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調整局面で買い戻したい存在を確認【クロージング】

2019/11/21 16:07 FISCO
*16:07JST 調整局面で買い戻したい存在を確認【クロージング】 21日の日経平均は続落。109.99円安の23038.58円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えた。米中通商協議が年内に第一段階の合意もできない可能性が報じられたことが嫌気され売りが先行。その後も米上下院で香港人権法案を可決したが、トランプ大統領は同法案に署名する見通しと伝えられると、報復を明言している中国と真っ向から衝突することになり、米中貿易合意が危うくなる可能性があるとして下落幅を拡大。日経平均は支持線として意識されていた23000円を割り込むと、一時22726.71円まで下落幅を拡大させる局面もみられた。しかし、その後は中国の劉鶴副首相が、第1段階の合意に「慎重ながらも楽観的」と伝わると、買い戻しの流れが強まっている。また、日銀のETF買い入れへの思惑等もあってか、大引けにかけて下げ幅を縮めており、23000円を回復して終えている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が、ほぼ拮抗。セクターでは、電力ガス、不動産、ゴム製品、建設、精密機器、その他金融、サービスがしっかり。半面、海運、非鉄金属、パルプ紙、保険、倉庫運輸、金属製品が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、TDK<6762>が軟調。一方で、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、第一三共<4568>が下支え。 日経平均は心理的な支持線だった23000円を割り込むと、25日線も割り込み、下落幅は一時400円を超える局面もみられた。しかし、その後の急速な戻りをみると、これまでの弱気なセンチメントの巻き戻しでショートカバー優勢で上昇していたこともあり、依然として需給はショートである中、調整局面では買い戻しの流れが強まっているようである。日経平均は結果的には寄り付き水準まで戻しており、25日線レベルを回復。長い下ヒゲを残しており、調整局面での押し目買い意欲の強さが窺える。 また、需給面においても前日に10月9日以来の日銀のETF買い入れが入っていたこと、12月前半にかけては9月配当分の再投資といった需給要因もあり、下げづらい需給状況の中、本日のように大きな調整がみられる局面では、買い戻しの流れが強まりやすいだろう。本日の下ヒゲを打ち消す格好での調整となれば流石に不安感が強まるだろうが、下ヒゲを残す動きが続くようだと、買い戻したい向きの価格切り上げも意識されてくる。 《CN》
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
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6762 東証プライム
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大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
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時価総額 7,237,734百万円
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6954 東証プライム
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時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
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+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
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時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
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+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17