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後場に注目すべき3つのポイント~前場買い戻し優勢も後場に警戒感

2019/11/15 12:46 FISCO
*12:46JST 後場に注目すべき3つのポイント~前場買い戻し優勢も後場に警戒感 15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反発、前場買い戻し優勢も後場に警戒感 ・ドル・円は小じっかり、米NEC委員長発言で円売り ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は3日ぶり反発、前場買い戻し優勢も後場に警戒感 日経平均は3日ぶり反発。164.16円高の23305.71円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。 14日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに小幅反落し、1ドル安となった。米中貿易協議への楽観的な見方が後退したほか、IT大手シスコシステムズの決算が嫌気された。主要株式指数が過去最高値圏にあり、過熱警戒感も売りにつながったとみられている。為替相場は米長期金利の低下とともに一時1ドル=108.20円台まで円高方向に振れ、本日の日経平均は18円高からスタートすると、朝方にはマイナスへ転じる場面があった。しかし、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が米中協議の合意について「近づいている」と述べたと伝わり、円相場が伸び悩んだこともあって、その後の日経平均は先物買い主導で一時23337.12円(195.57円高)まで上昇した。東証1部の値上がり銘柄は全体の8割強、対して値下がり銘柄は1割強となっている。 個別では、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、武田薬<4502>などが堅調。アドバンテスや東エレクといった半導体関連株は、米半導体製造装置大手の決算内容が好感されたようだ。トヨタ自<7203>やファーストリテ<9983>は小じっかり。決算発表銘柄では日本郵政<6178>とすかいらーく<3197>が4%超上昇し、キュービーネットHD<6571>などは急伸。また、三桜工<6584>が東証1部上昇率トップで、LINK&M<2170>はストップ高水準で前場を折り返した。一方、LINE<3938>とZHD<4689>が揃って急反落。経営統合に向けた不透明要因もあり、利益確定の売りが出たようだ。ソフトバンクG<9984>は小幅に下落し、任天堂<7974>などは軟調。業績下方修正や期末の無配転落が嫌気されたペッパー<3053>は急落し、スプリックス<7030>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、水産・農林業、パルプ・紙、倉庫・運輸関連業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは鉱業と石油・石炭製品の2業種のみだった。 前日のNYダウが終値で1ドル安となり、本日の日経平均についても米中協議の進展待ちなどから小動きを予想する向きが多かった。しかし、前場の日経平均は一時200円近く上昇するなど想定以上に強い動き。直近2日で380円近く下落していたため、買い戻しが入ったことなどが想定される。米中協議を巡ってはポジティブ、ネガティブなニュースが交錯しているが、両国が何らかの合意に至るとの期待は根強い。週末に加え、今晩の米国で10月の小売売上高や鉱工業生産指数といった経済指標の発表が控えていることも買い戻しを誘っている可能性がある。足元では米経済の堅調ぶりが金融市場の安心感につながっている。 ただ、ここ数日は後場に入ると海外投資家とみられる先物の売買などで大きく振らされる場面が目立つ点には注意しておきたい。日経平均先物の手口を見ると、13日はシティグループ証券、14日はJPモルガン証券が売り越しトップだった。一昨日の当欄で指摘したとおり、直近で市場の楽観ムードが非常に強まっていただけに、株価変動率(ボラティリティー)がやや高まってきた印象なのも気掛かり。株式相場全体の方向感は慎重に見極めたい。前日までに7-9月期の決算発表がほぼ出揃ったため、個別に好業績銘柄を買い直す動きなどが有望と考えられる。 ■ドル・円は小じっかり、米NEC委員長発言で円売り 15日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。米中貿易協議の行方にやや楽観的な見方が広がり、リスク選好の円売りが主要通貨を押し上げた。 米中貿易協議の行方に不透明感が広がるなか、クドロー米大統領国会経済会議(NEC)委員長が米中の合意が近いとの見方を示し、楽観ムードが広がった。それを受け、株高・円安に振れ、主要通貨は値を上げる展開に。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続き、目先の日本株高継続を期待した円売りが維持される。上海総合指数はマイナス基調だが、米株式先物は強含んでおりドル・円は上昇余地がありそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円38銭から108円63銭、ユーロ・円は119円45銭から119円78銭、ユーロ・ドルは1.1019ドルから 1.1026ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・インパクトホールディングス<6067>、トレイダーズホールディングス<8704>など、10銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長 「米国側は現在毎日彼らと連絡を取っている」 「われわれは取りまとめに近づいている」 「(合意は)近いが、まだ終了していない」 ・オアNZ準備銀総裁 「利下げのドアは開かれている。来年2月に関してはわからない」 <国内> ・13:30 9月鉱工業生産確報値(速報値:前月比+1.4%) <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 18件
