,010
3/28 15:00
-10(%)
時価総額 386,223百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6549 東証スタンダード
1,366
3/28 15:00
+16(%)
時価総額 3,838百万円
マーケティングサービス会社。DMの企画やデザイン、印刷、封入、インターネット広告、商品の保管、管理、配送代行を行う。ECも展開する。今期3Q累計はDM発送サービスが堅調。インターネット事業は回復した。 記:2024/03/08
6579 東証グロース
550
3/28 15:00
-2(%)
時価総額 2,092百万円
ネイティブ広告プラットフォームを提供。eスポーツ大会プラットフォームも。24.3期3Q累計は広告審査を厳格化した影響で広告収入減。販管費抑制も及ばず。マイクロアドとの協業は4Q以降に業績貢献を増す見込み。 記:2024/03/12
7564 東証スタンダード
3,985
3/28 15:00
-10(%)
時価総額 326,160百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。子ども服・靴や女性向け、シューズ、雨具なども展開。需要予測発注システムの稼働店舗を拡大。新規出店や改装店舗の好調もあり、24.3期中間期は増収確保。 記:2023/12/19
8747 東証スタンダード
1,539
3/28 15:00
-73(%)
時価総額 13,692百万円
商品先物取引大手。株価指数証拠金取引や外国為替証拠金取引も手掛け、金地金の消費寄託契約型商品「金庫番」や日経225先物も展開。「ゆたかCFD」と「Yutaka24」に注力。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10