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後場に注目すべき3つのポイント~IPO銘柄物色も足の速さに注意

2019/12/20 12:31 FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~IPO銘柄物色も足の速さに注意   20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続落、目先調整の流れ変わらず、IPO銘柄物色も足の速さに注意 ・ドル・円は下げ渋り、安値圏推移も押し目買い ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はアステラス製薬<4503> ■日経平均は3日続落、目先調整の流れ変わらず、IPO銘柄物色も足の速さに注意 日経平均は3日続落。59.92円安の23804.93円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えている。19日の米株式市場でNYダウは137ドル高と反発し、過去最高値を更新した。ムニューシン財務長官が米中の第1段階の貿易合意は1月にも署名されると述べ、協議進展への期待が高まった。また、半導体大手マイクロン・テクノロジーは決算内容が好感され、他の半導体関連株にも買いが広がった。一方で12月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数など市場予想を下回る米経済指標が相次ぎ、為替相場は1ドル=109円台前半と前日よりやや円高方向に振れている。本日の日経平均は米株高を好感して28円高からスタートしたものの、その後マイナスに転じ、前場中ごろには一時23746.63円(118.22円安)まで下落した。東証1部の値下がり銘柄は全体の5割弱、対して値上がり銘柄は4割強となっている。 個別では、ソニー<6758>が2%、ファナック<6954>が3%の下落となり、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>も軟調。日立<6501>やKDDI<9433>は小安い。トヨタ紡織<3116>は一部証券会社の投資判断引き下げが観測されて2%超下落し、アルバック<6728>も同様に6%超下落した。また、オルトプラス<3672>が荒い値動きで、前引け時点で東証1部下落率トップとなっている。開発に参画するスマートフォンゲームの事前登録が開始されたが、材料出尽くし感から売りがかさんだようだ。一方、東エレク<8035>やSUMCO<3436>といった半導体関連株は買い優勢。アドバンテス<6857>は2%超上昇し、一部メディアの特集記事に取り上げられたレーザーテック<6920>は4%超上昇した。また、ツナグGHD<6551>やベネフィットJ<3934>が東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、その他製品、電気機器、輸送用機器などが下落率上位。半面、鉱業、パルプ・紙、海運業などが上昇率上位だった。 前場の日経平均は3日続落し、下げ幅を一時3ケタに広げた。米国株が高値更新した流れを引き継げず、朝高後は軟調な展開だ。ここまでの東証1部売買代金は9000億円程度にとどまっており、クリスマス休暇に伴う海外投資家の取引参加減少が意識されるなか、目先の利益を確定する売りが出ている。米中の第1段階の合意について署名時期の観測が伝わったものの、一段の買い材料とはみなされていないようだ。軟調な米経済指標が嫌気されて円相場は強含み。アジア市場は高安まちまちで方向感を見出しにくい。とはいえ、こうした状況は一昨日あたりから変わっていないとも言える。 前引けの東証株価指数(TOPIX)下落率は0.32%で、日銀による上場投資信託(ETF)買い実施は期待しにくい。後場の日経平均は再び下げ幅を広げる可能性はあるが、日足チャート上で12月13日に開けた窓の上限(23775.73円)水準が目先の下値メドとして意識されており、大きく値を崩す展開とまではならないだろう。引き続き一段の上値追い材料待ちでの日柄調整局面だと考えられる。こうした状況で個人投資家の物色はやはりIPO(新規株式公開)銘柄に向かっており、マザーズ市場では直近上場のJTOWER<4485>が売買代金トップで17%超の上昇。本日上場したスペースマーケット<4487>とINCLUSIVE<7078>はいまだ買い気配で初値を付けていない。ただ、こうした物色は短期の値幅取りを狙った回転売買の様相が強く、週末を控え利益確定の動きが出てくる可能性もありそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、安値圏推移も押し目買い 20日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株安などでやや円買い方向に振れたが、ドルは押し目買いで底堅さが意識された。 ドル・円は年末に向け、引き続き狭いレンジ内での取引が続く。本日は朝方に109円40銭を付けた後、日経平均株価の弱含みを受けた円買いで109円30銭付近まで下落。ただ、国内勢の押し目買いで下げは一服。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、日本株安継続を見込んだ円買いに振れやすい地合い。上海総合指数もマイナス圏のため円買いを支援しているもよう。