508
4/24 14:49
+9(%)
時価総額 57,439百万円
経営コンサルティング会社。組織開発や人材開発、人材採用に加え、働き方改革やPMI支援等のソリューションも提供する。23年12月期こは組織開発が堅調に推移した。オープンワークを中心とした人材紹介が伸長した。 記:2024/04/06
3053 東証スタンダード
116
4/24 14:48
-1(%)
時価総額 6,288百万円
レストランチェーン。いきなり!ステーキを主力に、炭焼ステーキやとんかつ業態を展開。不採算店舗の閉店等で、いきなり!ステーキ事業は収益性向上。23.12期通期は営業損益改善。24.12期は営業黒字転換計画。 記:2024/03/30
2,260.5
4/24 14:49
+20(%)
時価総額 514,268百万円
レストランチェーン最大手。ファミリーレストラン「ガスト」と中華の「バーミヤン」が主力。2976店舗展開。27店舗の新規出店実施。値上げ効果などで23.12期通期は黒字転換。24.12期は大幅最終増益計画。 記:2024/04/15
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4502 東証プライム
4,135
4/24 14:49
+13(%)
時価総額 6,542,707百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4689 東証プライム
375.7
4/24 14:49
+18.9(%)
時価総額 2,867,027百万円
ヤフー、LINEなどの再編により誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。コマース事業は堅調。アスクルグループ、ZOZOグループが売上増。戦略事業は売上伸長。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/22
4,490
6/28 15:00
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時価総額 30,105百万円
小売業やサービス業の店舗・店頭に特化したマーケティング支援を展開。覆面調査や営業支援、ASP提供も手掛ける。23.12期1Qは業績足踏み。MBO成立により、同社株は23年6月29日付けで上場廃止予定。 記:2023/06/03
6178 東証プライム
1,492.5
4/24 14:49
+16(%)
時価総額 5,623,546百万円
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命を傘下に有するグループ会社。約2万4千の郵便ネットワークを持つ。郵便・物流事業は売上伸び悩むが、郵便局窓口事業や銀行業が売上下支え。24.3期3Q累計は小幅増収。 記:2024/04/09
1,132
4/24 14:48
+9(%)
時価総額 14,670百万円
低価格ヘアカット専門店を展開。へアサロン業態も。海外は米国や台湾、香港などに進出。国内売上は増加。来店客数は横ばいだが、価格改定効果などが寄与。香港は来店客数が増加傾向。24.6期2Qは2桁増収増益。 記:2024/02/13
6584 東証プライム
1,162
4/24 14:49
+13(%)
時価総額 43,124百万円
自動車部品メーカー。ブレーキ配管や燃料配管、シートベルト、熱交換等の関連製品を手がけ、車両配管で世界2位。流体解析や振動解析など解析技術に定評。半導体不足とサプライチェーン混乱解消で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
6857 東証プライム
5,432
4/24 14:49
+187(%)
時価総額 4,161,830百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7030 東証スタンダード
793
4/24 14:49
+6(%)
時価総額 13,867百万円
学習塾運営会社。個別指導の「森塾」と集団指導の「湘南ゼミナール」が主力。大学受験指導の「河合塾マナビス」も運営する。今期1Qは増収、増益スタートとなった。森塾が好調、湘南ゼミナールも堅調に推移した。 記:2024/03/10
7203 東証プライム
3,615
4/24 14:49
+104(%)
時価総額 58,978,678百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
7,523
4/24 14:49
+25(%)
時価総額 9,770,045百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
34,670
4/24 14:49
+2,170(%)
時価総額 16,351,516百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8704 東証スタンダード
750
4/24 14:47
+13(%)
時価総額 22,154百万円
FX証拠金・FXオプション取引が柱のトレイダーズ証券を中核とする持株会社。金融システムの開発や投資も。金融商品取引事業は堅調。顧客口座数は53万8416口座と増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/04/08
9983 東証プライム
43,030
4/24 14:49
+850(%)
時価総額 13,693,050百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,749
4/24 14:49
+231(%)
時価総額 13,351,171百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10