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引き続き中小型株での物色を意識【クロージング】

2019/11/27 16:11 FISCO
*16:11JST 引き続き中小型株での物色を意識【クロージング】 27日の日経平均は続伸。64.45円高の23437.77円(出来高概算10億7000万株)で取引を終えた。トランプ大統領が米中協議で両国が合意に向けた取り組みを続けていると述べたことを材料視した米株高の流れを引き継ぎ、買い先行の展開となった。ただし、これまで同様にこう着感は強く、寄り付き直後に付けた23507.82円を高値に、その後は狭いレンジでの取り引きが続いた。後場に入っても23500円を捉える局面がみられたが、結局は大引けにかけて上げ幅を縮めている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、鉱業、非鉄金属、電力ガス、パルプ紙、ガラス土石、機械がしっかり。半面、その他金融、保険、陸運、食料品、不動産が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、アステラス薬<4503>、ヤマハ<7951>、NTTデータ<9613>が堅調。一方で、オリンパス<7733>、セコム<9735>、資生堂<4911>、電通<4324>が冴えない。 日経平均は、年初来高値水準での狭いレンジ取引が継続している。出来高については前日のMSCIリバランスの反動もあって、10億株を若干上回った程度であり、売買代金については2兆円を下回っている。海外勢の買い越し基調は継続しているものの、米感謝祭を控えてフローは減少傾向にあるため、米中交渉の「第一弾合意」といったサプライズが出てこないと、商いは膨らみづらいと考えられる。 とはいえ、日経平均は年初来高値水準での底堅い値動きであり、調整局面では押し目を拾いたい向きの存在が感じられる。米中交渉の行方を見極めたいものの、先週の下落局面においてもすぐさま切り返しをみせており、買い戻したい需給がありそうだ。また、中間配当の再投資に伴う需給のほか、自社株買い等も下支えとして意識されやすく、下へのバイアスは強くないだろう。 また、2部指数の上昇は東芝<6502>のインパクトが大きいだろうが、マザーズ指数が順調なリバウンドをみせていることは、個人のセンチメントを明るくさせよう。また、時価総額上位の一角に資金が集中するというよりも、物色に広がりが見られてきていることも安心につながりそうだ。引き続き中小型株での物色を意識しつつ米年末商戦の出足を見極めたいところであろう。 《CN》
関連銘柄 10件
4324 東証プライム
4,187
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時価総額 1,207,573百万円
国内最大の広告代理店。メディア確保力や広告企画力、コンサルティングなどに強み。配当性向は35%目標。日本はCT&T領域が引き続き好調。米州はM&Aや円安効果などで収益堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4503 東証プライム
1,455
4/25 15:00
-14(%)
時価総額 2,671,165百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4911 東証プライム
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時価総額 1,686,800百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6367 東証プライム
20,400
4/25 15:00
+130(%)
時価総額 5,979,526百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7733 東証プライム
2,187
4/25 15:00
-40.5(%)
時価総額 2,812,246百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7951 東証プライム
3,258
4/25 15:00
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時価総額 610,223百万円
世界最大の楽器メーカー。ピアノや管楽器、弦楽器等を製造、販売する。電子ピアノに強みを持つ。音楽教室や音響機器、電子デバイスも手がける。今期3Q累計は欧米のデジタルピアノが足踏みも、音響機器が好調だった。 記:2024/03/31
9613 東証プライム
2,436.5
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-58.5(%)
時価総額 3,417,191百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9735 東証プライム
11,035
4/25 15:00
-85(%)
時価総額 2,574,466百万円
警備サービス最大手。機械警備や常駐警備、現金護送に加え、警備とシナジー効果のある防災、メディカル、保険、地理情報なども展開。強固な顧客基盤に強み。セキュリティサービスや防災の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
9984 東証プライム
7,603
4/25 15:00
-152(%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10