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後場に注目すべき3つのポイント~TOPIX型優位の展開続く

2019/9/26 12:40 FISCO
*12:40JST 後場に注目すべき3つのポイント~TOPIX型優位の展開続く 26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、TOPIX型優位の展開続く ・ドル・円は下げ渋り、底堅い日本株を好感 ・値上がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はソフトバンクグループ<9984> ■日経平均は反発、TOPIX型優位の展開続く 日経平均は反発。49.13円高の22069.28円(出来高概算6億2686万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場は、トランプ大統領の弾劾が困難であるとの見方が広がるなか、日本との貿易協定締結で合意したほか、トランプ大統領は中国との通商合意が予想よりも早期に実現する可能性があるとの考えを示したことも材料視され、主要3指数は揃って反発。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の21885円に。前述した日米貿易合意や米中貿易協議進展期待の高まりを受けて、本日の日経平均は配当落ち分を考慮した水準をも上回って取引を開始。一方で、為替市場では、寄り付き直後に円安・ドル高の進行が一服したほか、前場中ごろに取引が開始された中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場においても上値の重さが意識された。これらのほか、4月24日につけた日経平均のザラ場高値22362.92円を前にした利益確定の動きも相まって、日経平均は朝高後に上げ幅を縮小する展開となった。 セクターでは、鉄鋼やパルプ・紙が2%の上昇となったほか、ガラス・土石製品、海運業、非鉄金属が上昇した一方で、鉱業や精密機器などはさえない。売買代金上位では、米中貿易協議進展期待や米系証券の格上げを受けたファナック<6954>が3%高になったほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自動車<7203>、コロプラ<3668>、東京エレクトロン<8035>、武田薬<4502>、三菱UFJ<8306>、日本航空<9201>、三井住友<8316>、村田製作所<6981>が上昇。一方で、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、三菱商事<8058>、アドバンテスト<6857>はさえない。 本日の東京市場では、NT倍率が取引時間中に13.53倍をつけ、4月12日(安値13.51)以来約5ヶ月半ぶりの低水準までの調整をみせた。背景には、24日と25日の当欄でも指摘した市場推計で約6000-7000億円規模とみられる株価指数連動型運用(パッシブ運用)での配当再投資に絡んだ物色のほか、9月30日の大引けに控える日経平均採用銘柄の入替が主因として挙げられよう。前者の配当再投資に絡んだ商いとして、市場では225先物に対して約1000億円強の買い需要が予想されているが、TOPIX先物への買い需要はそれを3-4倍程度上回る水準と観測されている。また、後者の9月30日に控える日経平均採用銘柄の入替においては、今回新たに採用されるエムスリー<2413>への買い需要捻出に伴い、225型銘柄を中心として発生する売り需要も同日引けにかけて発生する見込みだ。 これらの需給要因を背景に、足元で割安訂正の動きが続く自動車や金融セクターをはじめとしたTOPIX型銘柄(東証1部の中小型株を含む)が強含む展開は、来週初までは意識されやすいだろう。また、本日は配当・優待権利付き最終売買日というタイミングもあり、高配当銘柄や株主優待に妙味がある銘柄に対する権利取りの動きは後場も活発化するとみられる。 ■ドル・円は下げ渋り、底堅い日本株を好感 26日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株は上げ幅を縮小したが底堅さを維持しており、円売り基調がドルを下支えした。 ドル・円は、前日107円90銭近くまで強含んだ後は失速しており、本日アジアでは107円60銭台を中心とした値動き。日経平均株価が上げ幅を縮小したが、22000円台を維持し日本株高を背景とした円売りに振れやすい地合い。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、目先の日本株高継続への思惑から円売りは続きそうだ。一方で、米10年債利回りは前日海外市場から低下。また、米株式先物は軟調地合いが続き、積極的なドル買いは入りづらいもよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円60銭から107円79銭、ユーロ・円は117円86銭から118円00銭、ユーロ・ドルは1.0942ドルから1.0955ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ニックス<4243>、HAPiNS<7577>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はソフトバンクグループ<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・カプラン米ダラス連銀総裁 「向こう12カ月間でリセッション入りの可能性は低い」 ・オアNZ準備銀総裁 「何年かにわたり金利が低く推移することを確信」 「現時点では非伝統的な金融政策の方法は必要ない」 <国内> ・15:35 黒田日銀総裁あいさつ(全国証券大会) <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 18件
2413 東証プライム
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時価総額 1,031,637百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3668 東証プライム
550
9/27 15:00
-12(%)
時価総額 71,491百万円
スマホ向けゲームなどの開発・運営を行うエンターテインメント事業を手掛ける。魔法使いと黒猫のウィズ、白猫プロジェクトが代表作。投資育成事業も展開。ブリリアンクリプトトークンは上場地域の拡大等に取り組む。 記:2024/08/23
4243 東証スタンダード
730
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時価総額 1,696百万円
工業用プラスチック精密部品や工業用プラスチック機構部品、NIXAM応用部品、基板実装支援製品等の製造・販売を手掛ける。OA機器用ファスナーなどに強み。ソニーやトヨタ等が顧客。25年度営業利益率10%目標。 記:2024/05/02
4502 東証プライム
4,163
9/27 15:00
-82(%)
時価総額 6,587,011百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,861
9/27 15:00
-11,379(%)
時価総額 3,607,956百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
7,209
9/27 15:00
+309(%)
時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,441
9/27 15:00
+215(%)
時価総額 4,483,398百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,978
9/27 15:00
+64.5(%)
時価総額 6,037,725百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,751.5
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時価総額 44,890,687百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7577 JQスタンダード
220
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RIZAPグループ傘下で再建中のインテリア雑貨・生活雑貨専門店。PB拡充やEC販売を推進中。21.3期3Q累計はコロナ禍で売上減も経費削減で増益に。今4月にRIZAP傘下2社と統合へ。継続前提に重要事象。 記:2021/03/21
7974 東証プライム
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時価総額 10,451,857百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
3,082
9/27 15:00
+23(%)
時価総額 13,291,070百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
1,451
9/27 15:00
-30.5(%)
時価総額 19,272,175百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
2,954.5
9/27 15:00
-6,219.5(%)
時価総額 4,061,525百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9201 東証プライム
2,536
9/27 15:00
-3(%)
時価総額 1,108,597百万円
大手航空会社。航空旅客事業や貨物郵便事業、マイル/金融・コマース事業などを展開。LCCのZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパンなどを傘下に持つ。スマホ決済「JAL Pay」のサービス拡充図る。 記:2024/08/30
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17