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23000円処での底堅さが意識される【クロージング】

2019/11/15 16:24 FISCO
*16:24JST 23000円処での底堅さが意識される【クロージング】 15日の日経平均は反発。161.77円高の23303.32円(出来高概算13億6000万株)で取引を終えた。米中合意への楽観的な見方が後退するなかで米国市場も高値圏でのこう着となり、方向感が掴みづらい中、前日までの下げによる慎重姿勢により利食い先行で始まった。ただし、大阪ナイトセッションやシカゴ先物市場では23000円処での底堅さが意識されており、寄り付き直後に付けた23121.59円を安値に、その後は先物主導で切り返す格好となった。香港市場がプラス圏で推移していることも安心感につながり、後場寄り付き直後には23340.77円まで上げ幅を広げ、その後は23300円を挟んでのこう着に。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1700を超えており、全体の8割近くを占めている。セクターでは水産農林、パルプ紙の上昇率が2%を超えたほか、海運、精密機器、その他金融、卸売、倉庫運輸、保険、証券が堅調。半面、石油石炭、鉱業の弱さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、テルモ<4543>、電通<4324>、ファミリーマート<8028>、信越化<4063>が堅調。一方で、ソフトバンクG<9984>、資生堂<4911>、スズキ<7269>が冴えない。 楽観視は出来ないものの、日経平均の23000円処での底堅さがみられ、前日の陰線部分を吸収している。テクニカル面では11月5日に空けたマド上限レベルでの踏ん張りをみせており、マド埋めを拒否してのリバウンドを見せてこれるようだと、センチメントを明るくさせよう。目先的にはマド埋めにより、25日線レベルまでの調整は想定されている水準でもあるため、想定外でのリバウンドとなればインパクトは大きいだろう。 米中交渉の行方を睨みながらのスタンスは変わらないため、積極的な売買は期待しづらいところではある。ただし、決算発表が一巡したことで、機関投資家も動きやすくなるだろう。中小型株などは決算数値に過剰反応を見せた銘柄も多く、改めて決算内容を見直す動きが意識されやすい。日経平均が高値もち合いとなる中で、個人主体の材料株物色に向かうことが出来れば、次第に年末相場への期待感にもつながりそうだ。 《AK》
関連銘柄 8件
4063 東証プライム
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時価総額 12,405,850百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4324 東証プライム
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時価総額 1,189,980百万円
国内最大の広告代理店。メディア確保力や広告企画力、コンサルティングなどに強み。配当性向は35%目標。日本はCT&T領域が引き続き好調。米州はM&Aや円安効果などで収益堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4543 東証プライム
2,538.5
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時価総額 3,784,134百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4911 東証プライム
4,057
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-2(%)
時価総額 1,622,800百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
7269 東証プライム
1,711.5
4/19 15:00
-46.5(%)
時価総額 3,362,389百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的な大手メーカー。インドで最大手。船外機や電動車いすも手掛ける。今上期は二桁の増収、増益と伸長した。円安が追い風となった。価格改定も寄与した。 記:2023/12/25
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
33,530
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-3,210(%)
時価総額 15,813,854百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9984 東証プライム
7,648
4/19 15:00
-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10