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新興市場見通し:年末年始に向けて「中小型株相場」へ、IPOラッシュは終盤に

2019/12/21 15:26 FISCO
*15:26JST 新興市場見通し:年末年始に向けて「中小型株相場」へ、IPOラッシュは終盤に 先週の新興市場では、日経ジャスダック平均が11週連続で上昇する一方、マザーズ指数が3週連続で下落した。12月のIPOラッシュがピークを迎え、日経平均の上げ一服感もあって、個人投資家のIPO銘柄物色は極めて活発だった。12月20日にはマザーズ売買代金が1711億円まで増加。しかし、IPO銘柄はマザーズ指数への組み入れ前で直接的な影響がなく、サンバイオ<4592>の急落などが指数を押し下げた。ジャスダックではワークマン<7564>の強い値動きが続いた。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.9%であったのに対して、マザーズ指数は-1.5%、日経ジャスダック平均は+0.6%だった。 個別では、前述のサンバイオが週間で39.8%安となり、マザーズ下落率トップだった。大日本住友製薬<4506>と再生細胞薬の共同開発及びライセンス契約を解消すると発表し、連日でストップ安を付けた。そーせいグループ<4565>が同1.8%安となるなど、他のバイオ関連株も軟調だった。前の週に上場したALiNKインターネット<7077>は利益確定売り優勢で、業績予想を下方修正したダブルエー<7683>は下落率2位にランクインした。反面、メルカリ<4385>が同5.1%高、ラクス<3923>が同10.4%高と堅調。前の週に上場したマクアケ<4479>は上値追いの展開となり、アズーム<3496>などが上昇率上位に顔を出した。ジャスダック主力ではワークマンが同5.3%高、セリア<2782>が同4.7%高と堅調。ワークマンは初めて1万円の大台に乗せた。売買代金上位ではデ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>などが大きく上昇し、ダイヤ通商<7462>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。反面、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同2.1%安と軟調で、日本一ソフトウェア<3851>や大塚家具<8186>が下落率上位に顔を出した。IPOでは12社が新規上場し、注目のフリー<4478>を中心に初値好調が相次いだほか、その後も大いに賑わった。 今週の新興市場では、年末年始に向けて個人投資家主体の中小型株相場となりそうだ。日経平均の上値の重さから、個人投資家の物色は中小型株に向かいやすいだろう。12月のIPOラッシュは終盤に入るが、年明け後しばらくはIPO空白期間となるため、引き続きIPO銘柄物色が活発となることが見込まれる。また、フリーなど比較的大型のIPOを通過し、このところ株価調整していたマザーズ銘柄も資金還流によるリバウンドが期待される。 直近の上場銘柄ではマクアケやJTOWER<4485>で今後の業績成長を予想する証券会社レポートが見られ、フリーも各種メディアで特集され成長期待が高まっている。既存の銘柄ではラクスの買い戻し継続などに期待。なお、今週は12月26日に出前館<2484>、オプトエレクトロニクス<6664>、27日にソーバル<2186>、日本プロセス<9651>などが決算発表を予定している。出前館は「中食」拡大の恩恵が期待されるものの、今期も先行投資がかさむ見通し。 IPO関連では、5社が新規上場を予定している。東証2部上場で酒類販売のカクヤス<7686>は、東京を中心に知名度が比較的高いが、公開規模がやや大きい。AI(人工知能)を活用したOCR(光学式文字読み取り)サービスを提供するAIinside<4488>などは初値期待が高まっているようだ。2019年最後のIPOは12月26日上場のスポーツフィールド<7080>で、「掉尾の一振」への期待が高まりそうだ。 《FA》
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国内有数の組込み開発の独立系企業。組込みソフト開発の技術者派遣や業務請負を手掛け、主要顧客は、ソニーグループ、富士通、キヤノンなど。24.2期3Q累計は利益足踏みも、一部プロジェクトで継続受注を獲得。 記:2024/01/26
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時価総額 5,420百万円
ゲームソフト制作会社。コンシューマゲーム機やモバイル、アーケード等のゲームコンテンツを制作。学生寮の運営等も。エンターテインメント事業は大幅増収。新規タイトルなどが売上貢献。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/03/05
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経費精算クラウド「楽楽清算」や明細発行のソフトウェアを手掛けるBtoB・SaaS企業。中堅中小企業向けのバックオフィス業務効率化クラウドを展開。IT人材派遣も事業領域。業容好調で3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/28
4385 東証プライム
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国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4478 東証グロース
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中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
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通信インフラ会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、構造物、電源等のシェアリングする事業を展開する。タワーシェアリングも行う。今上期はタワー移管が順調に推移した。施設内のシェアリングも拡大した。 記:2024/01/15
4488 東証グロース
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4506 東証プライム
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4565 東証プライム
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6664 東証スタンダード
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7080 東証グロース
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7462 東証スタンダード
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7683 東証グロース
2,172
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7686 東証スタンダード
2,072
4/19 15:00
-19(%)
時価総額 19,323百万円
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時価総額 16,106百万円
家具専門店大手。中高級品・輸入家具に強み。22.4期はコロナ影響で苦戦。だがコスト削減などが効き採算上向く。継続前提に重要事象。親会社のヤマダHDが株式交換により完全子会社予定。8月30日付で上場廃止に。 記:2021/08/15
9651 東証スタンダード
1,024
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時価総額 10,900百万円
独立系のシステム開発会社。制御・組込システム開発を主力とし、通信、交通、流通、情報、金融向けのシステムに強み。航空宇宙分野は一部案件がテストフェーズに入り体制縮小。単価上昇が寄与し、中間期は増収増益。 記:2024/01/26