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新興市場見通し:バリュー株シフトなどマザーズに逆風、フリーIPO発表

2019/11/9 14:58 FISCO
*14:58JST 新興市場見通し:バリュー株シフトなどマザーズに逆風、フリーIPO発表 先週の新興市場では、マザーズ指数が週末にかけて値を下げ、日経ジャスダック平均も伸び悩んだ。米中貿易協議の進展期待から、米国株の上昇につれて日経平均は連日で年初来高値を更新。ただ、内需系銘柄が中心のマザーズ市場への恩恵は乏しく、マザーズ指数は上値の重い展開だった。週末にかけてはマザーズ時価総額トップのメルカリ<4385>が決算を受けて株価急落し、マザーズ指数を押し下げた。なお、週間の騰落率は、日経平均が+2.4%であったのに対して、マザーズ指数は-1.8%、日経ジャスダック平均は+0.3%だった。マザーズ指数は日足チャートで860pt台に位置する25日移動平均線を割り込んでいる。 個別では、前述のメルカリが週間で18.7%安。第1四半期決算が大幅な赤字拡大となった。サンバイオ<4592>が同5.3%安、そーせいグループ<4565>が同3.6%安とその他のマザーズ時価総額上位も全般軟調だったが、資本業務提携の発表が買い材料視されたSansan<4443>は同13.2%高となり、ラクス<3923>は株式分割考慮後の上場来高値を更新する場面があった。売買代金上位では直近IPO銘柄のセルソース<4880>が活況となり、第1四半期決算が黒字転換したホープ<6195>は週間のマザーズ上昇率トップとなった。反面、業績下方修正を発表したフレアス<7062>や今期減益見通しのリンクバル<6046>が下落率上位に並んだ。ジャスダック主力ではセリア<2782>が同8.6%安。決算発表後の悪材料出尽くし感による買いは続かず、投資判断引き下げの動きも観測された。ワークマン<7564>は決算にサプライズなく同0.1%安。ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は米中協議の進展期待から同1.2%高と堅調だった。また、テクノホライゾン・HD<6629>は前の週からの人気が続き、週間のジャスダック上昇率トップとなった。反面、業績下方修正のフェローテックHD<6890>などは売りがかさみ、エヌジェイHD<9421>が下落率トップだった。 今週の新興市場では、マザーズ指数は戻りの鈍い展開となる可能性がある。足元で日米の長期金利が急上昇し、バリュー(割安)株への資金シフトが見られる。こうした動きの持続性に疑問の声はあるが、目先は高バリュエーションの新興成長株が中心のマザーズ市場には資金が向かいにくいだろう。決算発表一巡後の中小型株物色に期待したいところだが、12月のIPOラッシュが迫ると個人投資家の資金余力が低下する局面となる。 今週は、11月11日にエスケーエレクトロニクス<6677>、12日にユーザベース<3966>、そーせい、ハーモニック、13日にラクス、PKSHA Technology<3993>、JMC<5704>、メドピア<6095>、ウェルビー<6556>、14日にBASE<4477>、ヘリオス<4593>、自律制御システム研究所<6232>、フェローテック、サイバーダイン<7779>などが決算発表を予定している。BASEは10月の上場後、初の決算発表となる。 IPO関連では、フリー<4478>(12月17日、マザーズ)など5社の新規上場が発表されている。クラウド会計ソフトのフリーは有力ベンチャーの一角として注目度が高い。ただ、公開規模も6月上場のSansan並みに大きくなる可能性があり、相応の需要を集めることができるか注視したい。現時点で12月のIPOは6社だが、前年同月は19社のIPOがあったため、今週も発表が相次ぎそうだ。 《FA》
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100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。店舗数は2000店舗超。客数堅調。商品は100円均一を維持。関東の出店増やす。人件費増が重し。 記:2024/10/11
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経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
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時価総額 55,491百万円
法人向け経済情報プラットフォーム「SPEEDA」を中心としたSaaSビジネスを展開。経済メディア「NewsPicks」の運営も。米投資会社がTOB実施。TOB価格は1500円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2022/12/15
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国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
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ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業が主力。オンライン決済サービス、資金調達サービス等も。PAY.JP事業ではプロダクトの強化図る。 記:2024/07/08
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時価総額 101,770百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
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時価総額 31,206百万円
福祉サービス会社。障害者の就労支援や自立訓練に加え、児童発達支援や放課後等デイサービスなどを手掛ける。特別損失の減少等により、24.3期3Q累計は最終黒字転換。MBO実施により、同社株は上場廃止予定。 記:2024/04/13
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1,956
11/22 15:30
+6(%)
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11/22 15:30
-41(%)
時価総額 116,617百万円
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7564 東証スタンダード
3,810
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 311,837百万円
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7779 東証グロース
188
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 40,447百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
9421 東証スタンダード
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時価総額 2,482百万円
ゲームの開発受託、運営受託等を行うゲーム事業が主力。auショップやケータイショップ「ピポパーク」の運営等を行うモバイル事業、クレジット決済事業等も。モバイル事業では地域密着型店舗運営ビジネスの拡大推進。 記:2024/08/22