マーケット
4/24 15:15
38,460.08
+907.92
38,460.92
-42.77
暗号資産
FISCO BTC Index
4/25 8:34:14
9,973,675
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

調整局面で買い戻したい存在を確認【クロージング】

2019/11/21 16:07 FISCO
*16:07JST 調整局面で買い戻したい存在を確認【クロージング】 21日の日経平均は続落。109.99円安の23038.58円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えた。米中通商協議が年内に第一段階の合意もできない可能性が報じられたことが嫌気され売りが先行。その後も米上下院で香港人権法案を可決したが、トランプ大統領は同法案に署名する見通しと伝えられると、報復を明言している中国と真っ向から衝突することになり、米中貿易合意が危うくなる可能性があるとして下落幅を拡大。日経平均は支持線として意識されていた23000円を割り込むと、一時22726.71円まで下落幅を拡大させる局面もみられた。しかし、その後は中国の劉鶴副首相が、第1段階の合意に「慎重ながらも楽観的」と伝わると、買い戻しの流れが強まっている。また、日銀のETF買い入れへの思惑等もあってか、大引けにかけて下げ幅を縮めており、23000円を回復して終えている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が、ほぼ拮抗。セクターでは、電力ガス、不動産、ゴム製品、建設、精密機器、その他金融、サービスがしっかり。半面、海運、非鉄金属、パルプ紙、保険、倉庫運輸、金属製品が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、TDK<6762>が軟調。一方で、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、第一三共<4568>が下支え。 日経平均は心理的な支持線だった23000円を割り込むと、25日線も割り込み、下落幅は一時400円を超える局面もみられた。しかし、その後の急速な戻りをみると、これまでの弱気なセンチメントの巻き戻しでショートカバー優勢で上昇していたこともあり、依然として需給はショートである中、調整局面では買い戻しの流れが強まっているようである。日経平均は結果的には寄り付き水準まで戻しており、25日線レベルを回復。長い下ヒゲを残しており、調整局面での押し目買い意欲の強さが窺える。 また、需給面においても前日に10月9日以来の日銀のETF買い入れが入っていたこと、12月前半にかけては9月配当分の再投資といった需給要因もあり、下げづらい需給状況の中、本日のように大きな調整がみられる局面では、買い戻しの流れが強まりやすいだろう。本日の下ヒゲを打ち消す格好での調整となれば流石に不安感が強まるだろうが、下ヒゲを残す動きが続くようだと、買い戻したい向きの価格切り上げも意識されてくる。 《CN》
関連銘柄 9件
4543 東証プライム
2,680
4/24 15:00
+60(%)
時価総額 3,995,068百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4568 東証プライム
4,729
4/24 15:00
+66(%)
時価総額 9,207,524百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6762 東証プライム
7,357
4/24 15:00
+225(%)
時価総額 2,860,196百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,435
4/24 15:00
+190(%)
時価総額 4,164,129百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,613
4/24 15:00
+213(%)
時価総額 4,657,040百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
34,810
4/25 0:00
±0(%)
時価総額 16,417,545百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,355
4/25 0:00
±0(%)
時価総額 10,034,704百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
43,080
4/25 0:00
±0(%)
時価総額 13,708,961百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,755
4/25 0:00
±0(%)
時価総額 13,361,508百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10