ただ、ドルは109円前半で底堅さが意識される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円30銭から109円40銭、ユーロ・円は121円50銭から121円70銭、ユーロ・ドルは1.1115ドルから1.1125ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・JTOWER<4485>、日本ロジテム<9060>の2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はアステラス製薬<4503> 【要人発言】 ・習近平・中国国家主席 「中国は香港とマカオに海外からの圧力で介入を許すことはない」 【経済指標】 ・日・11月全国消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.5%(予想:+0.5%、10月:+0.4%) <国内> 特になし <海外> 特になし 《SK》
関連銘柄 21件
3116 東証プライム
1,973.5
11/22 15:30
-5.5(%)
時価総額 370,359百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。1918年創業。自動車用シートやドアトリム、フロアカーペット、エンジン周辺樹脂製品等を手掛ける。航空機シート等も。変動費の改善、固定費の効率化などで価格競争力の強化を図る。 記:2024/10/03
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3672 東証スタンダード
91
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 1,787百万円
ソーシャルゲームの企画・開発、運営を行う。運営タイトルは「ヒプノシスマイク」など。ゲーム支援事業なども手掛ける。他社タイトル等の開発受託、運営受託の拡大進める。ゲーム支援事業は事業運営体制を見直し。 記:2024/06/24
3934 東証スタンダード
1,100
11/22 15:07
-9(%)
時価総額 6,597百万円
モバイルWi-Fi「ONLYMobile」等を手掛けるインターネット通信サービス事業が主力。コミュニケーションロボット「ONLYROBO」等も。インバウンドなど向けインターネット通信サービスを拡充。 記:2024/08/23
4485 東証グロース
3,595
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 92,474百万円
通信インフラシェアリング事業を展開。屋内インフラシェアリング、屋外タワーシェアリング、ローカル5Gサービス等を手掛ける。国内IBS事業などの拡大図る。米投資会社がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/11
4487 東証グロース
327
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 3,945百万円
シェアリングエコノミープラットフォーム「スペースマーケット」を運営。公共施設予約管理システム「Spacepad」も。蓄積されたノウハウが強み。掲載スペース数は順調増。Spacepadは自治体への導入進む。 記:2024/10/20
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
618
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 5,344百万円
採用代行・コンサルティングサービスなどを手掛けるヒューマンキャピタル事業が主力。人材派遣などのスタッフィング事業も展開。NISSOホールディングスと資本業務提携。DXリクルーティング領域は売上順調。 記:2024/06/29
6728 東証プライム
6,320
11/22 15:30
+60(%)
時価総額 311,930百万円
真空機器メーカー。スパッタリング装置、CVD装置、エッチング装置等が主要製品。FPD用スパッタリング製造装置で世界トップシェア。表面分析装置等も。配当性向35%以上目途。26.6期売上高3000億円目標。 記:2024/10/10
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7078 東証グロース
457
11/22 15:30
-12(%)
時価総額 4,585百万円
デジタルメディア企画・運営支援等を行うメディア&コンテンツ事業、ブランディング支援等を行う企画&プロデュース事業、下鴨茶寮等の食関連事業を展開。DX推進支援やコンサル、運営メディアの獲得などに注力。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9060 東証スタンダード
3,540
11/22 0:00
-3,540(%)
時価総額 4,896百万円
3PLサービスを軸に、共同配送等の輸送サービス、物流センターの運営、不動産賃貸等を行う。日清製粉系。低温物流事業の拡大を図る。25.3期はセンター事業の取扱量の増加、アセット事業の拡大などを見込む。 記:2024/07/04
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04